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2012/06/01 一夜:きみたちはどう生きるべきか/吉野 源三郎

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2012・6・1 読了

君たちはどう生きるか (岩波文庫) [文庫]

作者 吉野 源三郎(よしの げんざぶろう 1899年4月9日 - 1981年5月23日)

昭和20年発行(1945年)『日本少国民文庫』の一冊

内容(「BOOK」データベースより)
著者がコペル君の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。
それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、
というメッセージであった。著者の没後追悼の意をこめて書かれた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」(丸山真男)を付載。

ISBN-10: 4003315812



・ピックアップ!


「それは、君が世の中のことを正しく知るためにも、決して失ってはならない大切なものなんだ。
なぜかというと、――いいか、よく覚えておきたまえ、――今の世の中で、大多数を占めている人々は貧乏な人々だからだ。
そして、大多数の
人々が人間らしい暮らしが出来ないでいるということが、僕たちの時代で、何よりも大きな問題となっているからだ。」


「――君も大人になってゆくと、よい心がけを持っていながら、弱いばかりにその心がけを生かしきれないでいる、
小さな善人がどんなに多いかということを、おいおい知ってくるだろう。世間には、悪い人ばかりではないが、弱いばかりに
自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない」


「大人になっても、ああ、なぜあのとき、心に思ったとおりにしてしまわなかったんだろうと思い返すことはよくあることなのよ。
どんな人だって、しみじみ自分を振り返ってみたら、みんな、そんな思い一つ二つもってるでしょう。
大人になればなるほどなるほど、子供の頃よりは、もっと大きなことで、もっと取り返しのつかないことで、そういう思いをすることがあるものなの。」



250P
「人間というものが、もともと眼を一つしかもっていないものだとしたら、片眼のことを悲しむものは無いに違いない。
いや、むしろ二つ眼をもってうまれたら、とんだ片輪に生まれたものだと考えて、それを悲しむに相違ない。」


「そこで、最後にみなさんにお聞きします
 君たちは、どう生きるか。」


・かんそう

こぺるくんがかわいい

何度も読まないとだめな本


おすすめど:可
おもしろさ:可
ためになる:秀
1

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