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逢いたくて震えはしないけれどもさ、着信を待つパブロフの犬
時折に心が折れてしまいそう、すぐワープしてこっちに来てよ
布団を奪い丸くなるの、貴方から侵入されたいから、わざと
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赤色のながめが綺麗垂れ落ちる体液絡め大人となった
雨音で掻き消したのはあがる声、どうかそのまま激しくふって
手篭めにし、君を奪ってただ願うストックホルム・シンドロームを
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売国奴そんな右よりじゃないけど永田町で唾を吐く夜
自分だけ繊細なのね、人のこと平気で壊し傷つけるのに
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夕暮れに溶け消えるのは君の青、夢を失う闇の始まり
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染み付いて消えない匂い君を待つ孤独の歌を唄う浮舟