少年その1~3/只野空気。
□作品名 / 作者名(敬称略)
・作品の一行説明
感想
□スキンヘッズ / ひさし
・ハゲでいかつい顔をしたおっさんがまじめにポケモンバトルをしていく漫画。
私のポケモン知識は金銀でストップしているのですがそれでも楽しく読むことのできる作品。要所要所に挟まれるポケモン用語を使う会話がくすりとさせる不思議な感覚。
ギャグかといえばそうではないしシリアスものといえばそうでもない。話数だけを見ればかなり長い部類になるが、ポケモンバトル、ストーリー、ギャグその全部がうまく合わさってどんどんと先を読みたくなる作品。ポケモンファンでもそうでなくても楽しめるいい漫画だと思う。
TOPにはファンによるCM風動画もあるので興味を持った人はぜひぜひチェックしてほしい。
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□アイスペクター / PETOKA
・アホかわいい怪人(雪女)がお金稼ぎのために奮闘するお話。
少年らしいバトル漫画で、なぜか主人公である雪女以外がとにかくがんばって戦う。そりゃもうがんばる。主人公はかわいければそれで正義である。
舞台設定が西部劇ににたものなので見ごたえのある銃撃戦や怪人ならではの能力を使っての戦いはスピード感と迫力が伝わってくる。コマ割りも工夫されており、絵自体にも成長が感じられ、ストーリーと共に作者の成長にも期待が持てる作品。
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□オレ達の修学旅行 / タチバナ
・ノントップ不条理系ギャグマンガ。
学生たちが修学旅行に向かう。ただそれだけなのになぜこんなにも面白いのか。
とにかくギャグがとまらない。面白いとか面白くないとかそういうのは横においてギャグの絨毯爆撃かというくらいにノンストップでギャグをぶっこんでクる。
何も考えずに読めるマンガ。コロコロのでんじゃらすじーさんに似た何かを感じる。
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□Flip Flop / 玄田
・作品説明にもあるようにちょっと変わったやきう漫画。
弱小ベイは不景気とその弱さによってオーナーが経営権を売却してしまう。そこに颯爽と現れた17歳のお金持ち。ドラフトでは12球団中11球団が大物ルーキーを獲得しようとするがベイスターズのオーナーはまったく無名の高校生を指名する。こいつはいったい何者なんだ・・・。そんな冒頭で始まる。全体的にキャラはデフォルメがかかったものが多く、どちらかといえばかっこいいよりかわいいというのが当てはまる。かといって萌漫画化といわれるとそれは断じて違う。通常の投げた打ったのわかりやすい熱血スポ根というよりは考えて考えた戦略によって勝利していくといった頭脳系漫画に分類される。選手一人ひとりのデータや、見せ所をしっかり作れていて作者の野球や作品に対する愛を感じれる作品。
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□ブラックボックス / ユーゴ
・ブラックめの能力バトルマンガ
人の顔がすこし丸みを帯びているという少し珍しい絵柄ではあるがバトルにスピード感を感じられ、書き文字など要所要所に作者のセンスが光る作品。世界観もしっかり練られておりガッツリ漫画を読みたい人向け。
しかし、一ページあたりの情報量が多すぎるため、少し読み手に負荷をかけているように感じる。台詞も詰め込みが多く見られるのでそれも含め読者に呼吸をさせてやるというのを気にかければよりよいものになると感じた。
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□地球救済クラブ / S?ma
・地球救済クラブという謎のクラブに誘われた引きこもりの主人公が知り合いの女性とそのクラブ行ってみよう。というのが今までの流れ。
