新都社作家の小説の書き方アンソロ自慰
マス男編
小説の書き方
①素材集め
僕の書き方なんですけど、僕は小説を書く前々から色んな事を妄想しています。
その妄想をメモ帳に書いています。
「割礼」「一輪車」「おもしろ血液型選手権」「洗濯ものが乾かない恐怖」「シコ名」
「ギニアッ」「ケナフッ」「俺とお前と出世魚」「さだまさしだまし絵」
②つなげる
ある程度素材が溜まってきたらそれらを読み返してみます。
すると、欠片だった素材が一つにまとまっていくのです。
思考の流れは以下の様です。
「割礼かぁ……割礼割礼」
「一輪車か……そう言えば最近自転車漫画増えてきたな。一輪車小説ってのはどうだろう?」
「凄くシュールだな。一輪車で『弱虫ペダル』みたいな熱いやつが書ければ」
「そうしよう、んで、主人公は洗濯物を乾かさなければならないという強迫観念で一輪車を始めて……」
「よし、これならいける!」
「割礼いらねーわ」
③プロットにする
僕の場合は詳しいプロットは書きません。
大まかな流れだけ書きます。
・サトシは自転車に乗りながらオナニーするのが好き(とくに坂道を登るのが)
・だけどLOを読みながら自転車を乗ると手放し運転になってしまうことに気付く(交通ルールとの葛藤)
・そんなとき一輪車に目をつける(新たな活路)
・オナニーするために一輪車に乗ることを決意したサトシは一輪車部の戸を叩く(決意の表れ)
・しかしサトシの通う一輪車部は県内有数の名門で…
このときに最初に考えたアイディアが消えて新しいのができてしまう場合は多々あります。
④文章にする
僕は個人的に「刹那」とか「豪放磊落」とか「恣意的」とか「悉く」とか、そういった小賢しい単語が好きじゃないです。
なんか背伸びしてるみたいで、数年後読みなおしたときに頭が痛くなります。
だからそうならないように、いつも平易な文で書くようにしています。
まあ個人の好みですけどね。
それと、大抵初めに書いた文章はあまりきれいじゃないです。
何度も読み返して文章を書き込んだり削ったりしましょう。
僕の場合、推敲はもういいやっ☆て思うまでやります。
⑤投稿する
畳の上で正座して、粛々とコメントを待ちましょう。
来ない日もあります。けれど止まない雨はありません、多分。
しかしいつまでも、何も反応がなかったら……
思い切って新人賞に送るのも良いかもしれませんね。
新人賞に送る場合はレターパックがお勧めです。
出版社に直接手渡しできて、ちゃんと届いたか確認できます。
ヒキニートの皆さん。郵便局でそう頼む時は、緊張でうわずった声にならないよう注意しましょう。
でも、慣れ合いや自演でコメントをもらおうとするよりかはずっと素敵です。
⑥おわりに
学校や会社で自己紹介の時に小説書いていると言わない方が賢明だと僕は思います。
高校生の方は、小説家を目指して大学は文学部に入ると痛い目に遭うと思います。
このアンソロジーを立てたカスは漫画形式がおすすめとは言ってました。
が、ぶっちゃけ無視の方向で良いと思いますよ。ここ文芸だし。
カスの言うことを真に受けないでください。
パスは3.1415926535でした。