「ルールを覚えているか?」
「え~と、たしかパソコンからの任務以外の途中で死んだら失格だっけ」
「よし!覚えたな」
彼は喜んでた
「じゃあ次は2個、任務の途中で死んだらその任務が終わるまで生きている事になる、0を知らない人間を殺したら失格」
「ってこれ全部で何個あるの?」
こんな長いのあと10個ぐらいあったら絶対覚えられない
「四個しかないよ」
「へぇ~じゃあ最後のは?」
私が訪ねると彼は真剣に
「教えられない」
と答えた
「なんで~いいじゃん教えてよ~」
彼はニヤリと笑ってこう言った
「じゃあこのネコミミを…」
彼はポケットからネコミミを取り出した
この男のポケットは四次元ポケットか!
そのうちブルマからセーラ服がでてきそう
「イヤ!」
すると彼はまたポケットに手を入れて
「じゃあ今度はこのメイド…」
全部言う前にまくらを投げつけた
「それ以上言ったらナースコール鳴らす」
彼はメイド服をポケットに戻して両手を上げた
「おいおいそれはないだろ」
彼は腕時計で時間を確認すると
「今日の回診終わり」
と言って逃げ出した
いつまでもこんな日々が続くと思っていた
安田先生が交通事故にあって死んだ!
私が知ったのは昼の回診の時間だった
私はこの事を聞いてショックで病室にひきこもっていた
もう誰とも話したくない
もう誰にも関わりたくない
もういつもみたいに笑えないよ…
もう生きるのが嫌のなっちゃったよ
コンコン
ドアのたたく音が微かに聞こえる
「美咲ちゃん…」
ナースが近寄ってくる
怖い
また私のせいで死ぬ
・
・
「来るなぁ!!」
私は必死になってた
ナースは部屋から途中に
「安田先生から手紙をここにおくね」
と言った
ナースが出て行った後、私は手紙を読んだ