はっきり言って何もわからない。1-3話の画像の小ささで文字が圧縮されてしまい読みにくいだとかそういうことではなくこのクラブが何をしたいのか。どんな活動をしているのかがわからない。クラブ員たちは一応こういう活動をしていますといったことを言うのだが、『こんにちきゅー』などと挨拶をし、雨が降ったから外で泥だらけになって遊んで踊る。どこかのカルト集団かと疑ってしまうような振る舞い。
主人公たちが感じる未知への恐怖や不気味さを一緒になって感じることのできる漫画で、これからその未知がどう既知へと変わっていくかが気になる漫画。
1-3話は自分で拡大して読みましょう。絵は非常に書きなれているという印象が持て、これからに期待したい。
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□fer rain -フェルレイン- / 有保音
・平たく言うと勇者が強くてニューゲームするお話。
フィルレイン・・・用心棒・・・戦国ジェダ・・・うっ頭が・・・。
どこかで見たことある話。と、いうかリメイクだから当たり前なんですがリメイク前とは絵柄、ボリューム共に大きな変化があり、漫画として非常に読みやすくなっている。
設定自体はありがちな強くてニューゲーム系だが、その王道に従い過去の過ちを正し奮闘し、そしてそのために新たな試練が・・・という流れをしっかりと話に組み込んでおり、先が予想できても先が気になる漫画。幼馴染のことも思い出してくれたらうれしいなって。
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□新都社10周年アンソロジー / みんな
・まるで深夜に動画配信で人を適当に集めて適当に考えさせて描いたような作品。
ライヴ感()それに尽きる。考えるな感じろ。深く考えたとき、深淵もまた君を覗き込む。
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□シルクハットと四角い彼 / くさすず
・ひょんな事から人とは姿かたちの違う異形たちのすまう不思議な世界に迷い込んでしまった主人公が色々な謎を解き明かしつつその本質へと向かい漫画。
ミュータントやケモノ系の違う無機物系の異型というのはあまり見かけないので新鮮だった。中でも、主人公に近しい間柄として頭が立方体のキャラがいるのだが、こいつがとにかく強いしかっこいい。もしかしてタイトル通りこいつが主人公なのではないかと思ってしまうのだが、迷い込んだ主人公にも秘密があり、それが少しずつ解き明かされていく。少々中だるみがあるような気もするのだが、そのおかげで各キャラの掘り下げができているのでよりキャラに愛情を持って読める作品。最新話ではとうとう物語の確信に向かうべく各所の動きが活発になってきている。そのラストを見逃すな。
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□tunaFish ツナフィッシュ / ガムテープ
・異能バトルマンガ
能力は影をベースにそれを使い色々なことができる。という設定。
気になったのは戦闘中の説明台詞の多様。戦闘外でもだがキャラに説明させるというか少しわざとらしいのではないかと感じてしまうシーンが多々ある。1コマではなく多数のコマに分散すれば流れとして読めそうである。
話自体として複雑怪奇という訳ではなくいたってわかりやすいストーリーとなっており、敵対勢力と自陣営がきっぱりと分かれておりまさにバトルメインの少年漫画といった感じでその実、バトルシーンでの躍動感には目を見張るものがあると感じた。
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□アブダクター! / 素
・えと・・・その・・・異能ギャグバトル漫画・・・?
