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ナツ・ナチュアのお仕事・二日目

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前回の研究所での『お仕事』から一週間。

ナツ・ナチュア(ナナ)は自室でヒマそうにごろごろとしていた。

一応紹介所で見つけた普通の仕事をこなしたりしているものの

やはり失敗続きだった。

ナナは悪い意味でそこそこ有名なので

あまりいい仕事が回ってくることもなかった。

(あの仕事また来ないかな・・・)

ナナはそんなことを考えていた。

(アレ、すごかったな・・・)

前回の『お仕事』のことを思い出して顔が赤くなる。

前回はお金がほしい気持ちが強かったからそれほど意識しなかったが

正体不明の生物をお腹いっぱいに詰め込んで

男の人の前でおもらしまでしてしまったのだ。

(恥ずかしい・・・)

ナナは枕に頭をうずめた。

ローパーがなぜあんなことをするのか謎だった。

体におかしな影響があるかと思ったが、

一週間たっても特にそんなことはなかった。

と、その時、自室の部屋の扉がトントンとノックされた。

「あ、はーい」

誰だろうと開けると、紹介所の受付嬢のアイス=ピアニッシ嬢だった。

「急にごめんね」

ピアニッシ嬢が謝る。

「いえ・・・どうかしたんですか?」

「一週間ぐらい前・・・仕事を依頼したあの科学者兄弟がまた来てね・・・」

「え・・・」

ナナの心臓がドキッとした。

「またナナちゃんに仕事をお願いしたいって」

「あ、そ、そうなんですか・・・」

この時ナナは高給以外の別の期待が自分の中にあることにまだ気付いていなかった。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


