クエール (Quall)
▼ざっくりした説明
栄養を頭の球体に溜め込んで、食べるとおいしい!
亜人種には超栄養価が高いが、純粋な人間にはあまり栄養はない…
モンスターが食べると超栄養になるので、めちゃめちゃ食べられてしまう。
球体のデカくなり過ぎたクエールを食べたモンスターはヤバすぎる栄養に異変を起こし
"進化してしまうかもしれない"。
滅茶苦茶弱くて、100匹集まってもこどものグヌーに勝てない。
繁殖力が強くて子供がめっちゃ生まれる。
生息地や溜め込む栄養分により、球体の色が違うやつもいる。
鳴き声はありません、おとなしいやつです。
アルフヘイムにしか生息してないけど、ミシュガルドの探索に持ち込んだ奴のせいで逃げ出して野生化した可能性あり。
使用制限なし。
ゆるく設定改変OK。
ただし個体の強さは設定遵守希望。100匹集めてグヌーに勝てない程度です。
モンスター側を極限まで弱体化させる分には問題ありません。
モンスターを進化させる場合、個別のモンスター側の設定規約に従ってください。
▼長めの説明
アルフヘイムに広く生息している小型モンスター。
モンスターではあるが戦闘能力はほぼ皆無で、100匹の成体クエールが1匹の幼体グヌーにいともたやすく全滅させられる。
イクラ程度の大きさの卵から生まれ、成体は5cmほど。後述の長寿体で最大10cmほどになる。
草食であり、その他飲んだ水や日光浴などで得た栄養価の余剰分を頭の上に球体を作り、その中に蓄積していく。
この球体は、栄養価が蓄積されればされるほど凝縮され、大きくなっていく。
食べ物や飲み水が得られない環境に身を置かれたとしても球体にため込んだ栄養を消費して長く生存することが可能だが、あまりそのような例はなく、餓死よりも大きくなりすぎた球体の重みに耐えられなくなって死亡する例の方が多い。
移動速度はもともと遅いが、球体が大きくなればなるほど重みでさらに遅くなり、最後は殆ど動けなくなる。
だがそれよりも圧倒的に多いのが、外敵に食べられることによる死亡である。
球体に溜め込まれた栄養は他のモンスターにとっても栄養価となり得るため、クエールのほとんどは成体を迎える前に他のモンスターに襲われ食べられてしまう。
モンスターがクエールを捕食することによる獲得エネルギーはすさまじく、幼体のクエールでも、スタミナ切れを起こしたモンスターがすぐに元気になるほど。
押しつぶされそうになった段階のクエールを捕食すると、その凝縮された栄養価により過剰なドーピングにも似た栄養をモンスターにもたらし、モンスターを進化させてしまう例もあるらしい。
このようにほぼすべてのモンスターが天敵となり得るため、クエールの繁殖力は非常に高く、生まれて約1ヶ月で幼体から生体へと成長し繁殖可能となり、1度の繁殖で数百の卵を産む。
野生種の99.9%は生まれて2か月以内にモンスターに食われ、生き残りも半年以内には大きくなり過ぎた球体に潰されてしまう。
モンスター以外では、亜人種、特に動物の血が濃い者にとってクエールの栄養は効くらしく、アルフヘイムの研究機関・民間・個人問わず捕獲され育てている者もいる。
球体は強い衝撃でにより割れてしまうが、球体は肉体とは独立しており、割れてもクエールは死なない。
上からやさしく球体を引っ張ってあげると、頭から取れてしまうようで、潰れる前に取ってあげることでクエールを長生きさせることができる。
適切に飼育してあげるとおよそ最大10年近く生きた例もあるらしい。
頭から取ってあげた球体の栄養は1か月程度はそのままにしてても問題ないらしい。
動物に近い亜人種には効用があるが、純粋な人間には全く効用はないらしい。
その為、甲皇国ではほとんど注目されていない。
研究機関ではカプセル化やサプリメント化などにより栄養価の長期保存を可能にしている。
生息する地域や摂取する栄養価により、蓄積される成分も異なり、球体の色にもいくつかのパターンが存在する。
研究機関では、特定の栄養価の蓄積に特化した品種改良が進められている。
「毒の成分を蓄積して捕食した天敵を死に至らしめる種もいるのではないか」という仮説も立てられたが、毒となる成分を摂取したクエールそのものが耐えられずに死亡してしまうため、仮説は否定された。
ただし特定の天敵にのみに対する特効成分(アンデッドモンスターに対して特攻となる聖水成分など)の蓄積が可能な例は実証されている。
もともと、アルフヘイムにしか生息していないが、ミシュガルド発見当初、探索に緊急栄養食として持ち込んだ一団がおり、その一団が全滅した際に逃げ出し、ミシュガルドで繁殖し野生化した可能性が挙げられている。