まず作者の絵が凄く上達している。過去の作品と見比べれば一目瞭然だ。女の子はかわいく、キャラは個性を持って存在している。ただ、これは、なんというか深夜のノリで描いた感がある。話数が少ないのもあるかもしれないが何がなんだかわからない。言うならば薄味のボボボーボボーボボを読んでいる感覚に近い。もうここまできたら勢いで駆け抜けて濃い味のボボボーボボボボーボを目指してもらいたい。
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□9 Ritter / 吉祥寺
・一国の統治権をめぐり少女達が無骨な鉄の塊の乗り込みその頂点を目指すバトル物。
まだ話数が少ない。しかしはっきりと言いましょう。私は好きです。絵や見せ方もそうですが何より見目麗しい少女たちがカッコイイだとか強そうというロボットではなくいかにも機能性に特化した相手を倒すための無骨な鉄の塊に乗るというのがたまらないのです。設定として9人の騎士(少女)たちには各家々が得意とする武具があり、それを駆使した戦いが繰り広げられるというわけなのですが、主人公らしき騎士の武具は盾。いったいどのようにして戦うのか。楽しみです。
新たな国の眺望と民への責務を背負った女の意地のぶつかり合い。続きが楽しみな漫画です。
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□海藻高校ヴァスケットヴォール部 / 志摩 長志
・お前らバスケしろ。頼むからバスケをしてくれ。
ギャグ漫画です。それ以上にこの漫画を表現できる言葉を僕は知りません。だいたいこのアメリカンチックな3DCGを見ているとどうしてもエロ関係で見たことがあるぞというが既視感が邪魔してまっすぐな目でこの漫画を読むことができません。というかたぶんそうでなくともまっすぐな目でこの漫画を読むことはできないと思いますが。
とにかく高くトびたい。昨日より遠くにイきたい。そんな人にお勧めの漫画です。
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□今日から勇者レベル1 / ワイズ万
・世界を救うために勇者が奮闘する漫画。
魔王あるところに勇者在り。人とは少し違った能力を持つ主人公がその力を使ったり使わなかったりしながら仲間を集め、研鑽し魔王へと挑んでいくお話。
まさに少年漫画の王道というストーリーだが、中身もしっかりと王道のポイントを抑えており、安心して読むことのできる漫画。話数が少し多いのでしり込みしてしまう新規読者がいるかもしれないが、その話数の割には案外すらすらと読める作品。敵味方と共に魅力的なキャラが多く、死をうまく使っている作品だと感じた。
最終章も始まり読み始めるなら今という感じ。更新もコンスタンスにあるのでこのまま最終回まで駆け抜けてもらいたい。
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□魔王殺害計画 / キョータ
・勇者が魔王を倒すために奮闘する漫画。
バトルというよりどちらかといえばギャグ寄り。勇者というより外道向き。そんな主人公が王の依頼により金と女と名誉のために立ち上がり魔王と倒すぞとがんばるお話。
勇者が魔王を倒すために色々画策していくわけなのだが、まじめにやっていてもどうしてもギャグにしか見えない。レベルを上げてもMPが0のままなところを見るに典型的な脳筋なのだろうがさて、どう魔王を倒すのか。と、言うかどう決着つけるのだろうか。
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□電波ジャッカー / bookman
・ダメ人間がダメ人間なりにがんばる漫画。
長い作品だが、ちょうど最終章に差し掛かり物語も一番盛り上がる局面に向かっている。登場人物達が抱える闇や苦悩。そんなものに趣をおいた精神系セカイ漫画。何よりも人物の苦悩や内面を描くことに特化した作風から繰り出されるストーリーは重厚かつ繊細。だが、それだけではなく今いる世界とは何かなど謎もちりばめられており作者の哲学を感じることができる。かと思えばコミカルに明るい話もあったりと実に変化に富んだ漫画。一話一話ではなくではなく章、または作品としてのロングスパンで評価すべき作品でどのようにまとめるのかが非常に気になる。
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□たたかえ!ヒーローマン / エンハイヤー順
・ヒーローが戦わないSM(シュールギャグ漫画)
今日も朝からのヒーローマンがスピンオフ作品として登場。もちろんスピンオフ元を読んでいなくても問題なく読める作品となっている。
ちょっとアレなヒーローがちょっとアレな怪人と戦う。戦う?戦うお話だ。戦ってるよね?爆笑ではなくクスリとなるギャグでなんだかやさしい気持ちになれる。そんな漫画。
あと、テキトリーナちゃんはよだれかわいい。