一時間後、ナナは再びあの研究所の前に立っていた。

しかし一週間前とは少し様変わりしている。

研究所の横の空き地にレンガが積み上げられており、

『建設予定地』というカンバンが立っている。

ナナは研究所のドアをノックして中に入った。




「あの・・・隣りになにかできるんですか?」

ナナはゲコに聞いた。

「ああ。前回の研究結果をスポンサーに報告したところ、ずいぶん喜んでくれてね」

ゲコはうれしそうに答えた。

「新しい薬の開発を始めるんだそうだ。それでボーナスが出たから新しい設備を立てるんだよ。げっげっげ」

「へえ、そうなんだ・・・」

前回されたことは恥ずかしすぎたけど、役に立てたことはうれしかった。

「研究費の増額も認めてくれたよ。弟よ。アレを持ってくるのじゃ」

ノッポのほうが黙って席を立つ。

ノッポは大きな袋を持ってきた。

袋の中には金貨がたくさん詰まっていて、ゲコはそれを取り出して別の小さな袋に詰める。

「君に支払う報酬も増額できるんじゃ!」

「わ・・・す、すごい・・・」

給料は前回よりもさらに多かった。

そこそこ贅沢しても2か月分の生活費になるだろう。

「さすがにSHW大幹部がスポンサーだと金払いが違うのう!げっげっげ!・・・で、やってくれるかね?」

「は・・・はい!」

ナナは元気よく引き受けた。

「ではさっそく始めるかの。弟よ。準備するのだ!」

ノッポは黙ってうなづいて奥に引っ込んだ。

少ししてノッポは大きめの台車を押して帰ってきた。

台車の上には赤黒いローパーが横たわっていた。まったく動かない。

「死んでる・・・?」

「いや、薬で眠らせてあるんじゃ」

ゲコはメスを取り出してローパーの根本部分を切り開いた。

ローパーの体内は無数の細い触手で覆われていた。

ドロリとした透明な粘液が台車の上に零れ落ちた。

ゲコはぬるぬるした触手をかき分け、底部分からひときわ太い一本の触手をつかんだ。

赤黒くて先っぽが太く尖っていた。

ノッポが体重をかけてローパーの根本を押した。

するとその太い触手の先から白いドロドロした液体が溢れてきた。

ゲコはその液体を大きめの容器に受けた。

洗面器くらいの大きさの容器がいっぱいになった。

「うわ・・・なにコレ・・・」

ナナはその液体を触ってみた。

液体は全体的に黄色っぽい白で、ところどころ卵白みたいに白くなっていた。

人の体温程度の温度で、指を離すと粘液の糸を引いた。

指についたそれを嗅いでみると、塩素系洗剤みたいな匂いがする。

ちょっとイカっぽい生臭さもある気がした。

「げっげっげ・・・先日の実験でローパーの体内にある成分が女性ホルモンの分泌に影響を与えることが分かってね・・・」

ゲコは横たわったローパーをトントンと叩いた。

ノッポは切り開いたローパーを閉じて針と糸で縫い合わせて再び奥へ持っていった。

「それを利用して化粧品や不妊治療の薬を作る計画があるんじゃ!」

「はあ・・・」

「その計画を進めるためにこのローパーの体液が人体にもたらす影響をさらに詳しく調べたい」

「え・・・えと、あの、その、つまりそれをまたわたしの中に・・・?」

「その通りじゃ!げえげっげっげっげっげ!」

「は、はい・・・わかりました」

ナナは前回と同じく、血液、尿、その他体液を採取され、脳波検査などを受けた。



どれが終わるとノッポが巨大な注射器みたいなものを持ってきた。

注射器の先端には針がなくて、代わりに透明な長い管のようなものがついていた。

「これはヤギに種付けするための道具じゃよ。げえげっげっげ」

「た、種付け・・・そうなんですか・・・」

ナナは赤面する。

ゲコはローパーの体液が満たされた容器に注射器の先端を沈め、押し子を引いた。

やや黄みがかった白いローパーの体液が注射器内に満たされていく。

(あれがわたしの中に・・・)

ナナはスカートをはずし、パンツを脱ぐ。

ノッポが樹脂の手袋をしてこの前使ったのと同じ、潤滑液を手に塗りつけた。

その潤滑液をナナの性器にも塗りこむ。注射器の管のほうにもだ。

ノッポはポケットから4センチほどの円錐状の器具を取りだし、アルコールで念入りに消毒してからそれにも潤滑液を塗った。

円錐状の器具は樹脂かなにかで出来ているらしく、とてもやわらかそうだ。

「・・・あ、あのそれ、なんですか?」

ナナは聞いた。

「・・・・・・・・・・・・・・逆流防止弁・・・だ・・・・・・・・」

ノッポはその円錐状の器具をナナの膣に挿入した。

「んんッ・・・!」

ナナは小さくうめく。ノッポはそのまま弁を押さえている。

「ではナナ君、始めるぞ」

「はい・・・よろしくお願いします・・・」

ナナは前かがみになってゲコのほうにお尻を突き出した。

注射器の管がナナの膣にゆっくり挿入されていく。

管の先端が膣の奥まで達し、子宮口に触れた。

ゲコは少し力を込めて先端を子宮内に押し込んだ。

「んぎッ!?」

ナナの体がビクンと跳ねた。

「むッ、どうした?痛かったか?」

「あ、いえ・・・大丈夫です・・・」

(痛くはないけど・・・気持ち良すぎて・・・)

