【雑誌名】ニートノベル
【作品名】芸術は膣から産まれる
【作者名】酸味
【作品URL】http://neetsha.jp/inside/comic.php?id=18958
【ミシュガルド小説…!?】
タグにミシュガルドがついてないので、そうとは気づきにくいかもしれないが…。
ザキーネ、クンニバル、ジャイアントエルフを使用しているので、れっきとしたミシュガルド小説である。
酸味先生は、以前ボルトリックを主人公にした小説を書いていた方のようだ。
その節は私のキャラクターを使用して頂きありがとうございました。
【スカルファック】
果たしてその言葉を知っている人がどれだけいるか。
そして需要はあるのか。そんなマニアックすぎる性癖を持った人は中々いないだろうからね。
ただまぁ、スカルファックそのものは物語に刺激を与えるスパイスのようなもの。
前作のように単にエグイだけの話ではなかった。
エグイだけじゃ食いにくいというか人を選ぶ味。
その点、本作にはエグミの中にも切れ味というか爽やかな酸味が広がっていた。
【発想が狂気】
冒頭や話の筋のインパクトは凄いものがある。
短編だから読みやすいし、文章の粗は余り気にならない。
何より発想が狂気。
作者の頭の中が見てみたい。
【芸術家としてのザキーネの側面に迫る】
私のミシュガルド戦記でもザキーネは出てきたが、軍人とロリコンという側面しか書ききれなかった。
リョナ趣味と芸術家側面はあんまり。
その点、本作はその側面に迫ったものであり、よりザキーネらしさが出ている。
ミシュガルド小説・漫画は、出演させるミシュガルドキャラをどれだけ上手く演じさせるかというのも重要。
読者はそのキャラの母親であることが多いので、息子や娘がどんな使われ方をされるのかは気になる。
これならザキーネを創作したぶっころ大魔王先生も満足ではないだろうか。
私とぶっころ先生と数人のミシュガルドマニアしか読者はいないと思われるが、その方向けに楽しませるにはこれで十分だと思われる。
【文章的には】
冒頭の異常な光景への演出、オチの切れ味が良かった。
前作よりも成長が見られる。
今後にも期待したい。