００。 Cauchemar

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　酷く嫌な夢を見た。

　僕の家族が乱暴される夢。

　その光景に僕は手も足も動かなかった。

　当然声も出なかった。

　それが夢の所為なのか、それは分からない。

　それでも僕はその状態をただ見ているだけだった。

　暴漢を傍観していたのだ。

　でも本当は僕の家族じゃなかったのかもしれない。

　だってそれ程まで原型を留めていなかったから。

　そんな、吐き気のするような夢。

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sage

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