ゲコはさらに奥へ管を押し込み、注入を開始した。

注射器の中の白い液体が押し出され、ナナの子宮へと送り込まれる。

『それ』が子宮に満たされると、ナナは自分の体の変化に気付く。

子宮を中心にじんわりと微熱が広がり、体全体が熱くなる。

鼓動が早くなり、全身の神経が過敏になっていく。

液体の注入が終わると、ゲコは再び注射器に液体を充填し始める。

「え・・・あ、あのまだ入れるんですか・・・?」

「そうじゃよ。なるべくたくさん入れんといかんのじゃ」

注射器の管が再び挿入される。

「ッ・・・・・・・・・・・!!!」

ナナは口元を押さえた。

そうしないと声が漏れてしまいそうなほどに気持ちいい。

ゲコ、ノッポからは見えなかったし、当然ナナも知るはずがなかったが、

この時ナナはとろけそうなほどに満たされた、恍惚とした表情になっていた。

注入された液体が何らかの影響を与えているに違いなかった。

再び子宮口へ先端が突き入れられ、ナナは膝を震わせて絶頂した。

「ッ~~~~~~!!!」

声を出してしまわないように息を止めて快感をこらえる。

「・・・・・・・・・・・おい・・・・・大丈夫か。痛いのか?」

「はいッ・・・!大丈夫・・・ですッ・・・」

ノッポの問いに答えるナナのこめかみから汗が流れる。

膝がガクガクと痙攣させて絶頂の余韻に浸る。

こんなにも簡単に絶頂してしまう自分が信じられなかった。

ゲコが注射器を押して中の液体を注ぎ込む。

「ッ・・・・・・・・・・・・・ッ!・・・・・・ッ!・・・ッ!」

ナナはビクンビクンと全身を痙攣させて再び絶頂した。

子宮口と膣道が伸縮を繰り返していた。

まるで喉を鳴らしておいしそうに飲み込んでいるよう・・・。

この液体には性的感覚を増大させる効果があるのだとナナは考えた。



大きめの容器に満たされた白い液体を一滴残らず注入されて、ようやく終わった。

下腹部がぽっこり張っている感じだ。

「よし、これで終わりじゃ!・・・大丈夫かの?」

「はッ・・・はい・・・」

ナナは荒く息をついた。額からあごに汗がしたたり落ちた。

そのあとナナは、逆流防止弁が脱落しないようにぴっちりと締め付けるエナメル製の下着を履かされた。

お尻とおしっこの部分は穴が開いているので排泄は問題ない。

「これで終わりじゃよ。もう家に帰ってもいいぞ」

スカートを履いたナナにゲコが言った。

「それから、1時間ごとにこの検査キットで検査をしてくれ」

ナナは検査キットを受け取る。

これからのナナの仕事は自分の中に注入されたローパーの体液の効果を調べることだ。

これから1時間ごとに汗、唾液、膣分泌液などを採取し、密封して保存しておく。

尿も一部を採取し、容器に保存するのだ。

ナナは渡された検査キットをふところにしまった。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


家に帰ったナナはベッドの上でごろごろと寝返りを打つ。

体の中が熱く、どうしようもないうずきが全身を支配する。

しかし、ナナは自慰の仕方をまだ知らない。

じっと我慢するしかなかった。

それでも3回目の定期検査を終えるころ、そのうずきは収まってきた。

(どっか遊びに行こうかな・・・)

そんなことを考える程度の余裕はできてきた。まだ日は高い。

(隣街に遊びに行こ・・・お金あるし・・・)

ナナは立ち上がって支度を始めた。

(下着どうしよ・・・いっか・・・別に・・・)

エナメル製の下着を履かされているので普通の下着は履かなかった。




ナナは乗り合い馬車がある場所に向かい、隣町行きの馬車に乗り込んだ。

隣町は山をひとつ越えた場所にあり、ここよりかなり大きい。

ただ住むだけのこの町と違い、商売で発展したここは遊ぶ場所も多かった。

馬車に揺られて小1時間。

隣町に到着した。

「わーすごい・・・」

馬車から降りた途端、通りの人の波にさらわれそうになる。

今住んでる町と全然違う。

人間が多く、亜人(エルフ等)が少ない。

(どこ行こっかな・・・と、その前に・・・)

ナナは公衆便所を探して中に入り、体液各種と尿を自分の尿を採取した。

もらった体温計で体温を測り、レポートに記す。

その他、体調の変化、気分の変化なども細かくレポートに書き込んだ。

これをやらないとお給料がもらえない。

(よし・・・)

ナナは公衆便所を出て、街の中心へ歩き出した。



そのあとナナは商店街でショッピングしたり、

猫喫茶で猫と遊んだり、

こジャレたお店でパフェを食べたりした。

(そろそろ帰ろうかな・・・)

日が傾き始め、近所からは夕食の準備の匂いが漂いはじめる。

ナナは遊んでた猫喫茶を出て街の出口で乗り合い馬車を待った。

ほどなくして自分の街へ向かう馬車を見つけ、料金を支払って乗り込んだ。




乗り合い馬車には数人の老人が乗っていた。

老人たちは寝ているようだった。

ナナが乗り込んだ後、4、50歳ぐらいの小太りの男と帽子をかぶった男が乗り込んできた。

小太りの男はナナの右側に、帽子の男は左側に座った。

(どうして挟むのよ・・・)

しかも密着した状態で。

しかし、ど真ん中に座った自分にも非があると思い、特になにも言わなかった。

しばらくして馬車は出発した。

ゴトゴトと馬車に揺られると、密着したオッサンの暑苦しい肌とナナの肌が触れあう。

「ふうー暑い」

右の小太りなオッサンが腕をあげて額の汗をぬぐった。

「ひゃッ」

男の肘がナナの胸に少し触れた。思わず声が出る。

くすぐったいようなしびれるような感覚があった。

ナナは赤面してうつむく。

それを引き金に今まで忘れていたうずきが体の奥からじわじわと広がった。

左側の帽子の男が右側の男にハンカチを差し出した。

やはりこのふたりは知りあいだったのだ。

小太りの男は手を伸ばすが受け取り損ねて、ナナの両足の間に落ちた。

「あ、すまん」

男が謝ってハンカチを拾うが、その時ナナの太ももに手が触れた。

(わわっ!)

