秘書「シュウ様、時間です。」
シュウ「わかった。用意はできてるな?」
秘書「はい。」
シュウ「では、行くか。」
やあ、俺、八田遊喜。今は学校が終わって帰るとこだ。
いやー、しかし圭介強かったなー!てか征竜って制限カードじゃね!?
あいつ、ブラスター二枚来てたような・・・ん?
電器店のテレビの前。そこにはシュウが映し出されていた。
なんだなんだ?
シュウ「来月、○○決闘場においてデュエルモンスターズの大会 が開く!」
電器店の周りを歩いていた決闘者がこの話に食いつく。
シュウ「参加をするのは自由だが、もし万が一貴様らの誰かが倒れても我が社は責任をとらん。」
デュエリスト「デュエルで、倒れるかよ!」
デュエリスト「やってやろうじゃねーかー!」
シュウ「この大会、優勝者には賞金1000万円がかかっている。」
デュエリスト「1000万円だって!?」
デュエリスト「マジかよ!」
デュエリスト「○○社も太っ腹だなあ。」
へえー、優勝したら金がガッポリ貰えるじゃん!くーっ!テンション上がるーっ!
シュウ「ほぼすべてのデュエリストがこれを見てると思うから言っておく。」
「創世神のカードを持っている者は強制参加だ!逃げることはできん。我が社の人工衛星で地球の裏までお見通しだ!」
なんだと!?創世神!?あいつは創世神のカードを知っているのか!
ということは、ケンも参加することになるか。
この大会でケンを救うことができるかもしれねぇーってことか!
っしゃー!燃えてきた!何がなんでもあの大会に出場し、ケンを救う!
やってやるぜー!
秘書「お疲れ様です、シュウ様。」
シュウ「ああ。この大会で創世神を手に入れる!力を手に入れるのだ!」
ダルキネス「ケン、お前も出場しろ。」
ケン「わかってるよ。」
ダルキネス「いいな、この大会で多くの魂を手に入れてもらう。」
ケン「その前に、ぶっ倒さなきゃならない奴がいるんだよ。あいつも参加するだろうからな。」
ダルキネス「八田遊喜のことか。あいつとは予選で当たらないことを祈るんだな。お前の力じゃまだ勝てない。」
ケン「んだと!」
ダルキネス「実際、あの時あのまま続けてたら確実にお前の負けだった。しかもやつには光創世ライナもついている。迂闊に手を出したくない。」
ケン「ちっ!だが、あの社長が創世神のことを知ってるとはな。」
ダルキネス「あれは予想外。多分、あの社長も創世神のカードを持っているんだろう。」
ケン「この大会で遊喜とあの社長を倒せば二枚の創世神を手に入れることができるんだな。」
ダルキネス「ああ。創世神が集まれば我々に対抗する者が居なくなり我の計画も捗る。」
ケン「大会まで大人しくしとくぞ俺は。」
ダルキネス「勝手にするがいい。」
それぞれの思惑が交錯する中いよいよ一ヶ月が過ぎた。
ここに、決闘者の戦いの火蓋が切って落とされる!