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ミルクセーキ

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ミルクセーキ
  登場人物
   三菱君 大学4年生、小説家志望 ダブり
   東芝君 三菱君の同級生社会人一年目
   
   ウエイトレス












○喫茶店

三菱 「君はもう就職したんだからいいよ、ぼかぁこれからあと一年も学校へかよわなくちゃいけないんだ、いやになって来るね」
東芝 「まったく、自分でもよくやったと思う   
   。まあ会社の事務ってのも楽なもんだよ」
三菱 「うらやましい話だ、どれここはひとつ」
東芝 「まったく、上手い奴だな君は、しょうがない、コーヒーはおごりだ」
三菱 「ああ、これこれ、ミルクセーキってのこれを頼もう。」
東芝 「君はいつもコーヒーじゃないか?どうしたんだ、今日に限って」
三菱 「あのウエイトレスの子見てみなよ、なかなか可愛いだろう」
東芝 「まあ、言われてみれば」
三菱 「僕は考えたんだがね、あの子にミルクセーキと言わせてみたいんだよ」
東芝 「くだらないんことを考えるね、君も」
三菱 「だがそれがいいだろう」
東芝 「ああかまわんよ、すいません注文お願いします」
ウエ 「ご注文はお決まりでしょうか?」
東芝 「アイスコーヒーとミルクセーキ」
ウエ 「コーヒーとミルクセ―キですね、かしこまりました」
東芝 「満足か?三菱君」
三菱 「ああ、満足だよところで君、この街にはいつまで?」
東芝 「今週いっぱいはいるつもりだよ」
三菱 「またしばらく会えなくなるなあ」
東芝 「君も早く働きなよ、バイトでもいいからさ」
三菱 「わかっちゃいるんだけどもね、どうにも僕はまともに働く力がないみたいだ」
東芝 「しかし君働かなくちゃ食べていけんだろう、いつまでも親話食わしてくれんぞ」
東芝 「親は君より先に死ぬんだからな」
三菱 「僕は小説家になるんだ、だから就職はしない」
東芝 「ニートの考えだな、あんまりくだらないこと言ってると、友達辞めたくなるよ…」
三菱 「そんなこと君に言われなく他もわかっているよ、ただどうしても働けないんだ、怖いんだよ」
東芝 「よしじゃあここでいまから、バイトの電話をしてみようじゃないか」
三菱 「いやだ」
東芝 「いやだじゃないよ、いいからやるんだ、はやく、ほら」
三菱 「う~だめだできない」
東芝 「電話くらい簡単だろう、早くするんだよ!」
三菱 「ゴメン、東芝君、どうしても無理だ」
東芝 「しょうがない奴だな、君は…ホントに友達辞めようか…」
三菱 「そんなぁ…」
ウエ 「ミルクセーキとアイスコーヒーになります。」
東芝 「あ、どうも」
東芝わらう
三菱 「どうしたんだい東芝君」
東芝 「いや、やはりミルクセーキはいいな」
三菱 「だろう!僕のお手柄さね」
東芝 「ああ、全くだ君には頭が下がるよ、君と友達でよかった。」
三菱 「へへへ」
東芝 「ただし今日のおごり話だ」
三菱 「そりゃないよ」

終わり
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