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□超次元セパタクロー ツナグ / のりしろちゃん
・アツくシビれるスポ根セパタクロー漫画。
セパタクローとは何ぞや。まずはそこからだがセパタクローとは空中の格闘技と呼ばれるほど激しいスポーツである。コートをネットではさみお互いに相手のコートへとボールを叩き込む。主に足で。簡単に言えばバレーのサッカー版である。
そしてこの漫画をわかりやすく伝えるのならバレーのイナズマイレブンだ。かっこいい技を出して敵を圧倒する。スポーツ漫画でありながら同時に異能物という一面も持ち合わせている。話が進むにつれて強くなる敵に技。止まらないインフレーションに目が離せない作品。また、主人公サイドは仲間との連携を主軸に置いたりと熱くなれる要素満載。アツくなりたいならこの漫画。
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□用心棒ムラサキ / ななみ
・日々喧嘩道中用心棒家業。
普通よりちょっぴり強い女の子ムラサキが用心棒として数々の依頼をこなす漫画。
なぜこの作品がもっと伸びないのか理解に苦しむ。読んでいない人はぜひとはぜひ読んでみるべき漫画。時代はまだ侍が刀さして歩いているようなでも感覚的には時代劇に近いようなそんな時代。漫画として非常にこなれた感じで描かれており、読みやすい、わかりやすい、描きすぎていないと漫画として完成された作品であり、コミカルでもありシリアスでもあると非常にレベルの高い仕上がりとなっている。登場人物の機微もわかりやすく描かれており安心して読むことのできる作品。
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□マジック日和 / もりん
・MTG(マジック・ザ・ギャザリング)漫画
カードゲームのMTGをテーマにした漫画で、拾ったデッキでデュエルしたりバイクに乗ったり命を懸けて戦ったりしないごく一般的な少年少女が楽しくプレイしていく漫画。
カードゲームはそのルールや能力その他複雑なシステムもありとっつきにくい印象があるが、この漫画は初心者にもわかりやすくシステム解説をしており、やったことがない人にも優しく読める作品になっている。キャラによってその性格を生かしたデッキ構築をしており、マンネリ化しないようにとの配慮もあり、要所要所で見られるMTGギャグにも注釈が入れられるなど、みんなに楽しんでもらいたいという作者の思いが伝わってくる作品。
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□中学コース / リューコ
・描きこみの熱量とギャグのぶっ飛び具合で他を圧倒するロボット漫画。
作者のこれが描きたい!これが好きなんだ!という気持ちがダイレクトに伝わってくる作品。あといちいち絵がエロい。うん。エロい。
登場するロボットや戦闘シーンでも躍動感がすばらしい。あと、女の子がエロい。
まるでエロだけの作品のように感じてしまったかもしれないが、それ以外にも色々とすごい。勢いと熱量、それに関しては新都社ナンバーワンの作品ではないかと思う。
ただ、注意しなくてはいけないのが若干グロやあきらかな手抜き作画の部分があったりと読む人を選ぶというのがあるが、それでもぜひ読んでもらいたい作品。
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□With white / 豆師郎
・まるいのが地球に来てそれを探すアリっぽいのと育てる人とまるいのの話。
まるいの・・・いったい何なんだ。アリっぽいの・・・何なんだ。髭のおっさん・・・髭。読者が少し困惑するくらい謎だらけの生物や話の流れなのだが、その中にもしっかりと読ませるためのキーワードであったりストーリーがある。謎を解き明かしていくのと同時にその周りで描かれる人間模様やアリっぽいの模様もこの漫画の魅力のひとつであると思う。読んでいて実に気持ちのいいストーリー展開で謎が少しずつほどけていくのが楽しみになる漫画。
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□ハイパボロボット / ジャクロ
・君は知っているか、ハイパボロボットを。知ってる人は知っている。知らない人は覚えてね。
ロボット物であるが、超兵器だとか超人類だとかが出てくるバトル物ではなくコントローラーで動かすおもちゃの工作ロボット、ハイパボロボットを題材にした作品。ロボット自体は平凡な造形が多いのだがそのコミカルな動きや独特のバトル手法などが面白い漫画。最新話は交換企画で別の人が描いているのだが、その描きこみをさせるだけの魅力をもったすばらしい作品。
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□キングの塔 / はり
・才を生かして才を殺すギャンブル漫画。
さえない主人公が一発逆転にかけてとあるゲームに参加する漫画。