ナナはスカートを押さえた。

急にエロい下着を履いて、股間におかしなものを装着してることが不安になってきた。

(ばれないよね・・・ばれるはずない・・・)

ナナの鼓動が大きく、早くなる。

小太りな男のほうがハンカチで顔や頬を拭いた。

その度に男の腕や肘がナナの体に触れる。

左の帽子の男も同じように体をせわしなく動かしてナナのあちこちに触れた。

(偶然かな・・・ひょっとしたら、痴漢・・・?)

ナナは今まで一度も痴漢に遭遇したことがない。

聞いたことがあるだけだ。

(どうしよ・・・移動しようかな・・・)

馬車に席にはまだ空きがある。

(でも今あからさまに席を立ったら不愉快に思われるかも・・・)

どうしようかとナナはもじもじした。

馬車はまだ山登りの途中のようだ。

まだ到着まで時間がある。

(やっぱり席変えよ・・・)

そう思って腰を浮かそうとしたところでふいに帽子の男の左手がナナの太ももを押さえた。

(え・・・?)

さらに小太りの男のほうがナナの腕に手を回して立ち上がるのを妨害する。

偶然じゃない。ナナを抑え込んでいるのだ。

帽子の男がナナの太ももをなでまわしはじめ、小太りの男のほうが乳房を軽くつかむ。

「ちょッ・・・!やめてください!大声出しますよ!」

怒ったナナが抗議するが、帽子のほうの男は無言でナナのスカートをめくり上げた。

一瞬ナナの履いているエナメルパンツが露わになる。

そして膣に挿入されている逆流防止弁の不自然な凹凸もだ。

「!!!?」

ナナはあわててスカートを押さえた。

「おとなしくしてろよ・・・他のやつらにバレてもいいのか?」

帽子の男が耳元でささやいた。

「街にいるときからずっと見てたよ。なかなかいい趣味してるじゃねえか・・・」

小太りの男がニヤニヤ笑いながらささやく。

「ち、ちが・・・これは・・・ッ・・・!」

これは実験なんです、と言おうとしたナナだが、小太りな男がさえぎって言った。

「なにが違うんだ?ホントはこうされかたったんだろ?」

(そんなわけない!)

