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シブク先生へのインタビュー

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記念すべき第一回目のインタビューは「シブク」先生でした。

「剣と槍。抱くは大志」
「剣と槍。受け継ぐは大志」

といった渋い歴史大河小説を書いてらっしゃいます。


シブク:こんばんは~

後藤健二:おお、こんばんは! 今日はお忙しい中、お時間とって頂いてありがとうございます。

シブク:いえいえ、こちらこそ。何とか活性化に繋がると良いですね。

後藤健二:今日はインタビューということで……こういう試みは初めてなので、少しぎこちないかもしれませんが、よろしくおねがいします。ですね~活性化させたい、ほんとにw

シブク:なんでか、小説の方は軽率に扱われてますよね。

後藤健二:そうですよねぇ、漫画に比べるとコメ率が少ないのは仕方ないですけど。

シブク:そもそもユーザーの数が違うんだろうな、やっぱりw

後藤健二:でしょうねw では、いろんな質問が来ていますが。まずは私からの質問でも軽くしたいと思いますが、よろしいでしょうか?

シブク:はい、宜しくお願いします。

後藤健二:まず、定番の質問なんですが、新都社と出会ったきっかけは?

シブク:うーん、なんだったかなぁ。覚えてないですw 実は結構、前からサイトの存在自体は知ってました。

後藤健二:そうなんですか~ 剣と槍。抱くは大志の初連載っていつごろなんでしょうか?

シブク:2010年の6月か7月か、その辺りだったと思います。

後藤健二:おお、かなり前からなんですね~

シブク:そうですね。こんなに長く書き続けてる自分にちょっと驚きです

後藤健二:文藝は3カ月に1回の更新ペースでもいいのに、剣と槍。シリーズは今のも含めて、かなりコンスタントに書き続けてらっしゃいますよね

シブク:確かにそういう人も居ますね<3か月に1回の更新ペース

後藤健二:WEB小説はある日ぱったり更新がなくなっちゃう事がざらだけど、シブク先生の場合はそういう心配がなさそうなので、読者としては安心でしょうね

シブク:長編ものは、やっぱり断続的に書いていかないと、この展開はなんでこうなってんだ?とか、このキャラ誰?って事になりかねないので、更新ペースには気を配ってます。

後藤健二:おお、素晴らしい!

シブク:でも、疲れてたりすると、やっぱり書けないんですよねw

後藤健二:剣と槍。シリーズ前からも、小説自体は書いてらっしゃったんでしょうか?

シブク:書いたというのか、いわないか。UPはしてないけど、書いたりはしてました

後藤健二:なるほど……例えば、影響を受けた商業の作家さんとか、好きな作家さんはいらっしゃいますか?

シブク:影響を受けたのも、好きな作家も北方謙三さんですね

後藤健二:し、渋いw 大御所ですね

シブク:ですね~w

後藤健二:そういえば、ペンネームの由来とかは……?

シブク:単純に渋い小説になるかもしれない、と思ったので、渋く→シブクでした

後藤健二:なるほどw 実際とても名は体を表すって感じで、渋い小説になっておりますw ここらで、読者からの質問を一つ挟みたいと思います。

★シブク先生、歴史上で好きな武将は誰ですか? 今後手を出していきたいジャンルは?

シブク:これ難しい質問なんです

後藤健二:と、言いますと……?

シブク:絞り込みが難しい……ただ、今、良いな~と思っているのは、三国志に出てくる王平って武将です

後藤健二:なるほど(知らない!) どんな武将なんでしょうか……?

シブク:そんな有名ではないのですが、元々は魏の国の武将だったのですが、蜀に投降して街亭の戦いって時に、活躍した武将です。将軍なのに字が読めないって特徴があるんですけど、それでも言ってる事は筋が通ってたみたいで、地頭が良いタイプの人です

