企画説明
小説を書くというのはとても大変な作業であります。
特に長編ともなれば、時間はかかるし矛盾は出るし、それはもぉーしんどいモノであります。
なので時々、リレー小説でものんびりほんわかやりたいなあ、などと思ったりもするんだけれども、これがなかなか上手くいきません。
最初はポンポン進んだりもするんですが、ちょっと色気を出して「いいもの」を作ろうとしたりすると途端にみんな指が動かなくなり、更新が停滞してしまう。
それに更新分が溜まってくるとそれを読み通すのも時間がかかってなかなか出来ない……そんな経験はありませんか。俺はしょっちゅうです。
なので、もういっそ、『書きたければ他の投稿分を読まなくてもいい』リレー小説はどうだろうと思ったのです。
もちろんみんなで読み合うのが一番ほんわかぴょんぴょん丸ですが、俺が見てきた限りでは「書きたい!」と思った時に「でも周りに合わせなきゃ……」というのは、これは疲れてる人が多い現代では難しい。
もっと気楽に、設定に矛盾が出ても「オッケー!」とほっぺにタコヤキ作ってりゃ許される、そんな企画は出来ないものか。
そこで考えたのが、この『プロット・ピックアップ・ノベル』です。
すでに俺が作って公開してある、どこにでもあるよーな、むかし懐かしの和製ロールプレイング・ゲームのような世界観のプロットから、みんなは気に入ったところを選んで書くことができます。いきなり最終話とか書いちゃってもいいわけです。
そうしていって、プロットを少しずつ埋めていき一つの作品を作る。
そして一番重要なのが『設定が他の投稿分と矛盾していてもいい』ということです。
これは設定が違っていても、異なる伝説、『異聞録』として処理しちゃおうという趣旨です。いーんです他のやつ読まなくても。俺が作っといた第一話をシカトしても。オッケーです。
また、「書きたいプロットがもう書かれてる!」という場合も、そのシナリオを書くことができます。いちおうプロットを全部埋めて完結させるのは目的の一つではありますが、べつに失敗しても構やしません。
だってもうプロットを公開してる時点で、半分は『完結してるようなもの』なのですから!
……おいおい、ひょっとしてこれはとってもラクなんじゃなかろーか、と俺はお盆でグダりながら思いついたわけです。これはイケる、ラクが出来る、と。
書きたい時にサッと書いて、サボってても誰かしらが話を進めておいてくれる……なんという幸福……
もちろん、なんだか筆が乗ってきて、全部自分で書いちゃうゾ、という猛者がいればそうして下さっても構いません。
同じプロットで全然違う作品が2、3作品とかできたらワクワクしますね。
まとめると、
1.公開されたプロットから書きたい箇所を選ぶ
2.設定は前後の投稿作品と矛盾していてもいい。新キャラ登場なども自由(そのキャラを他の筆者が使うか使わないかも自由)
3.投稿する時は『プロットナンバー○○、旅立ち 筆者:××』のようにセパレートする。混乱を避けるために分割更新はせず、1プロットの作品は1回で更新する。
あとはキャラクター設定をざっと見て書いて頂くだけです。ルール無用。
目指せ、世界で一番ラクして文庫一冊!(10万字!)
ちなみに「俺の作ったプロットの方が面白い!」という方がいれば、まずは「プロットナンバー15.○○ 作成者:××」というふうにまず新プロットを公開し(それは誰でも使うことができます)、そのあとで本編を更新する……という流れになります。