共通の話題は水泳、それと本が好きだということ。
水泳の話は彼女が怪我をしている今は伏せたほうがいいだろう。
となれば早速放課後本を買いにいくか…
翌日、
今日も勿論ハンバーグの匂いがする。
しかし今日はいつもと違う。
ハンバーグの下にまたハンバーグ、二つ入っている。
今日もあいつがやってくる。
「ハンバーグつくってきてくれたか~?」
「やるよ」
僕はハンバーグを一つそいつの弁当に入れた。
彼は満面の笑みで言った。
「ウマァァイ!」
ハハハと彼は言いながら「毎日ほしい!」と言った。
「わかったよ」と僕が言うと彼はまた満面の笑みになった。
「俺の名前は岡野司郎!よろしくな」
「谷だ、よろしく」
友達という友達ができたのは中学になって初めてだ。
それも姫野のおかげなのだろう…
空を見上げた。
昨日まで
白にしか見えていなかった空は、
青く輝いていた。
世界の着色
部活も終わり、帰り道に本屋へ入った。
無論姫野にあげる本探しである。
何がいいだろうか…
結局悩んだ末に放課後学校という本を買った。
放課後に帰宅部の三人組が遊ぶだけの本である。
青春ぽいところを気に入ってもらえるだろうか…
僕は急いで家に帰り、自転車をかっ飛ばして病院へ向かった。
姫野の病室の前についた。
ドアにかける手が緊張から物凄く重い。
やっぱり帰ろうかなと思った時、
ガララ…ナースのおばはんがこちらにほほえんでから病室を出ていった。
入れ替わりで病室に入ってしまった、
こうなったら覚悟決めるか。
勇気をふりしぼり「姫野!」と声をかけた。
姫野はワッと驚きながら「谷くん?」と返答した。
「病室で暇潰しにでもと思って…」ガサガサと本屋の紙袋から一冊の本を取り出して渡した。
何ページかめくってから姫野は「放課後学校か~面白そう!」と微笑んだ。
僕はドキッとしながら「まぁ読んでみてよ」と言った。
僕が帰ろうとして後ろを向くと姫野は「もう帰っちゃうの?」と言ってきた。
それは……相当暇だったからか、それとも…
「塾があるから!ごめんね」と言って僕ははや歩きで病室をでた。
また僕と入れ替わりでナースのおばはんが入っていった。
こんなに緊張したのは久しぶりだなと思って僕は少し笑った。
病室にてナースのおばさんはニコニコしている姫野に「何かいいことでもあったの?」と聞いた。
姫野は「ちょっとね」と言った。
無論姫野にあげる本探しである。
何がいいだろうか…
結局悩んだ末に放課後学校という本を買った。
放課後に帰宅部の三人組が遊ぶだけの本である。
青春ぽいところを気に入ってもらえるだろうか…
僕は急いで家に帰り、自転車をかっ飛ばして病院へ向かった。
姫野の病室の前についた。
ドアにかける手が緊張から物凄く重い。
やっぱり帰ろうかなと思った時、
ガララ…ナースのおばはんがこちらにほほえんでから病室を出ていった。
入れ替わりで病室に入ってしまった、
こうなったら覚悟決めるか。
勇気をふりしぼり「姫野!」と声をかけた。
姫野はワッと驚きながら「谷くん?」と返答した。
「病室で暇潰しにでもと思って…」ガサガサと本屋の紙袋から一冊の本を取り出して渡した。
何ページかめくってから姫野は「放課後学校か~面白そう!」と微笑んだ。
僕はドキッとしながら「まぁ読んでみてよ」と言った。
僕が帰ろうとして後ろを向くと姫野は「もう帰っちゃうの?」と言ってきた。
それは……相当暇だったからか、それとも…
「塾があるから!ごめんね」と言って僕ははや歩きで病室をでた。
また僕と入れ替わりでナースのおばはんが入っていった。
こんなに緊張したのは久しぶりだなと思って僕は少し笑った。
病室にてナースのおばさんはニコニコしている姫野に「何かいいことでもあったの?」と聞いた。
姫野は「ちょっとね」と言った。
翌日
ハンバーグの匂いがただよう弁当の時間
今日もあいつはくるだろうか
そう思っていたら
目の前に影がかかった
机の前にあいつが立っていた
「今日も…」と僕がいいかけると
「今日も2つ作ってきたのかよそのまっずいハンバーグ」
彼はヘラヘラ笑いながらそう言った
「は…??」
「いやぁね俺の彼女が「谷くんいっつも一人でかわいそう」って言ってたもんでかまってやってたんだけどもうそいつとは別れたらお前は用無しなんだわ」そして彼は最後に「そのゴミ一人で寂しくくってろ」と言った。
僕はすこしのあいだ止まり、
無言で弁当に手をつけた。
そんなものか
と思った。
放課後、部活にいこうかと迷っていると
あいつが話しかけてきた。
「ちょっと谷!!」
僕は無視して帰ろうと歩き出した。
そいつは走って追いかけてきたので
「何」と止まって話を聞くことにした。
彼は弁当のときに酷いことをいったと謝ってきた。
謝るくらいなら言わなければいいのにと思ったが
彼はこう言った
「いつも俺と弁当くってるやつらが谷のことを暗くてキモいって言ってて俺がそんなことないって言ったらさあいつらお前もキモって言ってきてお前が谷と縁切るまで俺らお前と会話しないと言われ、あんなことを言ってしまったんだ」
だからハンバーグはもういらないというか受け取れないらしい。
「でもそのかわり毎日一緒に帰ろうぜ!!」
笑顔の彼に僕は頭を傾けるだけだった。
ハンバーグの匂いがただよう弁当の時間
今日もあいつはくるだろうか
そう思っていたら
目の前に影がかかった
机の前にあいつが立っていた
「今日も…」と僕がいいかけると
「今日も2つ作ってきたのかよそのまっずいハンバーグ」
彼はヘラヘラ笑いながらそう言った
「は…??」
「いやぁね俺の彼女が「谷くんいっつも一人でかわいそう」って言ってたもんでかまってやってたんだけどもうそいつとは別れたらお前は用無しなんだわ」そして彼は最後に「そのゴミ一人で寂しくくってろ」と言った。
僕はすこしのあいだ止まり、
無言で弁当に手をつけた。
そんなものか
と思った。
放課後、部活にいこうかと迷っていると
あいつが話しかけてきた。
「ちょっと谷!!」
僕は無視して帰ろうと歩き出した。
そいつは走って追いかけてきたので
「何」と止まって話を聞くことにした。
彼は弁当のときに酷いことをいったと謝ってきた。
謝るくらいなら言わなければいいのにと思ったが
彼はこう言った
「いつも俺と弁当くってるやつらが谷のことを暗くてキモいって言ってて俺がそんなことないって言ったらさあいつらお前もキモって言ってきてお前が谷と縁切るまで俺らお前と会話しないと言われ、あんなことを言ってしまったんだ」
だからハンバーグはもういらないというか受け取れないらしい。
「でもそのかわり毎日一緒に帰ろうぜ!!」
笑顔の彼に僕は頭を傾けるだけだった。