後藤健二:なるほどー 有名どころじゃないけど、地味に兵に慕われてそうな人物ですね

シブク:街亭の戦いでググると、何かしら王平について分かると思います。勇猛果敢で良いなぁ、と今は思ってます

後藤健二:その三国志関連でもう一つ質問がきています

★なんか前に、コーエー三国志のようにキャラクターの能力値乗っけたいみたいな話してませんでしたっけ? できたら見たいです

シブク:いやーこれ見た時はビックリしました これ、割と昔の話だったんじゃないかなぁ

後藤健二:それだけ昔からのファンがついているってことでは? うらやましい……w

シブク:ありがたいことです! 実はお遊びで作ってるんです。でも、作品のそれとあまり整合性が取れてないので、UPは難しい、と思ってお蔵入りしてますw

後藤健二:なるほどww でも、キングダムってヤングジャンプの漫画があるんですけど、あれも単行本で三国志みたいな武将ごとの能力値出してたりするけど、あんまり整合性取れてないかも?って、2chのスレでさんざん突っ込まれてますw

シブク:あははw あぁいうのってやってみると難しいんですよ!

後藤健二:でもファンはそれについて語るのは好きみたいですから、気にせずUPしてみては?w

シブク:例えば、フランツは英傑と呼ばれていて、国側で一番の切れ者で通ってるので知力を100にする。でも、ヨハンがそのフランツの計略をことごとく見破ってるから、最高値の100っておかしいだろ?的な……これはあくまで一例なので、もっともっと複雑で、作ってる最中にめんどくせー!ってなって、最終的には俺のイメージだけで作る事になりましたよw

後藤健二:他にも、内政での知力とか、違う部分の知力でしょうしね~

シブク:そうなんですよね。知力と言っても、活躍する場が違えば、そのフィールドに合わせないといけないし。需要があるなら、UPするのも面白いかもしれません

後藤健二:楽しみにしております! さて、ちょっとワンクッションおきまして、次の質問は私から

シブク:はい

後藤健二:これは「小説の書き方アンソロ自慰」ってのと同じになっちゃうんですが、小説の書き方について教えて頂ければと
・プロット
・ストーリー
・地の文
・会話文
・推敲
・独自のこだわり
・執筆ソフトやツール
色々とありますが、全部はあれなので、特にこだわっている部分だけでもお願いします

シブク:分かりました まず、プロットは組みません 組んでも、どうせその通りにはいかないので……

後藤健二:そうなんですか。てっきりガチガチに展開考えてるものだと……

シブク:最初と最後、あとは最重要である中間ポイントだけ考えるようにしてます

後藤健二:おお、なるほど。要所要所のごく簡単なプロットって事ですね

シブク:あ、確かにこれプロットと呼べますねw

後藤健二:でも基本は筆の勢いに任すまま……ってところでしょうかね?

シブク:そんな感じですね。正直、あんま深く考えてないです。次にストーリーですが、これこそ、全く考えてないです

後藤健二:そうなんですかw 剣と槍。の完結までは見えているんですよね?

シブク:もちろんです

後藤健二:今現在で、大体どのくらいでしょう? まだ先は長そうですが

シブク:最後の結末だけは見えてるので、あとはどうやってそこに辿り着くかって事ですね。そういう意味で、ストーリーは考えてないです。うーん? 40%ぐらい、でしょうか? 正直、わからない。抱くは大志も、最初は十章ぐらいで終わるつもりでしたけど、結局は二十章まで続いたし……

後藤健二:40%ですか。確かに、レンが戦う理由を遂に見つけたようだし、戦争も本格化してきたという感じですしね。役者は出そろった!て感じではありますね

シブク:ストーリーって丁寧に組んでる人、居るのかなぁ。新都社みたいな、読者の感想がリアルタイムで聞ける環境の場合って。臨機応変に対応した方が面白いと思うんですよね!

後藤健二:一理ありますね。読者の意見に左右されて、展開がぐだぐだにならなければ……w

シブク:あー確かにw 譲れないポイントはありますよね。レンを隻眼にしないで欲しいってコメントつきましたけど、あれは譲れなかったです……

後藤健二:隻眼になった為に、一種神秘的なヒーロー性も備わったかもしれませんね

シブク:ありがとうございます! キャラクターについてですけど、これは逆に他の人に聞いてみたいなぁ。俺のキャラは、自分が感情移入できるというか、そういう面がないと書けないです。今作は一人称ですしね

後藤健二:ああ、そうそう。一人称ですけど、視点は多くのキャラクターに移っていってますよね。

シブク:そのため、当然、絶対書けないっていうキャラも自作に存在してたりします。

後藤健二:なるほど。一人称なので、感情移入して、なりきって文章を書くというスタイルですね。いっそ三人称にした方がいいんじゃ……? とも思いましたが、私はお気に入りのシーンがありまして。サウスが死ぬところです。

シブク:ありがとうございます!

