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第3章 ホムンクルスの誤謬ってなにさ?

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第3章「ホムンクルスの誤謬ってなにさ?」

……私、冬木マリは引き続き、「鉄腕アト○によろぴく~人の心、ロボットの心とは何か~」第3章「ホムンクルスの誤謬ってなにさ?」を書き始めようと再び万年筆を右手に持った。

 しかし、この体の火照りは何だろう……。
 
 ペンを持った右手は自然と私、冬木マリの体で一番敏感な箇所に伸びていく……。
 何をやってるんだ?私は……。胸が苦しい。熱い吐息が溢れてくる……。私も女。途端に快感が押し寄せてくる。
 慌てて反対の手でそこをふさぐ……。
 よく濡れている……。
 「んッ……」
 
 って何を書いてるんだ!こんな事を書いている場合ではない!!
 読者さんから『もっとエロい話が聞きたいです!』って貴重な意見があったから、「よし!それなら書いてやろう!!」と思って書き始めたが、もっと大事な話があったんだ!!
 ……えーと。なんだっけ?たしか、前回書いた原稿がこの辺に……あれどこやったかなぁ……うーん……それにしても部屋がちらかってるなぁ……これ書いたらちょっと片付けなきゃなぁ……。
 あッ!!あった!!あった!!
 そうそう話はつまり「ホムンクルスの誤謬ってなにさ?」って事ですよ!!お兄さん!!
 前回、「心って結局なんなんだろう?」って話をしてた時、1つ、問題が出てきましたよね!!
 《なにか「危ないな」って感じた時に現れる気持ちは『い っ た い 誰 の 気 持ち な の さ ? 』》 
 って問題です。
 それでは考えてみましょう。
 仮に「頭の中に小さい人がいて自分を操縦してて、その小さい人が危ないと感じている」としましょう。
 するとどうでしょうか?待って待って。おかしくありませんか?
 じゃあ、その小さな人の中にはそのまた小さな人がいて、その人の中にはそのまた小さな人がいるんでしょうか?ちょっと素敵で良いですけど、そうするとプランク定数以下の小さな人もいるって事になちゃいませんか?近頃は量子カオス系においてはプランク定数以下のミクロ構造もあるんじゃない?みたいな話もありますけど、そんな装置を赤ちゃん作るたびに作ってるなんてとても思えないし、第一、無限後退しちゃってますね。
 だからこれは間違い。
 これが「ホムンクルスの誤謬(ごびゅう)」ってヤツです。『自分の中に小さな自分がいるって仮定するのはおかしいよ』って考え方です。

 私 の 中 に 私 は い な い の で す 。
 
 じゃあ、なおさら「危ない」って気持ちは誰の気持ちなのか?って問題がわからなくなってきます。

 では次回、第4章《大きな自分「大我」、小さな自分「小我」、しいては悟りってなにさ?》に続き……

 …止めましょうね。いきなり話が飛びすぎです。次回はちょっと下世話に…
 「年収100倍計画!!ドクター冬木の超お金持ち講座!!!」あたりに続きましょうか。

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