世界が狭くて、息苦しいと思ったのはいつからだろう。
木原伊吹は、すこし前からそんな事ばかり考えていた。テレビ、小説、ゲーム、どんな媒体を見ても、「世界は広い」とか「世界は美しい」とか耳障りのいい事しか言っていないが、伊吹は、「世界は狭いし、醜い」と思っていた。
家が、少し貧乏だった。でも、両親のおかげで高校に進学する事ができた。少し不自由はしているけれど、生きていくには困らない。そういう貧困。
当然、身形に気を使えないし、そんなに友達とも遊べない。そういう、ちょっとしたズレは、周りの友人達にとって大きな物だったらしい。
いつの頃からか、無視され始めた。それだけならまだよかったが、今度は聞こえる様、大声で悪口を吹聴される様になったし、生活費の為に体を五千円で売っていると言われたのが、伊吹にとっては一番辛かった。
それでも、両親が入れてくれた高校をやめるわけにはいかない。だから、くじけずに学校へ行った。どれだけ孤立しても、それは後二年の辛抱だと言い聞かせて。
だが、決定的な事件は起こる。彼女が折れない限り、それは止まらない。
イジメグループのリーダー、白川美雪に、放課後体育倉庫へ呼び出された。いつものイジメと違うその流れに、当然伊吹は警戒したが、それでも行くしかない。無視したら、もっと酷い事が待っている。
体育倉庫に居たのは、いつも伊吹をイジメているグループ——美雪を中心にした三人と、同じ数の男子生徒だった。伊吹の記憶では、美雪達と付き合っている男達。
そして、そこにもう一人いた。
彼はどう贔屓目に言っても醜かった。膨れた鼻、荒れた肌、脂肪を蓄えただらしのない体。油でべったりとした髪。それは、男子グループがいじめている伊吹のクラスメートだった。
「おらっ、行けよ」
男子の一人が、醜い彼の尻を蹴飛ばし、伊吹の前に押し出した。彼は小さく唇を動かすと、伊吹を押し倒した。
それだけ接近して、初めて彼が「ごめんなさい、ごめんなさい」と言っているのを知った。
これから何をされるのか、伊吹は理解した。
「いやぁああぁああぁぁぁぁッ!!」
喉が壊れるような叫び。それを聞いて、周りの男女は笑っていた。息を荒くしている醜い男は、ベルトが緩み切っていない内からズボンを勢い良く降ろし、伊吹のスカートに手を伸ばした。
露になる肌。醜い男は、興奮している様だった。謝罪の言葉に意味など無く、伊吹は性器を挿入されながら、美雪達の言葉を聞いていた。
『そいつ、アンタの事かばったんだよ』
『自分だっていじめられてるくせにさぁ』
『かっこつけてたっていうか?』
『でも、結局こうなった』
『いいとこみせてヤりたかっただけなんだねー』
『処女喪失おめでとー。あれ、売りやってるから処女じゃないんだっけ?』
醜い男が放つ性の迸りを、顔にかけられながら、思った。
どうして、こういう事になってしまったんだろう。
私は何もしていないのに。どうして。
もう嫌だ。生きていたくない。
でも、このまま死にたくはない。
伊吹は、死んだ様に、気絶した。
■
ばしゃん、と何かが弾ける様な音がして、肌にしみ込む冷たさに驚き、伊吹は目を覚ました。
「あ、起きた」
そこはまだ体育倉庫だが、美雪達はいなくなっていた。代わりに居たのは、三人の少女だった。どうやら伊吹は水をかけられたらしく、水をかけたのは、小学生くらいの少女だった。
幼く見えるが、何故か伊吹と同じセーラー服に身を包んでいる。つややかな黒髪は朝日に照らされる清流を思わせ、前髪が揃った姫カット。利発そうに釣り上がった瞳は、やんちゃな猫を思わせる。
どうやら、伊吹に水をかけたのは彼女らしい。
「やっぱ気絶した人間に水かけると、一発で起きるんだねえ」
ニヤニヤと笑う黒髪の少女。