後藤健二:すご~く緊迫感というか、そのキャラクターの心情がリアルに伝わってきましたよ。死の瞬間とかはぞくっときた

シブク:いや、ありがとうございます。本当に。

後藤健二:ちなみに、これは私からの質問なのですが、商業とかは考えてらっしゃいます?

シブク:いえ、全く考えてないですw 無理でしょうってのが第一にありますからね

後藤健二:そうなんですかw シブクさんなら、C★NOVELSという萌えなしのファンタジーを出しているレーベルがあるんですが、そっちが合ってそうな気もしますよ

シブク:へ~そういうのがあるんですね

後藤健二:皇国の守護者とか、架空戦記シリーズとか出してるレーベルです

シブク:全く知らなかった。ツイッター見てると、電撃とか何やらばかりですもんね。絶対、俺のジャンル違うしなぁと思いながら眺めてました。

後藤健二:ですね~。でも、レーベルごとに特色もありますし、作風に合った需要はあるかと思いますよ。もう一つ、読者からの質問を

★好きな歴史作家とかいますか?

シブク:これはもう北方謙三さんです。文体もそれに近いと思います。多大なる影響を受けてしまってます。でも、歴史作家と呼べるのだろうかw

後藤健二:なるほど~。続けてこちらの質問。

★質問。歴史という大きなテーマに着目した理由を教えて下さい。

シブク:単純に書きたかったからです! 話がそれますけど

後藤健二:はい

シブク:ドラクエ5が凄い好きなんですよ。ゲームの中で、一番好きってぐらい。

後藤健二:おー ドラクエ5ですかw 私はフローラ派です

シブク:なんで好きかというと、三代に渡って志が受け継がれていく所。つまり、志は時を超える!

後藤健二:なるほどなるほど! 親子二代に渡っての戦いというのでしたら、ファイアーエムブレム聖戦の系譜というゲームが私は大好きです

シブク:名前だけ知ってます。そういうゲームなんですね。ハードはなんですか?

後藤健二:スーパーファミコンですよw ドラクエ5とかと同じぐらいに発売されてたかな?

シブク:おぉ、なるほど。ドラクエ5が出た時は小学生でしたけど、あのゲーム展開は燃えたなー! 懐かしい。

後藤健二:奴隷になっちゃうし、嫁さん石になっちゃうし、悲劇の主人公でしたねぇ

シブク:スーファミだと、再入手は難しそうだ……。ハードから手に入れないといけない

後藤健二:リメイクされたDS版はまだやってないけど、新しい嫁さんが出てくるみたいですねw

シブク:あれ、そうなんですかw

後藤健二:あ、そうそう。これは絶対聞いておかないとと思った質問が

シブク:ビアンカとフローラだけじゃないんだ。ちなみに俺はビアンカ派です。あ、はい。

後藤健二:なぜ、剣と槍には、女性キャラがまったく出ないんでしょうか?

シブク:これは痛い質問だw

後藤健二:ふふふw

シブク:まぁ、出さなくても良いだろっていう単純な理由なんですけど。出しても、活躍のさせ所がないというか……出す場面が難しいんですよね

後藤健二:覚えている限りでは、シグナスの奥さんぐらいですよね……

シブク:そうですね……あとはバロンの奥さんぐらいかなぁ

後藤健二:だからこんな質問が来るんですよ!w

★シブク先生は実はホモってほんとうですか?

シブク:実はってなんなんだろうw 本当も何も、ノンケです

後藤健二:普段はノンケという仮面をかぶっているが、実はホモだろう!という事ですが

シブク:あぁ、なるほどw

後藤健二:本当にノンケなんですか!?