タイトルにもあるようにキングの塔という施設で数々のゲームに勝利し鉄片を取りに行く。というストーリーなのだが、題材としているゲームが既存のゲームにルールを加えて複雑化したものを使用している。基本的にイカサマやルールの穴を見破る系の漫画で、そのトリックを考えながら読むのが楽しい作品。絵も見せ方も成長途中といった幹事でこれからに期待が持たれる。
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□黒鉄城 / 木曜の「ま」
・どこかで見たことあるロボットがどつきあう漫画。
どこかで見たことあるような聞いたことあるような奴らが戦うロボバトルマンガ。荒削りだがしっかりとロボットの蒸気と熱気を筆に載せたバトルシーンが見所。
また、一昔前のやんちゃ系主人公がいい味を出している。ロボット物といったらやっぱりこの糞みたいな主人公が人間的に成長したりしなかったりするのもひとつの魅力だと思う。それをかんがみるとこの漫画は昔のロボット物が好きな人は大好物だろう。また、最近のロボット物しか知らないという人もぜひこの熱を感じてほしいと思う。
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□アンタッチャブル / 二十四節季
・転校先はスクールカーストのある学校だった。
さえない主人公が転校した先はその生活態度によって住居すらも決定付けられるスクールカーストが存在する学校だった。
話としては好きだし楽しみだが、少し導入に時間をかけてしまい読者を逃してしまっている印象を受けもったいないないなと感じてしまった。設定やキャラの個性は魅力的でこれからが盛り上がっていくところだと思うので更新に期待したい作品。
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□少女妄想学持論 / 静脈
・静脈ワールド。それに尽きる。
正直この作品が今回のレビューにおける頭痛の種だった。どう説明していいのかがまったくわからない。シュール系のギャグ。そういってしまえば完結してしまいそうなのだがこの作者の作品にはそれだけで終わらせてはいけない何かがある。よって僕はこの作品をうまく語るすべを知らない。なのでぜひとも読んでみてほしい。そして感じてほしい。この感覚を。
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□リーゼントすし / IwantA
・しゃべるリーゼントすしとすし屋とその他喋るなんやかんやのギャグ漫画。
さくさく読める作品。更新も定期的に行われておりずっと読むというよりたまに来てたまに読むといったスタイルがしっくりくる漫画。話自体は喋る色々なものとその所有者の会話がメインだがそれだけで面白いのだから不思議。新聞に載っている4コマ漫画のように気軽に読める作品。
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□鉄甲ボンゴ / ウッチェロ
・うなれ鋼鉄はじけろニトロなロボット漫画。
おそらく新都社一3DCGの使い方がうまい漫画。Web漫画界隈ではあまり見ないフル3Dモデルでの漫画なのだが、絵に勝るとも劣らず舌を巻くほどキャラの表情や躍動感が表現されている。始めは鉄人28号を彷彿させる古めかしいロボが戦うのだが、このロボちょっと普通ではない。何が普通じゃないってそれは私の口からいえない。フルCGなのでフルカラーで目にも優しい漫画で、比較的ライトな感覚で読むことができるが、その中身は骨太でしっかりと定番を抑えつつサプライズや謎をちりばめているあたりがずるいなと感じる作品。
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□二代目魔法少女ブリティ / 名華姉妹
・ばあさんや敵はまだかのう・・・ばあさんや?・・・あっ死んでる。
長きに渡って繰り広げられた魔法少女の戦いにも高齢化の波が・・・ならば探そう後継者を。ということで二代目魔法少女になった少年が「ウサギって自分のうんこ食べるんだよな…きたねっ」というどんよりとした気持ちを増大させて世界の滅亡をたくらむ悪の組織と戦うお話。
まさに酷いの一言である。酷いからいいのだが、あいこちゃんは年をとらないし16歳のJKなんですよ。
主にどうしてそこに全力を出そうとするんだと突っ込みを入れたくなるような勢いでストーリーは進みます。だからこそ読者は深く考えさせずにただ笑うだけの気軽に読むことのできる漫画。
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☆おまけ
始めようよ…哀れなブラッドカーニバルをさ
スキンヘッズ ◆ますますハゲんでほしい
アイスペクター ◆レイちゃんはあほかわいい
オレ達の修学旅行 ◆頼むから修学旅行をしてくれ
Flip Flop ◆やきうもいいけどオーナーさんもたまには出してもええんやで?
