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プロットナンバー05 『博物館』 筆者:滝杉こげお 9/26

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「うおおおお、すげえ」
「わあ、きれい」
「……二人とも、遊びに来たわけではないんだぞ」

 ここは大陸の中央、王都からほど近い街にあるレキシアル博物館。先日、
第三王女を救出した功を称えられ、普段なら王族しか入館を許されないこ
の場所に、ジャスバル・ディリシア・ミレイの三人は招待されたのであっ
た。レキシアル博物館には、王国繁栄の歴史をなぞる数々の武器、書物、
人物画、調度品などが飾られているほか、ママナール古代遺跡など、各地
の遺跡から発掘された歴史物・アーティファクトが所蔵されている。そし
て今現在、彼らがいるのがアーティファクト展示室。古代技術の結晶がラ
イトに照らされ、静かに座している。それと対照的に、ディリシアとジャ
スバルは、居並ぶアーティファクトの壮大さ、清廉さ、華麗さ、力強さ、
あらゆる美しさを内包したその姿に目を輝かせ見惚れていたのであった。
そんな二人の後ろをついていくミレイ。彼女とて、アーティファクトの姿
には魅かれる物を感じるが、目の前ではしゃぐ二人を見ては自然と熱が冷
めてしまう。

 本来、聖地巡礼の途中である彼らに寄り道をする余裕は無い。けれども、
先日の第三王女を助けた、亡者を操るアーティファクトとの一件からアー
ティファクトへの対策の必要性を感じた一行は、今回この博物館にアーテ
ィファクトに関する知識を得るため寄ることになったのである。そして、
ジャスバルはもう一つ、エアルドの記憶に関する手がかりが見つかれば、
そんなことを思って博物館に来たはずなのだが、そんなことはすっかり忘
れている。


「くくくっ……、そんなにお気に召していただけましたか……」
 通路の奥、展示物を囲うケースの陰になったところから、やせ形で長身
のどこか雰囲気に憂いを感じる男性が現れる。

「ヒグウ館長。このたびは見学をお許しいただきありがとうございます」
 その男、博物館の館長であるヒグウに対して一礼するミレイ。その様子
を見てあわててディリシア・ジャスバルの二人も頭を下げる。

「ああ、ああ、そんな……私などに頭を下げることはありません。私など
館長の身分にありながら、その実ただのお飾りにすぎないのですから……」
 ヒグウは両手を振り振り、ミレイ達に向け頭を上げるよう促す。その際、
彼のジャケットの左側、ちょうど腰の位置に縫い付けられているポケット
から紙が一枚、地面へと滑り落ちる。ヒグウは恐縮するのに必死で髪が落
ちたことに気づいていない様子。ちょうど足元に紙が落ちたジャスバルが
すぐに拾い上げる。

「あの、これ」
「!」
 ジャスバルが握る紙を見て、目を丸くしたヒグウ。彼は半ば奪い取るよ
うにジャスバルの手から紙をひったくるとそれを再び自分のポケットにし
まってしまう。

「ああ、ごめんなさい。気が動転してしまって、つい。いや、そうですね、
すみません」
「ヒグウさん……どうかされたのですか?」
「いや、その……いやいや、まったく、その……何でもないんですよ、な
んでも」
 明らかな動揺。何かあるのは一目瞭然である、が。本人が大丈夫と言っ
ている以上、ふつうならばそれ以上そのことに関し詮索はしないだろう。
けれども巫女として生き、世間ずれしたディリシアはその程度では止まら
ない。

「それが大丈夫な顔でしょうか? 私が力になりますから話してみてくださ
い」
「えっ、ああ、その……すみません、すみません」

「ディリシア。ヒグウさん、困ってないか?」
「だから私が助けようと」
「いや、お前に追及されて困ってるって意味だよ」
 ディリシア、ヒグウ。二人の間に割って入ったジャスバルは、暴走しか
けたディリシアを制止する。

「いや、私が悪いんです、だから、ああ、大丈夫、大丈夫です」
 謝り、場を取り繕おうとするヒグウ。その後、ジャスバル達は博物館の
中を回ったがその間中、ヒグウの顔から憂いが消えることはなかった。


**

 博物館の中庭。季節の花が咲き誇り、日が花々を優しく照らす。時刻は
昼の一時過ぎ。ジャスバル達は持参した弁当を開き、食事をとっていた。

「ねえ」
 ディリシアが口を開く。とはいっても、今手に持っているサンドイッチ
を頬張ろうとしてではない。同じくその場に坐すジャスバルとミレイに呼
びかけたのである。