シブク:ノンケです! あまりにも女性キャラについて突っ込まれるので、最近は考え方が変わってきましたよ

後藤健二:キングダムにも女性武将とか出てきてますし、アクセントとして取り入れてみても面白いかも……

シブク:今作は前作に比べて、主人公達が若すぎるので、女性関係が全くないってのは不自然なんですよね

後藤健二:繁華街に出たのに、男同市で酒飲んでるだけでしたしねw ハルトレインの童貞設定といい、これは匂うな……とw そうか、登場人物は男にしか興味がないんだ!と

シブク:ハルト君は、いかにも童貞っぽいキャラだと俺は思うんです

後藤健二:女には興味ないというか、どう接していいか分からない節がありそうですね

シブク:ですね!

後藤健二:では、読者からの質問は尽きたので、少し真面目な質問に。小説を通じて読者へ伝えたい、訴えかけていきたい事は?

シブク:その質問は俺には高尚すぎます

後藤健二:そうでしょうか? では気楽に、小説を書く理由とかでも

シブク:ホモじゃないけど、友情とか書くのは好きですって所で……。書く理由はなんでしょう。最初は本当に暇つぶしだったんですけど、今は読んでくれてる人が居てくれて、しかも内容を本当によく覚えていてくれて。軽く使いたくはないですが、こりゃ奇跡だなぁ、と。その奇跡の集大成が完結であるとするなら、ちょっと見てみたいなっていう欲を叶えるためです!

後藤健二:ありがとうございます。剣と槍。シリーズの完結、私もぜひ最後まで見届けたいです。

シブク:本当にありがたいことです。通産で、もう150話は突破してるんじゃないかな……

後藤健二:今はこの剣と槍。シリーズ一本だと思うんですが、次回作とか、読み切りとか書いてみたいというのはないんですか?

シブク:もちろんありますよ! でも、俺は恋愛物って書けないので、これ以外のジャンルになるんじゃないかと思います。

後藤健二:おおー 例えばですけど、どんなジャンルなんでしょう?

シブク:パッと思い付いたのは、学園物とか……。でも、これって恋愛が王道ですかね?

後藤健二:学園物って言ってもいろいろですし、ミステリーやSF要素とか組み合わせたりで、シブク先生なりの特色がみられる学園物なら、別に恋愛要素がなくても構わないと思いますよ。それに代わる武器のようなものがあれば大丈夫かと。

シブク:難しそうですけど、きっと書いてみれば何とかなると思います。今までもそうでしたしね。まずは今作を完結させることを最優先とします。

後藤健二:ですねー。次の作者インタビューの方は、いろんな作品を同時進行で書いてらっしゃるのですが、全部完結させられるのかなとも思いますし

シブク:七瀬先生ですね

後藤健二:軽くdisってるようにも聞こえますが、WEB小説なので、色々手を出すのも悪くないと思ってますよ

シブク:色んな作品を並行して書いてる先生、何人か居ますけど、逆にそんなに頭が回るなんて凄いなぁ、という感覚ですよ

後藤健二:別名義で書いてるのも含めたら、相当数、同時進行で色々書いてる人は多いかと

シブク:俺は物語や人物に入り込まないと全く筆は進まないし、人物はともかく世界まで変わったら脳みそが忙し過ぎる

後藤健二:それはわかりますw 自分の引き出しが多い人は凄いですよね

シブク:絶対に真似できないですね

後藤健二:あとは、質問も大体出し切ってきましたので、私からはラストの質問。シブク先生のプロフィールというか、素顔を差し支えない範囲で教えて下さい! 文章からはしっかりされてる印象がすごくするので、やはり社会人なのかなとか

シブク:性別は男。年齢は二十代半ば。住んでる所は九州。職業は会社員です。リアル?では、結構なお調子者です。ちょっと悩み……

後藤健二:おお~ありがとうございます!


第一回のインタビューはシブク先生でした。

画像の分は最初から聞こうと思っていた質問をぶつけてみたものをそのまま転載しています。
画像の加工はサイズ修正ぐらいで、内容そのものは一切加工していないので、お互い誤字脱字がちょっとだけあるかと思います。
その辺はご愛嬌ということで……。

シブク先生とのインタビューは、この後はオフレコという事になったので好き勝手しゃべっておりました!
でも、オフレコなのでそこは載せませんw
ふふふ……w
私だけがシブク先生の本音を知っている。
これがやりたくてインタビュアーに立候補したとも言えるでしょうw

次回は「七瀬楓」先生にインタビューしたいと思います。
2, 1

後藤健二 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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