ブラックボックス ◆画像を中央に寄せたり少しの工夫でよくなりそう
地球救済クラブ ◆不気味。先が気になる。
fer rain -フェルレイン- ◆幼馴染のことも忘れないであげてください
新都社10周年アンソロジー ◆糞漫画
シルクハットと四角い彼 ◆きゃーキューさん抱いてー
tunaFish ツナフィッシュ ◆流れとして楽しみだが画面をもう少し見やすくするとワンランク上にいけそう
アブダクター! ◆シリカちゃんはだるまかわいい
9 Ritter ◆好き。みんなも読むべき
海藻高校ヴァスケットヴォール部 ◆バスケをしろ!!!1
今日から勇者レベル1 ◆何なんじゃ忍者忍者ェ・・・
魔王殺害計画 ◆展開が頭打ちのような気がする。今後に期待
電波ジャッカー ◆始めるぞ反撃!揚げろその狼煙を!
たたかえ!ヒーローマン ◆テキトリーナちゃんSM(しゅごいマーベラス)
超次元セパタクロー ツナグ ◆圧倒的能力に仲間と協力。圧倒的成長↑↑
用心棒ムラサキ ◆じいさんは強い。執事だったり糸を使えばもっと強い
マジック日和 ◆目つきの悪い女の子って泣いたらかわいいよね
中学コース ◆ハイパボ!俺だ!ハイパボしてくれ!
With white ◆まるいの・・・いったい何なんだ
ハイパボロボット ◆リューコ!俺だ!結婚してくれ!
キングの塔 ◆荒削りだが成長が楽しみ
黒鉄城 ◆黒鉄城がメケメケZにしか見えないのは俺だけだろうか
アンタッチャブル ◆やっと前説が終わったという感じ。今後に期待
少女妄想学持論 ◆気をつけろ!油断したら引き込まれるぞ!
リーゼントすし ◆すしより職人のほうが面白い存在なんだよな
鉄甲ボンゴ ◆敵ロボが鉄拳のコンボットに見えちまうのは俺だけか
二代目魔法少女ブリティ ◆コアラだってうんこ食うんだよ・・・
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10周年おめでとうございます。
ゲームしてたらいつの間にかだいぶたってました。
こういう機会は読んでなかった作品の再発掘として非常に優秀だなと改めて感じました。個人的にですが今回の更新分の中で勝手に空気賞を設けるとしたなら
金賞 / 9 Ritter
銀賞 / 黒鉄城
銅賞 / アンタッチャブル
ですかね。中でもアンタッチャブルは前説が終わってこれからというところのようなので設定、そしてキャラ設定等を見るに今後に期待したい作品です。
9 Ritterは僕が好きなジャンルだというのが大きいですがどのように戦っていくのかが非常に気になります。
黒鉄城は古きよきロボット物を見ているようで非常に心躍ります。現代には汗臭さが足りないんですよね。
また、少年の感想枠なので感想は省きますが各雑誌で言うと、ヤング『脳筋ちゃん』コニー『月夜見』きぼん『エンゼルシューター』ぷげら『となりの宇宙人観測日記』がお気に入りです。
と、勝手に色々言いましたが最新作、最終章に差し掛かる作品様々ありますがぜひとも完結まで走りきってほしいなと思いました。
また、この企画を考え参加なされた皆々様におきましても感謝と完結をお祈りいたしまして終わりにしたいと思います。
最後になりますが誤字脱字は許してください。なんでもしますから!!!1