「あぁ、安心なさってください。汚れは拭き落としましたから」
黒髪の少女の後ろで、金髪を三つ編みにして、肩に乗せた少女が優しく笑っていた。彼女も伊吹と同じセーラー服を着ていて、三人は伊吹と同じ学校の生徒であることがわかった。
だが、彼女の『汚れ』という言葉に、伊吹は自分が汚れたという事を思い出し、血の気が引いた。
「……顔が青いぞ、どうした」
淡々と、抑揚の無い声で呟く、適当にハサミを入れたとしか思えないような茶髪ショートカットの少女。スレンダーだが、筋肉質なのが窺える足を伸ばし、下駄箱の上に腰を下ろしていた。
「あ、そ、の……あの……」
「ちょいちょい、火種! どうしたなんて、聞かないの!」
姫カットの少女が、茶髪ショートカットの少女——火種と呼ばれていた——を怒鳴りつけた。
火種は、少ししょんぼりした顔で、「すまない」と伊吹に頭を下げた。
「い、いえ……」
それ以上なんと言っていいかわからず、伊吹も火種も黙ってしまった。だが、こんな状況で黙っていていいはずがない。伊吹は、何か喋らなくてはと思ったが、先ほどの光景ばかり頭の中で思い出されて、胃の中の物が口から出た。
「お——ぇっ……ごほっ、ごほっ……!」
「うおっ!」
一番伊吹の近くにいた姫カットの少女が、驚いて飛び退いた。
「ほらぁ! 火種が思い出させる様な事言うから!」
「すっ、すまない。責任もって、片付けよう」
跳び箱から飛び降り、火種はきょろきょろと辺りを見回す。
「あぁーもう! これに水汲んで来い!」
姫カットの少女は、火種に先ほど伊吹に水をかけるのに使ったバケツを突き出す。
「わっ、わかった」そのバケツを受け取り、走り出す火種。
「あー、それとデッキブラシもだぞー!」
と、火種の背中に呼びかける。そうすると、用事が無くなったので誰も口を開かなくなる。だが、この状況で黙っていられるほど、ここに居る人間は面の皮が熱いわけではない。事実、伊吹が口を開こうとした瞬間、姫カットの少女が先に口を開いた。
「じ、自己紹介しよっか。あたし、月島雅」
姫カットの少女——雅は、隣に立つ金髪の少女を見る様、片手で伊吹の視線を促す。
「それでこっちが、金沢縁」
「わ、私は……木原伊吹、です……」
雅と、そして縁の自己紹介を聞きながら、伊吹は今の状況がわからなくなってきた。自分の純血、尊厳、生きる為に大事な物は、すべて美雪達に踏みにじられたはずだった。しかし今は、まるで入学式の日みたいに初対面の人間と気まずい思いをしている。
先ほどの事は悪い夢だったのかとさえ思えるが、この場にいる事が何よりの証拠であり、伊吹の心は現実と想像の間をふらふらとしていた。放っておけば、どこへでも流されて行きそうなほど頼りない。木の葉の様ですらある。
そこへ、火種と呼ばれた少女が戻ってきた。
「おーい雅! 持って来たぞ!」
水がたっぷり入ったバケツとデッキブラシを持ち、火種は伊吹の吐瀉物を嫌な顔一つせず片付けて行く。
「この子は、穂村火種」
雅から、デッキブラシを手慣れた様に扱う少女の名前が穂村火種である事を説明され、伊吹は「どうも……」と小さな声で言うのが精一杯だった。
火種は「よろしくっ」と微笑む。
「……大変だった、みたいだね」
そう言って、雅が伊吹を抱きしめた。その行動に、伊吹は泣きそうになった。私はもう汚れた。きっと自分だったら、触りたくもないような状態なのに、この子はなんのためらいもせずに抱きしめてくれた。そう思うと、伊吹の目から涙がこぼれた。
「……わ、わたしっ、汚れ、汚れて……」
「大丈夫。……ごめんね、私の方が、汚いから」
雅は伊吹から体を離し、まっすぐと伊吹の目を見据えた。
「そうです、伊吹さん。……あなたより、私たちの方が汚れているんです」