「ヒグウさん。きっと何か大きな心配事を抱えているわ」
 ヒグウの態度がいまだ気にかかるディリシアは、何か力になれないか。
そう考えていたのであった。

「まあ、そうだろうな。けど、本人がその心配事を言いたくないのならこっ
ちとしても助けようがないだろ」
 ディリシアの言葉にジャスバルは返事をするが、彼は何とかディリシア
を思いとどまらせようとしている口調である。

「でも、さっき私。ヒグウさんが落とした紙に書かれていた内容を少し見
ちゃったの」
「おい、人のプライバシーを勝手に」
「見ようとしたんじゃなくて、見えてしまったの。そこには、『探求者
(シーク・シーフ)』と書かれていたわ」
「シーク・シーフだと!!」
 突如、声を上げるミレイ。それには議論中の二人も驚き、ミレイの方を
見る。

「ミレイ、どうした?」
「今、ディリシアが言ったシーク・シーフ。彼は今、王都から最優先捕獲
対象として名前が挙げられる大怪盗だ。厳重な守りを誇る国庫に侵入し、
その中からアーティファクトを盗み出すことに成功した歴代唯一の犯罪者。
しかも、侵入する前にはメディアに向け、国庫に侵入する日時や場所を宣
言する始末。国は今、彼をとらえるため躍起になっている現状だ。そして
館長が彼の名の書かれた紙を持って何か悩み事をしていた……これは、も
しかすると」
「予告状!! 予告状ですね!!」
「ディリシアうるさい。だが、その可能性はあるだろうな」
「だったら私たちが何とか」
「いや、さすがにこれは私たちの専門外だ。こういったものは自警団や警
吏に任せておけばいいだろう」
「でも」
「……人助けも大事だが、ディリシアには聖地巡礼という大目標が残され
ているだろう。それはディリシアにしかできないことだ。ほかのことはそ
の役割の者に任せておけばいいんだ」
「そうは言ったって目の前で困っている人がいるんですよ!! 話しぐらい聞
いてあげたっていいじゃないですか!!」
「……その本人が、話したがっていないでしょう。ですがわかりました。
そこまで言うなら私が何とかして聞き出しておきましょう。私とて王国に
使える身。シーク・シーフの名前が出ては、見過ごせないという思いもあ
りますから」
 こうして、博物館の事件に3人は首を突っ込むこととなった。


**

「あの、その、ええ……先ほどまで申し上げられなくて、申し訳ないです」
「冗談を言う余裕はあるんですね」
 館長室へと移動した3人。ミレイの説得により折れたヒグウからそこで
話を聞くことになる。

「この紙を見つけたのは、その、えーっと、確か昨日の昼、そう、ちょう
ど13時、今ぐらいの時間でした。


 私は午前の勤務を終え、休憩を取るところでした。私が博物館の裏の出
入り口から外に出た時、ふと足元に手紙が落ちているのを見つけたのです。
博物館あてのものが郵便受けから落ちたのかもと思い、手紙を手に取った
私はその内容を見て騒然としました。なぜなら、その差出人が世間を騒が
すあのシーク・シーフだったからです。内容はこうです。

『満月の夜 時計の針頂点にて重なる時 意志を有す姿写しを頂戴する
                             探究者』

 時計の針が頂点で重なるのは12時。そして満月の夜は直近では今夜。最
初は助けを求めようと国に頼ろうと思いましたが、このメモだけで警吏た
ちに動いていただけるとも思えません。


「それで、その……それでですね。私としましても一体ぜんたいどういた
したものかと、考え、また、やはり、考えまして。こうして悩んでいた次
第、はい、すみません、そういうことなんです」
「つまり、シーク・シーフが今夜、この博物館に訪れる。そうあなたは考
えているわけですね」
「はい」
 ヒグウの言葉を継ぎ、それをまとめるミレイ。シーク・シーフがここを
狙っているというジャスバル達の予想は的中していたのである。

「それで、その狙われているものというのは?」
「はい、そのあれですね。『発露の鏡』。そうなんです。おそらく、そう
ではないかと、すみません、思うんです私は」


 『発露の鏡』。持つ者の心を映す鏡である。また、思い描いたものを具
現したり、相手の思考を映したり戦闘面でも能力が発揮される鏡である。
普段は非公開エリアに所蔵されているもので、見ることができるのは館長
と王の親族のみとされる。




「そんなところに入っちゃっていいんですかね? 私たち」
「館長さんが許可してるんだから、大丈夫だろう」
「それにそのアーティファクトを護るとなったら近くにいる必要があるわ
けだしね」
 協力を申し出た三人。館長によりその所蔵場所へと案内される。

「ここです、はい」
 館長の指し示したケースの中には確かに鏡は置かれていた。

「これが発露の鏡……なんというか」
「普通の鏡だな、手鏡だし」
 アーティファクトと聞いて仰々しい見た目を想像していた三人は実物を
見て、虚を突かれる。装飾こそ派手にされ、きらびやかな見た目であるが
その形状は普通の手鏡であり、一見アーティファクトには見えない。

