先生たちが!/単なる読者
後ろで爆発が起こった。俺は驚いて振り返った。
すると新都社では、
只野空気は空気なだけに目に見えなくなっている!
顎男はこんなときでも札を数えている!
はまらんはアンアンもだえている!
山下チンイツははだけている!
崩条リリヤは燃え散った朝顔に水をやっている!
シブクは槍に刺さっている!
ひょうたんは、ひょうたんは……!
リス園は案の定何処かへ吹き飛ばされている!
坂は防空壕という名の風俗店へ駆け込んでいる!
池戸若葉は爆破時刻をメモっている!
ところてんは熱で溶けている!
エクレアは何やらまほーを唱えている!
和田駄々は何かと一戦交えるべく作戦をねっている!
カフェオレはおでこが腫れている!
織姫はどさくさに紛れて色々盗んでいる!
岩倉キノコは髪が逆立ってアフロになっている!
橘圭郎はこんな時でも無傷だ!
猫瀬は何も動じていない!
プロトコルはふっ飛んでった雄っぱいのブラを探している!
G.Eは爆風が強すぎてモロパンになっている!
いそは空中戦へ挑もうとしている!
来流衣魚マスカは助けを求めている!
藤原諸現象は全力で前へこけている!
とまあ、こんな具合で作家たちが大変なことになっていた。
おしまい
(敬称略でした)
参考資料:新都文藝更新欄 ニートノベル更新欄 文藝カタログ 俺的作家先生らのイメージ