「あぁ。気にする事はない」
そう言って、縁と火種も、伊吹の肩に手を置いた。こんなになってしまった自分の体を触ってくれる。それだけの事が、何故か嬉しかった。だが、それと同時に、不信感もあった。この三人が、美雪達の様にならないという保証なんて、どこにもないのだから。
「な、何が目的なんですか……。私に優しくして、何が……!」
震える唇で、伊吹はできるだけ気丈に振る舞った。しかし、その顔は青ざめているし、まるでライオンを前にしたシマウマの様でさえある。
「……目的、ね。別にないって言ったら、嘘になる。でもさ、きっと伊吹にとって、いい事だよ。ねえ伊吹。私たちのクラブに、入らない? 『クラブ・メメントモリ』に。……あなたをこんな目に遭わせた連中を、殺してやりたくない?」
雅が、手を差し出した。
その手は、どう聞いても悪魔の手だった。この三人が、どういう集まりかはわからないけれど、非人道的で、法律に反する事くらいはわかる。
「人の尊厳を踏みにじるヤツは、殺してもいいんだよ」
その言葉は、きっと今、伊吹が最も聞きたい言葉だった。優しい言葉をかけてくれるなら、悪魔でもいい。
優しく抱きしめてくれるなら、悪魔でもいい。
「伊吹が仲間になってくれたら、嬉しいよ」
必要だと言ってくれるなら、悪魔でもいい。
人間は、伊吹に残酷だったから。
伊吹は雅の手を取った。
悪魔の方が、人間より優しいから。
■
夜の繁華街。美雪達が通う学校から近場にある、夜も賑わう場所。少し品の無い生徒達は、夜が最も明るいこの場所に溜まっている。美雪達のグループ三人と、その彼氏達三人。そして、今日伊吹を襲った醜い男三人で、ファミレスにいた。
「伊吹のやつ、最後の方は面白かったわね」
美雪の言葉に、女子二人は「わかるー」と言いながら笑っていた。
「最後の方なんて半分意識なかったのかもねー。突いても虚ろな目をするだけだし」
手下(美雪は心の中でそう呼んでいる)一人が、そう言うと、場は和んで、少し笑いが起きた。
「っていうかさぁ、俺らにもヤらせてくれよ。なんでこいつだけなんだよ」
男の一人、茶髪の坊主頭とピアス。そんな厳つい風体をした男が、醜い男を指差した。
「ダメだよぉ。伊吹なんて相手にしたら病気になっちゃうよ。あの子、五千円で自分の体売ってるんだもん」
手下の一人が、そう言って坊主頭の男の肩に寄りかかる。自分が考えた嘘を、まるで本当の事みたいに話すその口調に、坊主頭はまた笑った。
「つってもよぉ、伊吹って子、血ぃ出てたじゃん? お前らも酷い嘘吐くよなぁ」
「いいのよ。伊吹なんてこれくらいしなくっちゃ」
そんな話題で、彼女らは盛り上がった。内容さえ無視すれば、それはどこにでもある、不良生徒達の集まりである。
ファミレスでだべる事にも飽き、美雪達は醜い男に全額支払わせ、カラオケにでも行こうという事になった。
繁華街を歩きながら、毒にも薬にもならない、他愛のない話をしながら、彼らは固まって歩く。
そこへ、
「こんにちわっ」
彼らの前に、派手な恰好をした火種が立ちふさがった。水色のチューブトップに、デニムのホットパンツと白いパンプス。健康的な肢体がすらりと伸びる彼女の衣服に、男達四人は目を奪われていた。
そんな視線に敏感な美雪達三人は、「なによあんた」と警戒心を露にした強い口調で火種を威嚇する。
「なんだよぉ。そんな怖い顔しないでよ。いい遊び場があるから、誘いに来たのにさぁ」
見れば、彼女の顔は紅潮していた。どうやら酒を飲んでいるらしく、口調も足取りも頼りない。
「遊び場って、何よ?」と、雪子は自分の彼氏の腕を取りながら言った。
「クラブ。今、金持ちの友達がさぁ、貸し切りにしてるんだ。でも思ったより人が集まんなくって、つまらないから、誰か集めようって思って。来ない? ドリンク飲み放題だし、ハーブとかあるよ」
