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登場人物

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私 アモン・ダイン アレス・フリード (年齢不詳)
 この物語の主人公。”わたし”の目的を果たすため人間達を対立させ、技術の発展を促す。人間では到底ありえないほどの知覚能力、運動能力を備え、自在に姿を現わしたり消したりできる。人間としての感性をわずかながらも備えている自分に悩み、不安に感じている。

モルド・ラードラット(26)
 通称双斧(そうふ)のモルド。2本の斧を巧みに操り戦場を駆ける腕利きの傭兵。一見力任せな戦い方に見えるが、その戦闘技術はかなりのもの。修行と出稼ぎ、そしてツケの支払いから逃げるために3年間放浪していたが、今はクレスト皇国に戻ってきている。実は宿屋兼飯屋スマイリーの看板娘ラナに気があるが、恋愛方面では臆病なため、なかなか言い出せずにいる。

ラナ・サヴェージ(22)
 ふっくらした体型と大きな目がチャームポイントな宿屋兼飯屋スマイリーの看板娘。モルドの幼馴染でキレると傭兵業の客ですら恐れ戦く程の怖さ。厳つい男達は見飽きているため、優男が好み。

ラドール・F・リーデン(8)
 後のラドルフ。
 実家から命からがら逃げ出し、行き倒れていた所をアレスとモルドに拾われる。父親である炎狼に半ば虐待に近い教育を受けており、人の命令に基本従ってしまう癖がある。
 コトダマ使いとしても落ちこぼれのため、戦闘能力は年相応。

ベスタリオ・ブレイズ(27)
 リーズナ―の研究員の一人でダンテリオの兄。しかし研究員とは名ばかりでまとめ役としての仕事ばかり請け負っている。本人も研究者としてより、そういった仕事の方が向いているという自覚はあるらしく、コツコツと実績を積み上げて室長補佐を任されるまでになった。ダンテリオにはべス兄さんと呼ばれている。

ダンテリオ・ブレイズ(25)
 リーズナ―の研究員の一人。リーズナ―の中でも指折り優秀な研究員であると同時に癖の強い人物。ガリガリの体と不健康なまでに白い肌の眼鏡男。少しでも興味を持った事柄はどんな手を使ってでも調べ抜く性質だが、一度調べつくすと一気に興味を失う。極度の変人で周りを一切気にしない性格のおかげで周囲からは距離を置かれてはいるが、研究者としての実力は確かなのでリーズナ―での発言力は兄であるベスタリオと同じかそれ以上。ベスタリオにはダンテと呼ばれている。
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