そう言おうとしたナナだが、体をまさぐられる感覚に体がビクンと反応して遮られた。

小太りな男のほうがこねるように乳房を揉み、人差し指で乳首をコリコリと嬲る。

その反対側から帽子の男が同じようにナナのおっぱいを嬲る。

ナナは両手で男たちの手を押さえようとしたが、4対2だ。

その上男たちは肉体労働でもしているらしく、太い腕は力が強かった。

「やめて・・・!お願い・・・!」

ナナは半泣きで訴えるが、男たちは聞く耳を持たない。

「おとなしくしろよ。他のやつら起きるぞ」

帽子の男が言う。

ナナはハッとしてあたりを見る。

乗客は老人ばかりでがっくりと首を落として寝ている。

呼吸からして寝ているのはたしかだろうが、大きな音でもすればすぐ起きるだろう。

大声を出せば男たちは行為をやめるだろうが、同時にナナが装着してるアレのこともバラすだろう。

いったいどっちがマシだろうかと混乱しながら頭を巡らせているうちに、

小太りの男の手がナナの服の下にすべりこんだ。

「・・・・・!」

服の上から触れられるのと、直に触れられるのでは段違いだ。

男の固いザラザラした指がナナの柔らかい乳房を蹂躙する。

ふいに小太りな男が乳首をつまんで軽くひねった。

「ひッ・・・・・!」

思わず声が漏れ、ナナは両手で自分の口を押えた。

手がふさがり、ナナの抵抗がなくなったので男たちは両手で嬲り始める。

帽子の男もナナの服に手を入れ、爪の先で乳首を軽くひっかいた。

「ッ・・・・・・!ッ・・・・・・!ッ・・・ッ!」

体の奥深くに打ち込まれるような快感に、ナナはビクビクと反応する。

再び膣と子宮が伸縮を始める。

ローパーの体液を注入された直後の鋭敏な感覚がよみがえり始めていた。

手で押さえていなければ、かなり大きな声が出ていただろう。

恐怖と、呼吸が止まった苦しさでナナの目から涙がこぼれる。

ナナの反応を見て男たちの責めが加速する。

揉みしだく、つまむ、ひっぱる、指で叩く、ひっかくといった責めがかわるがわるナナの乳房をいたぶる。

「~~~~~~~!!!!!」

性感が最大まで高まり、ナナは背中を反らせて全身を震わせながら絶頂した。

30秒近い、長い絶頂だった。

その間、ナナは声が漏れないようにずっと息を止めていた。

「ハアッ、ハアッ、ハアッ」

エクスタシーが収まると、ナナは荒く息をついた。

「ハハハ、乳だけでイッたぜこいつ」

小太りの男が下品な顔で笑う。

(イッた・・・?いったってなに・・・?)

ナナはイクという言葉の意味をまだ知らない。

小太りの男の手がナナの性器のほうに伸びる。

「ダ、ダメッ!」

おっぱいよりもさらに敏感なその場所に触れられたらおかしくなってしまう。

だが男はナナの懇願を無視して男はエナメルパンツの上からナナの陰核をなぞる。

「ヒッ・・・!」

厚いエナメルの上からでも体がのけぞるほど強く感じた。

男が陰核を指でトントンと強めに叩いた。

そのリズムに合わせてナナの体が跳ねあがる。

「ッ・・・!ッ・・・・・・・!ッ・・・・!」

ナナは全身を震わせながら両手で口を押えて声を殺す。

「ヒヒヒ・・・めちゃくちゃ感じてやがるぜ。こんな淫乱な女見たことねえ」

むろん、これだけナナが感じているのは催淫性のあるローパーの体液を、

子宮に注入しているからなのだが、男たちがそんなことを知るはずもない。

ナナは両手で男の手を押さえた。

「ダメッ・・・ダメッ・・・お願い・・・」

ナナは半泣きで訴える。

これ以上は本当におかしくなってしまう。

「やめてやってもいいぞ」

帽子の男がささやく。

「ただし俺を満足させられたらな・・・」

そう言って帽子の男はズボンからペニスを取り出した。

(これが男の人の・・・?)

ナナはその時初めて男性器を見たのだ。

赤黒く、そこだけ別の生き物のようにビクビクと動いている。

「あ、あの・・・満足ってどうすれば・・・」

「しゃぶるんだ。口に含んで、舐めるんだよ」

ナナは言われるがまま身をかがめて男のソレに顔を近づけた。

(うわっ、臭っ・・・)

男のソレは肉体労働者の汗臭さと、生臭い不快臭を放っていた。

(これ・・・舐めるの・・・)

ナナはためらったが、仕方なく男のソレを口に含む。

(うえっ・・・)

イカっぽい生臭さが口いっぱいに広がる。

吐きそうになったが我慢する。

口の中で男のソレに舌を這わせる。

「手でしごきながら先っぽを中心に舐めるんだ」

ナナは男の言うとおりにする。

「あと口の中の空気を抜いて吸い込むように・・・ククク、そうだいいぞ」

男がナナの頭の上に手を乗せる。

「なかなかうまいじゃないか。そろそろ出るぞ」

しばらくなめ続けていると、男が言った。

(出るってなにが・・・?)

ナナはまだ男性の射精についてなにも知らない。

「くッ、出るぞ!」

男が言うと同時に、ペニスの先からなにかの液体が発射された。

「ん゛ッ!?」

ナナはペニスから口を離し、口の中に発射された液体を自分の手のひら吐き出した。

(なにコレ・・・)

その時、ナナは初めて男性の精液を見た。

それと同時に、これとよく似たものを今日の朝みたことを思い出した。

(あのローパーの体液とそっくり・・・!)

あのローパーの中心部にある突起から出ていたアレと同じだったのだ。

色も匂いも質感も、まったく『同じ』であった。

そしてこれと同じ液体が今ナナの膣と子宮にあふれんばかりに満たされている。

(これと同じものが入ってるんだ・・・!私の中にあんなにいっぱい・・・!)