その言葉に、彼女達の心が揺れた。未知への好奇心が、彼女らを駆り立てる。
「え、でも、それって法律違反じゃ……」
醜い男が、そう言った。まるで水を差すように。男の一人、まるでホストみたいに前髪を降ろした男が、醜い男の尻を蹴っ飛ばした。
「何萎える事言ってやがんだよ今更。大体お前、レイプやらかしてんだろうが」
「そ、それは……」
「お前も来るんだよ。オラ、行くぞ」
六人の内で、考えている事は一致していた。まずはこいつにハーブを使わせて、何事もないなら私たちも使おう、と。
そうして、彼らは火種の案内で、近くのクラブ、「メメントモリ」へと向かった。
目立たない、路地裏の奥にあるそこは、ネオンの看板の下に伸びる地下への階段があるだけで、確かに簡単に貸し切りにできそうだな、と美雪は思った。
火種が観音開きの、分厚いドアを開ける。七人はそこへ入る。だが、大きな薄暗いダンスフロアが広がっているだけで、そこには三人の少女しかいなかった。
二人に見覚えはない。だが、一人は確実に見覚えがあった。
「伊吹……」
美雪は、その名前を呟く。今日の昼間に見た、暴力を振るわれて人間を恐れる様になった子犬みたいな表情ではない。瞳の奥に決意の炎を覗かせていた。
「ようこそ、クラブ・メメントモリへっ!」
雅が両手を広げて、笑顔で叫んだ。
そして、後ろから聞こえるがしゃん、という金属音。振り向くと、火種が扉に鍵をかけていた。
「てめぇ! 何やってんだ!」
ホスト風の男が、火種に殴り掛かった。だが、火種はローキックで彼の体勢を崩して、背丈によるハンデを埋めた後、ハイキックでその顎を抉り、鮮やかに倒してみせた。
「無駄だよ、無駄ー。その火種は、格闘技のスペシャリストだよ。アンタらが束になっても敵わないよ」
雅の言葉に、火種は「スーパーヒーロー目指してます」と真面目な顔で言った。
「なんだよ、何が目的なんだよ!!」
手下の彼氏、坊主頭の男が叫んだ。
「目的ぃ? あのさぁ、そんなの決まってんじゃん。あんたら相手に用なんて、殺しに来た以外にないじゃん。縁ぃ」
指を弾いて、音を鳴らす雅。
「はい」
縁は微笑みながら、持っていたコンバットナイフを火種に放り投げた。それを受け取り、走り出す。
美雪と、醜い男以外の五人は、全員火種によって首元を切り裂かれて倒れた。
「ひ、人殺しなんて……! そんな事していいと思ってるの!?」
美雪は、叫んだ。
隣の醜い男は震えているだけで役には立たなさそうなので、美雪は必死にこの状況をなんとかしようと叫ぶ。腕っ節では火種に勝てないし、そもそも火種が強くなくても、この人数相手に頼りない男と二人では何もできない。
「イジメなんてしていいと思ってんの?」
雅の言葉に、美雪はさらに熱くなった。
「だからって卑怯でしょ! 他人を呼んで来て!」
「あんたのが卑怯でしょ。伊吹から全部聞いた。多勢に無勢で。卑怯者に卑怯なんて言われたくないっての」
「だからってここまでする!? 私達はたかがイジメよ! 人を殺していいと思ってるわけ!?」
「思ってるよ」
雅の言葉に驚いたのは、美雪だけでなく、伊吹もだった。迷う事なく、あっさりと、人は殺してもいいのだと。
「人の尊厳を踏みにじる様な、魂が汚れた人間は殺してもいい。私たち、『クラブ・メメントモリ』は、人の尊厳を奪った人間を殺す集まり。……火種」
雅の言葉に、火種が動く。手に持っていたコンバットナイフを、雅に差し出した。
「え、まさか、私に……」
「うん。あの二人は、伊吹が殺しなよ」
微笑む雅。
「伊吹、私たちは、あなたに『クラブ・メメントモリ』に入ってほしいと思っている」
神妙な顔で頷きながら、火種は言った。
