俺の名前はミハエル。
しがない大学生だ。
今は前期試験期間。
更に明日7月26日に4つのテストがあり、そして明日が提出日のレポートを一つ抱えている。
正直に言おう。こんな事している場合じゃない。
今まで好き勝手小説書いてたから本当に何にもしていない。何にもだ!
やばい! だが、今尚現実逃避するこの俺の指はキーボードを叩き、その焦燥感がかつて無いスピードでこのチラ裏日記の記述速度を加速させている。
ちなみに明後日は物理のテストだ。速度は変位ベクトルの時間微分、加速度は速度の時間微分だ馬鹿野郎!
レポートは今日、大学の図書館で資料をコピーしてきたから、何とかなるが、何とかする気が一向に湧かない。
だから!
この場を借りて説明させて頂きたい!
課題はこれだ!
――“顎”の起源!!!!
どうだ! ちょっとは興味があるだろう? 俺はない! くそ!
脊椎動物の初期、脊椎さえ持たない原始的な生物が居た、それはピカイアさん!
ピカイアさんは脊索という神経の束を背中に持ってるえらい人!
ちなみに昆虫はお腹に神経があって、背中に内臓があるぞ! 心臓も背中だ!
ほんでもってピカイアさん進化!
(魔方陣に乗ってぐるぐる回るよ!)
――ナメクジウオ!!!!!!!!!!!!!!!
(ばーん)
って言っても、魚でもナメクジでもないんだよねコレガ。
無学類……ってそれ俺じゃないか!
違う! 顎が無いで顎無類!
あごなしゲンさんと同じ類だ!!!!
(ゲンさんがナメクジウオと同種である事実は、現在分類学的に最も支持されています)
ナメクジウオは口が歯ブラシで、土をそのブラシで腰とって
……濾しとって、何かを食べて生きています。
更にナメクジウオ君も超・進化!!!
(はーい中華テーブルに乗ってぐるぐる回るよ!)
――ヤツメウナギ!!!!!!!!!!!!!!!!
(どーん)
出た! 援交類!!!!!!!
次第にヌルヌルしてくる感じがしますが……
そこは置いといて(粘液なだけに!)
(うまい!)
円形の口を持っているから円口類と呼ばれています。でも顎無類の一種です、残念。
ぐぐってみ? やばグロいよ。 口が。
吸盤状になっている口で魚の皮膚に張り付いて寄生して、口の生えてるヤスリで皮膚を削って血を飲みます。怖いねぇ。
更にさらに! ヤツメウナギ殿、テラ進化!!!
(浅田真央ちゃんに触手状のウナギが乗ってぐるぐる回るよ!)
――顎口類!!!!!!!!!!!!
やっと顎が出来ます。こっから魚って呼べる感じです。
板皮網や棘魚網は直ぐに絶滅して、軟骨魚網(サメ、エイ)と恍惚漁港が現在残ってマウス!!!
はい質問!
はい何でしょう!?
はい顎は何で出来たか説明されてません!
顎はピカイアやナメクジやヤツメさんが持ってたエラ骨が途中で進化して、
|が>になって顎の骨になりました。
だから、上顎と下顎は両方とも上下別々ではなく、左右二本一対のエラ骨から産まれた骨です。
犬とかは顎の中央がくっ付いてないのは、そういう訳なんです。
エラが張ってる人、という表現は的確です!
っていうのを今からまともな文章構成で書かなくっちゃならない。
やだ!
以上、現場のミハエルでした。