Neetel Inside 文芸新都
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思いつきで書いた話
電球爺

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 ぼくのおじいちゃんの頭は電球です。
 いつも、ピカピカで暗い所を明るく照らしてくれます。

 ぼくはお化け屋敷が嫌いです。
 だって、暗いよ。それなのに幽霊さんが井戸からでてくるんだよ?そして、「わー」って驚かされるんだよ?僕おしっこちびっちゃうよ。
 でも、お化け屋敷が大好きなお父さんに無理矢理連れて行かれます。
 お父さんはおしっこをちびらせる僕を見るのが大好きだからです。
 お父さんのいじわる……
 だけど、おじいちゃんがいます。
 おじいちゃんの頭がぴかぴかと光って、お化け屋敷を明るく照らしてくれます。
「おのれ……電球爺!」
 とお父さんがぼそっと独り言を言いました。

 翌日、おじいちゃんが行方不明になりました。
 不思議なことにお化け屋敷がぴかぴかと光っていました。
 ぼくはぴかぴかなら大丈夫です。
 お化け屋敷の井戸はぴかぴかに光っていました。

       

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