「人の尊厳を、死ぬ事を垣間見たあなたなら、『クラブ・メメントモリ』に入る資格があります」
そう言いながら、軽く頭を下げる縁。
悪魔の誘い。けれど、優しい。
彼女達の役に立ちたいという想いが、植物みたいにその言葉を水として捉え、育って行く。
しかいそれ以上に、伊吹の中で育つ一つの感情。
殺しを目の前で見た事による高揚感。
腹の奥で、何かが包まれるような熱を帯び、たまらず、伊吹はコンバットナイフを手に取って、美雪へと近づいて行く。
「ちょ、冗談、でしょ……。私達、友達だったじゃない!」
ナイフが届く距離。伊吹は、先ほどの雅を真似するみたいに、微笑んだ。
「今でも友達だって言ってくれたら、殺さずに済んだかもね」
ひゅかっ。
間抜けな音。自分の肌と、喉が切れる音。
天使みたいに微笑む伊吹の顔。
それが、美雪の最後に知覚した光景だった。世界は優しそうに見えて、残酷な物だったと、その瞬間に彼女は気付いた。
もっと早く気付いていたら、彼女は死ななかったし、伊吹が苦しむ事も、きっと無かった。
美雪の喉から飛び散る返り血を浴びて、伊吹は次に、醜い男へと歩み寄って行く。
「ひっ!」
自分が乱暴を働いた相手だと言うのに、彼は伊吹を恐れていた。
「ご、ごめんなさい、あんな事、本当はしたくなかった……!」
そんな事を捲し立てながら、丸くなる彼に、伊吹はしゃがみ込んで、また微笑む。
「私を庇ってくれたって聞いた時は、嬉しかった。……でも、あんな事するなら、庇ってくれない方がよかったよ」
丸くなった彼を正面から刺す事ができず、伊吹は首の裏側を思い切り刺した。
「くぇ……ぇぇぇ……」
正面から首を切った時に比べて即死というワケにはいかなかったのか、そんな悲鳴が聞こえて来た。
二つの命を奪い、伊吹は笑った。
「あはっ、あはは、あはははっ」
「……どう? 初めて人を殺した感想は」
雅から声をかけられて、伊吹は振り返った。
血に染まった顔で、伊吹は一言、
「汚れるのって、楽しいね」
紅い紅葉の短編集
クラブ・メメントモリ(殺し屋女子高生集団)
クラブ・メメントモリ
女子高生のゆるふわ日常モノ書こうとしたら、「逆に、女子高生が集まって、笑いながら人殺ししてる話っておもしろそうだな」って思ったので書きました。
長編化しようと思っていたので、ここからなんかありそうですが、最近復讐劇ばっかり書いてるので、なんかやめとうこうかなって思いました。そろそろコメディ書かないと、コメディのコツ忘れそうで……。
メメントモリは、ラテン語で『自分がいつか死ぬ事を忘れるな』という意味で、イメージソースは『BUCK-TICK』の同名曲『Memento mori』から。どうせ人間遅かれ早かれいつか死ぬんだから、前向きに生きてけ的な意味で、今作もそういう感じのテーマです。どうせ死ぬんだから法律なんてカンケーねえじゃんっていうノリ。最後の一言は結構お気に入り。
女子高生のゆるふわ日常モノ書こうとしたら、「逆に、女子高生が集まって、笑いながら人殺ししてる話っておもしろそうだな」って思ったので書きました。
長編化しようと思っていたので、ここからなんかありそうですが、最近復讐劇ばっかり書いてるので、なんかやめとうこうかなって思いました。そろそろコメディ書かないと、コメディのコツ忘れそうで……。
メメントモリは、ラテン語で『自分がいつか死ぬ事を忘れるな』という意味で、イメージソースは『BUCK-TICK』の同名曲『Memento mori』から。どうせ人間遅かれ早かれいつか死ぬんだから、前向きに生きてけ的な意味で、今作もそういう感じのテーマです。どうせ死ぬんだから法律なんてカンケーねえじゃんっていうノリ。最後の一言は結構お気に入り。