それを知ったとたん、息が荒くなり体の奥が燃えるように熱くなる。

「吐いちゃダメだよ。飲み込むんだ」

帽子の男がナナに言った。

「うう・・・」

ナナは男に言われるがまま、青臭いそれを口に戻し、飲み下した。

(おえ・・・)

吐きそうになったがなんとかこらえる。

だが、これで終わりではない。

「今度は俺の番だ」

小太りの男がナナを引き寄せ、自分のモノを出す。

こっちの男のモノは帽子の男のモノよりもかなり大きく、形が少し違った。

先端部分が包皮に包まれている。

そして帽子の男のモノよりもずっと臭い。

(うえっ・・・これ舐めるの・・・)

ナナは嫌悪感に泣きたくなる。

意を決して男のソレを口に含んだ。

腐ったイカみたいな匂いだった。

強い吐き気に襲われたが、ナナは涙ながらそれを舐める。

帽子の男と同じように、手でモノをしごきながら先端部分に舌を這わせる。

「なかなかうまいな・・・だが俺は『喉』のほうが好きなんだ」

(喉・・・?喉って・・・)

男は疑問に思うナナの頭を両手でつかみ、思いっきり押した。

「う゛ぇッ!?」

男のペニスがナナの奥まで突っ込まれ、ナナは強烈な吐き気に襲われる。

呼吸が止まった苦しさに、ナナは男の手から逃れようともがいたが男の力が強く逃げられなかった。

男はナナの頭をつかんで上下に揺さぶった。

「カハッ!オ゛ェッ!」

喉に男のペニスが出し入れされ、その度に吐きそうになる。

口の端からえづき汁が垂れた。

吐き気に涙が止まらない。

「やべッもう出ちまうぜ!」

男はナナの頭を押さえたまま、喉の奥に大量に発射した。

(んんんーーーーーーーーーーーーーーー!!!)

熱い精液が喉を伝って胃に落ちていく。

小太りな男のほうの精液は、帽子の男よりもはるかに多かった。

「ケホッケホッ・・・ハアッハアッ」

自由になったナナは苦しさと気持ち悪さで咳き込んだ。

(これで終わり・・・?)

そう思ったナナだが、小太りな男のほうが立ち上がってナナの太ももを持ち上げようとした。

「もう我慢できねえ。ハメさせてもらうぜ!」

「ちょ!?話が違うじゃ・・・」

「うるせえな。ホントはこうされたかったんだろ?」

「違ッ・・・!離して!」

騒ぎながら押し問答するふたりに、さすがに寝ていた老人も起きてくる。

と、その時、馬車が停止した。

いつの間にか山道は終わっていた。

街に着いたのだ。

ナナは男の手が緩んだスキにその手を振りほどき、脱兎のごとく馬車から飛び出した。

「チッ」

後ろから男の舌うちが聞こえてきた。





「ハアー・・・」

街の中に入ってナナは安堵のため息をついた。

乱れた服を直して髪も整える。

「危なかった・・・あんなのがいるなんて・・・」

ナナは男にずり降ろされそうになったエナメルパンツを引き上げる。

股間からなにかがしたたり落ちる感覚があった。

入れてたローパーの体液が流れたのかと思ったが違った。

液体は透き通っていた。

これはナナの愛液のほうだった。

締め付けのきついエナメルパンツからあふれ出すほどナナの股間はびしょびしょに濡れていた。

(どうしよ・・・こんなに濡れてる・・・)

ナナはさっき飲み下したふたりの男の精液のことを思い出す。

臭くて汚くて、不愉快な喉ごしの男の体液。

女性を妊娠させるための体液。

(アレと同じものがわたしの中に・・・)

それを思い出すと、子宮の奥がキュンキュンと切なく震えた。

不愉快どころかとても気持ちがいい。

ナナは裏路地へ駆け込み、あたりにだれもいないのを確認してスカートをたくし上げた。

(ガマンできない・・・!)

この体のうずきをどうにか押さえなくては狂ってしまいそうだった。

ナナは男が自分にした事を思い出し、指でトントンと陰核を叩いた。

「ヒッ・・・!ンンッ・・・!」

指が陰核に打ち付けられる度にナナの体がビクンと震え、声が漏れる。

身をよじらせながら快楽をむさぼる。

白い白濁液で満たされた自分の子宮を想像すると、なおさら気持ちよくなれた。

(いっぱい・・・あの精液でいっぱい・・・!)

