うおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオ大オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どっかアアアアアアアああアアアアアアアボオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
こおうして第三次世界大戦は終わった。
しかし中国で使われた複数の化学兵器が黄砂と一緒に風にのってきた影響で日本では超能力者がうまれるようになった。
その事実は世間には伏せられつつもまことしやかにインターネットのアンダーグラウンドや低俗メディアで話題になっていた。
それがら一年後。
俺は神野聖剣(かんの ぶれいど)、学園都市の天使(えんぜる)中学、通称エンチューの二年だ!
どこにでもいる感じの変哲のない中学生だが実は超能力者で火を操れる!
だけどいまどき火なんてな~原始時代ならいざしらずライターもコンロも使える現代じゃこんな能力キャンプですら役にたたねーぜ!
両親は二人とも単身赴任してるから家にはいない。がらんとしたマンションで一人暮らしだ!ちらかった部屋でテレビをポチっとつける。
「うおおおおお許さないぞデスワルイダー!俺の必殺メガファイアをくらえ!!!!!!ドボオアアアアアアアアアアなぜだー!!!!!!!」
どうやら子供向けテレビゴーゴーファイレンジャーのファイアマンが敵を倒すシーンだったらしい。炎をすごい勢いで出す技って一見派手で凄そうに見えるが、現実だったら鉄砲でも爆弾でも使ったほうがずうっと効率が良いんだよな。
昔の戦争じゃあ火炎放射器を使ってて戦車とかにもついてたらしいけど今じゃ廃れたのはそういうわけだ。
俺のせっかくの超能力もこのまま現代社会じゃ役に立たなくて、世間のへーぼんなサラリーマンとかとして歯車に組み込まれちまうのか?
ぴんぽーん!
そんなことを考えてきたら誰かきた。いや、来るのは一人しかいない!
「ぶれいどー!入るよ!」
「もうはいってるじゃねーか!」
クラスメイトで幼馴染の伊集院ミカエル翡翠(るびい)だった。こいつとは小六の頃に知り合った。ドイツ人とイギリス人と日本人のハーフで金色の髪が透き通っていて目は青と緑のオッドアイだった。こいつは黙ってれば美人なんだけど俺に色々ちょっかいを出してくる面倒なやつだ!!
そして俺が超能力を使えることを両親以外に知ってる数少ない奴でもアル。
「ブレイド!掃除してあげたばっかのにもうこんなに汚して!」
「うるせー!こっちのほうが色々面倒がないんだよ!」
こうして学校にいった。昼休み屋上。
「授業なんてクソったれだぜ!俺は社会の歯車になんてなりたくねえ!」
「だけど勉強しないで将来するつもりなの?」
「うーん確かに。俺はこれといって才能もないからなあ。運動は出来るけどだからってプロで通用できるほどじゃないし」
俺は頭をかかえた。
「ブレイドくん、君には人にはない素晴らしい才能があるじゃないか」
「誰だ!!!」
そこにいたのは銀髪の謎の美少年だった。エンチューの制服を着ているが見たことがない顔だ。
「僕はキース。ってことにしとこうかな。君もこういうことできるんだろ?」
キースとなのったそいつが手のひらをかざすと、そこから光る何かが次々とぼろぼろと地面に落ちて割れた。
あれは・・・・・氷?
「ブレイド・・・!あれってあなたと同じ・・・・・!?」
翡翠がいった。俺は翡翠を背後に庇った。
「どうして俺の名前を知ってる!?」
「君のことは色々調べさせてもらったんだ。君も出来るんだろ・・・・こういうことが。見せてくれよ」
「断る!それに・・・出来たとしたらどうなんだ。それが何かの役に立つとは思えないけどな」
俺は最初からキースから何か違和感を感じていた。それが敵意だとわかつた。
「君はまだ自分の能力の価値に築いていないだけさ。どうしても見せないというなら!!!!」
キースが手をふると氷の手裏剣が出てきて飛んできた!!!やばい!!!!!1あれはやばいかんじだ!!!!!
俺は翡翠をかばってとっさに伏せた。
ボかああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン
外れた氷の手裏剣が貯水タンクに命中して爆発していた。そう、貯水タンクの氷が全部凍ったのだ。
水は凍ると容積が増加するのだが金属は減るので、水で満たされた貯水タンクが小さくなりその容積にたえられなかったのだ!
「あぶねえ!なんてことしやがる!あたったら確定で死んでたぞ!」
「わざと外したのさ!君が能力を使いやすいようにね!さあ次はその女にあてるぞ!」
ひゅばああああああああああああああああ
今度は特大サイズの氷の槍がとんできた!!!
「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああ」
俺はきれた!!!
「いおオオオオオオオうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びゅばーキラキラリン!ゴオオオオオオオオオオ
天高く火の火柱が雲をつくぐらいまであがったと思うと俺の周りが火炎で包まれた!それで氷の槍が一瞬でとけ水も蒸発した。
周りの火はすぐに収まって六つの火弾になって俺の回りをぐるぐるとまわっていた
「凄い!これほどの力の持ち主だったとわ!今まで炎を操る能力者は何人か見てきたが君ほどのやつはいないよ。槍を溶かすまでならともかく水まで一瞬で蒸発させるとは期待以上だ」
「キース!お前は俺を怒らせちまった、これ以上翡翠を怖がらせるなら怪我じゃすまない怪我をさせるぞ」
「いや、今日はこのへんにしとこう、僕は君と争うなって上からもいわれてるからね」
「上!?上ってなんだ!!」
「そろそろおいとましとくよ、それとも続きをするきかい君の火柱をみて集まった人がすぐに集まって君も困るよ?」
「!?」
俺が一瞬目を話した隙にキースは屋上から飛び降りた。自分で作り出した氷の坂を氷のアイススケートシューズで滑っていった。
「なんだったのかしら」
翡翠が俺にいった。
「わからない。だが、何かがはじまるのはたしかだ」
俺は翡翠とともにその日は早退した。
これが大いなる戦いの大いなる幕開けだとはまだしらなかった。