「正真正銘、これが発露の鏡です。このような見た目ですが値段がつけら
れないぐらい貴重な物なのですよ」
 アーティファクトをけなされ心が傷ついたのか口調が正常な物となるヒ
グウ。ジャスバル達三人は謝りを入れる。

「世界崩壊の危機に世界をめぐり祈りをささげ、王女の危機まで救ったあ
なたたちなら信用できます。必ずや、シーク・シーフを捕まえてください」
 ジャスバル達は無言でうなずいた。





**

「UNO!!」
「あまいぜ、ワイルドドロー4だ。色指定は緑!!」
「うわああああ、ひどいよお」
「……お前たち、少しは緊張感というものを持てないのか」
 時刻はすでに23時を回っている。発露の鏡の前でカードゲームに興じる
二人を前にミレイはため息を漏らす。

「だってよお、ミレイ。暇なんだもん」
「暇なんだもん」
「だもん、じゃない!! シーク・シーフの予告時間まですでに1時間を切っ
ているんだぞ。12時に盗むとは言っているがそれより前に侵入してきたと
しても何ら不思議はない。警戒を解くな」
 シーク・シーフに警戒されぬため明かりはつけず窓から差し込む月明か
りを頼りに監視を続ける三人であったが、すでに見張りを始めて10時間。
ジャスバル、ディリシアの集中はすっかり切れてしまっていた。

「ごめんな、ミレイ。でもディリシアはもう限界みたいだ」
「すやすや」
「ちょっとディリシア!?」
「むにゃむにゃ」
 一度寝ちゃったらなかなか起きないんだよな。そんなことを考えながら
ミレイはジャスバルの方に向き直る。

「ジャスバル」
「!? ああ、なんだ?」
「まさか今、あんたまで寝ようとしてなかった?」
「そんなわけないだろ、それより何の用だ。もうすぐ時間だぞ、会話は慎
んだ方が」
「わかってるわよ。でも、一つだけ聞いておきたいの。あんた妙に勘が鋭
いところがあるからね。今回の怪盗の目的、あなたはどう思う?」
「えっ、そんなもの発露の鏡の入手に決まっているだろ」
「その先の話よ。怪盗は盗んだものをその後どうすると思う?」
「そりゃあ、売ったり、自分で使ったりするんだろ」
「まあ、確かに今まで盗んできたアーティファクトはそうだったかもしれ
ないわ。でも今回の発露の鏡。これは今までのアーティファクトと毛色が
違うのよね。まず金額面。今回のアーティファクト、確かにすごいものか
も知れないわね。でも、今までは王室や貴族の宝物庫ばかり狙っていた。
そこに収められているものと比べたら今回の標的は金額面で桁が2つほど
違ってくるわ、次に予告の仕方。今まではメディアに大々的に知らせてい
た。けれども今回は館長に予告状を送りつけたのみ」
「なるほどな。そう聞くと確かに規模が今までの物と違い小さくなってる
よな……別人の犯行とか?」
「いや、それはないわ。あのあとちゃんと予告状を見してもらったけど、
文体と言い、書かれていた筆跡と言いまず本物で間違いないと思うわ」
「それなら、私的な理由でその鏡が欲しかったとか」
「怪盗としてではなく、個人として鏡が必要だってこと? うーん、どう
なのかしらね」
 悩む二人。そうする間にも時間は進みとうとう犯行予告時刻の3分前と
なる。結局結論は出なかった二人だが、さすがにこれ以上会話しているわ
けには行かず悶々としたまま黙り込む。

 そして、時計の針が頂点で重なる。



「ふははははー!! 怪盗シーク・シーフ、ここに登じょ……って、誰もい
ねえし、うわー張り切って損したし」
 テンション急落。現れた怪盗シーク・シーフはそのテンションのまま、
すっと鏡をケースから抜き出すと、しれっと窓まで歩み寄り、そっと脱
出していった。その間、驚愕の3秒!!

「って、ちょっと待てえ!! 速すぎるだろ」
「とびかかる隙もなかったわね」
―パリーーン
 わざわざ開いていない窓を選びガラスを割りながら外へと躍り出るジャ
スバルと弾丸で壁ごと吹き飛ばし意味なく外に出る際転がるミレイ。

「急いで追いかけるわよ」
「おう」
 二人は風になった。

「ふははははー!! どうやらきちんと警備はされていたようだね。追手がい
てくれて怪盗冥利に尽きるというものだよ」
「くそ、余裕かましあがって」
「とりあえず、撃つ!!」
 放たれる弾丸、命中!! シーク・シーフの体が破裂する。

「ふははははー!! どこを狙っているだい? 僕はここだよ」
 聞こえる、後ろから。振り返るミレイは振り向きざまにもう一発。さっ
き破裂した体はおとり、では今後ろで声を上げたのは?

