02- 一寸法師
一寸法師
「グエヘヘへ」
「その人を離せ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
「ム!こいつは…………『針の剣』か………しかし小さいながらもオレ達に歯向かうということは……殺さねばならないということ!」
ギャン ズォンズォンズォン
「死ね一寸法師」
ブンッ
(もらったあァ――ッ!)
「OH!NO――ッ」
ドッギャオオン
バキイィ―ン
「折れたあァ――ッ!」
「ほ、法師さまッ!」
姫は駆け寄り折れた針の剣を拾う。
「こんな小さい剣で私を守るために……でもなんか…刀から…音が聞こえる様な…」
(おまえはわたしを抜いた…おまえはわたしの本体になるのだ……おまえが本体だ……おまえは達人になった…おまえは剣の達人だ…おまえは誰よりも強い…わたしを使って殺すのだ…)
「なにしてる!おいよこせ!おめ―が持ってんじゃあね――――っおれにかせッ!」
「あっ」
ドスッ!
「お…おい…な…なんだ?なにしやがるんんん………だだっだっ」
「どいつもこいつも死んで当然の野郎さ!一寸法師、おまえもブッた切ってやりたくなったぞ」
To Be Continued・・・