「ンアァッ・・・!!!!」

性感が高まり、ナナは陰核を叩く指を早くする。

「ンンン!!!」

ぷるぷると体を震わせながら絶頂した。

「ハアッ、ハアッ・・・」

一度絶頂しただけでは収まらなかった。

ナナは今度は指で陰核を押し込むように強くこねあげはじめた。




結局そのあと4回も絶頂してしまった。

「ハアー・・・」

どうにかうずきが収まり、ナナはぐったりと座り込んだ。

と、そこで大変なことに気が付いた。

(このことも報告しなきゃいけないのかな・・・?)

黙ってようかとも思ったけど、こんなに遅くなっていて何もなかったというのも不自然だ。

いつの間にかあたりはすっかり暗くなっていた。

夜空に青い月が輝く。

急にこんな場所でこんなことをしていたら

またあの男たちみたいな輩が現れるのでは、と心配になった。

ナナは立ち上がって小走りで研究所に向かった。

研究所に戻る約束の時間をだいぶ遅れている。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



「そ、それから・・・あの、どうしても我慢できなくなって・・・裏路地でずっと自分の性器をいじってました・・・」

ナナは真っ赤に赤面しながら事の次第を説明した。

「どのくらいいじってたのかね?」

「ど、どれくらいって・・・2時間くらいかな・・・」

研究所に帰還したナナは、検査キットとレポートをゲコとノッポに渡し、

今日一日の出来事のすべて、馬車内で痴漢されたことや、

そのあと裏路地で自分の子宮に満たされている白濁液のことを思い出しながら絶頂したことも全部話した。

ゲコとノッポは大真面目に聞きながらレポートに書き込んでいる。

「ゲッゲッゲ・・・なるほどなるほど・・・貴重なデータが取れたよ。ありがとう」

ゲコが満足げにつぶやいてレポートを大事そうにしまって奥へ引っ込んだ。

ノッポがナナの肩を叩いてつぶやいた。

「・・・痴漢のことは災難だった・・・。そいつらは・・・探し出してしかるべき処置を取る・・・」

「え、あ、はい・・・」

「では・・・出そうか・・・」

ゲコが洗面器ほどの大きさの透明な容器を持って帰ってきた。

ナナはスカートを外してその透明な容器をまたいだ。

ナナの後ろに回ったノッポが逆流防止弁を押さえながらエナメルパンツの留め具を外す。

ゆっくりと逆流防止弁を引き抜くと、ドボドボと白濁液が容器に落ちた。

ノッポがナナの下腹部を押さえ、中に残っている分も押し出す。

かなり大きな容器がいっぱいに満たされた。

「ふう・・・」

ナナは楽になったお腹を押さえてひと息つく。

「あ、あの・・・もしかして・・・この液体って、ローパーの精液ですか・・・?」

ナナはゲコに聞いた。

「え?ああ、そうじゃよ。言ってなかったかの?」

「き、聞いてません!」

ナナは真っ赤に顔を染めて言う。

「そうじゃったかの?すまんすまん」

ゲコが笑う。

(もう・・・この人はいつも・・・)

ゲコはナナが出した液体が入った容器を奥へ持ち帰り、金貨の詰まった袋を持って帰ってきた。

「ごくろうさん。今日はゆっくり休みたまえ・・・」

ずっしり重い袋を受け取ると、疲れが吹き飛ぶようだった。

「はい・・・ありがとうございました・・・」

そう言って頭を下げたナナにこともなげにゲコは言った。

「明日も同じ実験をやるから同じ時間にここへ来てくれたまえ」

「え・・・!あ、明日もですか!?」

「試行回数をなるべく多くしないと正確なデータが取れないからのぅ・・・いやかね?」

「い、いえ・・・別に・・・」

「ではたのんだぞ」

ゲコがニッと笑った。

ナナは研究所を後にし、下宿所へ帰ってベッドに倒れこんだ。

(明日・・・明日も同じ実験を・・・)

ナナは子宮にあの白いローパーの精液をたっぷり押し込まれる感覚を思い出して身をよじった。

胸が高鳴り、子宮がキュンキュンとうずくような感覚があった。

(わたし・・・アレが気持ちいいんだ・・・わたしヘンタイになっちゃったのかな・・・)

ドキドキが止まらなかったナナは、自分で性器をいじって絶頂してから眠りについた。





※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




後日談:


ナナに痴漢した男たちはそれから数日後、町はずれの湖で浮かんでいるところを発見された。

大量のアルコールが検出されたため、酔っぱらっておぼれた事故として処理されたそうだ・・・。




4

夏のヘンタイ 先生に励ましのお便りを送ろう!!

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