「ふははははー!! これもダミーだよ」
 ミレイの弾丸が命中したのは発声器。弾丸に穿たれた後も変わらず声を
発し続けている。

「残念だったね、お二人さん。それでは失礼させてもらうよ」
「閃光弾!!」
 すかさずミレイは上空に向け弾を放つ。上空から発せられた光。それが
辺りを、そしてジャスバル達のはるか前方を走るシーク・シーフの姿を照
らし出す。

「ジャスバルあとは頼んだわよ。『怪鳥の翼風(ウイング・ウインド)』」
 ジャスバルに向けミレイが放った弾丸。風の加護を受け突風と化した気
流がジャスバルを押しやり急加速させる。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「はっ!? 馬鹿なっ」
 振り向くシーク・シーフ。追うジャスバル。一度ついた勢いは止まらず
二人は正面からぶつかった。




**
「いやあああああああ、ほんっとおおおおおおにい、ありがとおおおおお
おおおおおお、ございましたああああ」
「いや……たまたまうまくいっただけですし、当然のことをしただけです
よ」
 ジャスバルの突進により無事、捕獲に成功したシーク・シーフを証拠品
である発露の鏡とともに騎士団に引き渡しながら、ジャスバル達はこの博
物館の館長ヒグウから称賛の言葉を浴びていた。ストレスから解放された
のかヒグウは元の陰鬱なキャラはどこへ行ったのか、言葉は止まらずジャ
スバル達をほとほと困らせていた。

「なにかあああああああ、私にお礼をさせていただけませんかああ。なん
でしたらお金でも、レアなアイテムでも、私に用意できる範囲でしたらな
んだってえ、いたしますよ!!」
「はは……気持ちだけで十分ですよ」
「いやいや、何をおっしゃりますか。それでは、私の気持ちがおさまりま
せん」
「ですから、本当にお気持ちだけで……」
 言葉に窮する三人。かれこれ2時間ほどこの調子なのである。いい加減、
辟易してきた三人は強引に話を切り博物館を後にする。

「みなさんっ!! ほんとおおおおおおおおにい、ありがとおございましたあ
ああああ!!」
 遠くは離れた後も手を振り続けるヒグウ。苦笑を浮かべながらジャスバ
ル達は時折振り返っては手を振りかえした。

「はあ、それにしても最後、ヒグウさんすごかったなあ」
「そうだな、私も城勤めのとき、彼とは何度か会っていたのだがあのよう
な姿は見たことないぞ」
「よっぽど嬉しかったんですねえ。お助けしたかいがありましたあ」
 ディリシアは寝てただけだろうという言葉をそっと胸にしまうジャスバ
ルとミレイ。そして、そういえば、とミレイが話を継ぐ。

「シーク・シーフの別れ際の言葉。あれは一体なんだったんだろうか」
「たしか『人格、思想、そして失われた記憶、鏡はすべてを映し出すよ。
たとえそれが望まぬ過去だとしても』だったか。まあ、あいつも怪盗だし
捨て台詞は残しておきたかったってだけじゃねえか」
「うーん。難しいですねえ」
 三人の話し合いでは結局解決せずに話が終わる。けれど一人心当たりが
あるジャスバルはそっと、エアルドに話しかける。

「すまないな、エアルド。結局今回もお前の記憶、見つけてやれなかった
よ」
 発露の鏡は確かに人の本性を映し出すが、アーティファクトであるエア
ルドには効果を発揮しなかったのである。
『いや、私のことは気にするな。もうこの状態になってからいったいどれ
だけの時を過ごしたのかそれすらもわからないんだ。今更落胆はせんよ』
 ジャスバルのことを気遣ってかそう口にするエアルド。ジャスバルはそ
の言葉にそっとエアルドに触れることで返す。

『それよりも、ジャスバル。』
 エアルドが言葉を続ける。

『鏡がお前を映したときのあの反応。私はそちらの方が気がかりなのだが』
 博物館での一件。ジャスバルが鏡を見たその時に、鏡に映るジャスバル
の額は光を発していたのだった。

「ははは、心配するなよエアルド。あんなの何かの間違いさ」
『そうは言うがな、アーティファクトは真実を語る。そうそう間違いなど
起きるはずは』
「だから大丈夫だって」
 明るく話すジャスバルであったが、その時感じた内なる衝動。それがジャ
スバルの胸によみがえる。

 ……オレは何か忘れている?



 かくして、無事怪盗をとらえた一行は、第二の聖堂がある街に向かうため
船の出る港に向かうのであった。
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俺と君と誰か 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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