入学式のあった日深夜、ネバオ宅
ネバオ「ふぅ、今日は危なかった・・・・・
運よく新入生歓迎会の誘いの電話が来てなけりゃ、今頃どうなってたか・・・・
・・・・・・・・ん?オ、オヤジ!」
長官「ネバオ、今日Mの所へ行ったそうだな」
ネバオ「・・・・・・オヤジなんか毎日行ってるらしいじゃないか」
長官「黙っててすまなかった。お前達に余計な心配をかけたくなかったんだ」
ネバオ「すまないと思うなら、もうあんなところ行かないでくれよ」
長官「ネバオ!これは遊びじゃない。みんな命懸けでやっているんだ」
ネバオ(い、命懸け!?・・・・・・・・・どんなプレイだよ)
「命懸けならなおさらじゃねえか」
長官「・・・・・・・・・私だけ逃げ出すことは出来ない。分かってくれ。
きっとお前にも分かる日が来る」
ネバオ(そんな日、来て欲しくねーよ・・・・・・・・・・・・・)
「っと、どこ行くんだオヤジ?」
長官「母さんにも話してくる」
ネバオ「ダ、ダメだ。離婚されるぜ?」
長官「いや、母さんは長年連れ添った私の自慢の妻だ。きっと私の考えを理解してくれる」
ネバオ(じょ、冗談じゃないぜ・・・そんなSM夫婦)
時間はさかのぼり、ネバオが帰ったあとのキラ事件捜査本部
長官「さっきまで息子がここに来てたそうだな」
M「はい」
長官「なぜだ、なぜ息子を巻き込む?
・・・・・・・・・・・まさか息子を疑っているのか?」
M「はい、疑ってます」
長官「なっ・・・」
M「それについてなんですが、ネバオ君宅に盗聴器と監視カメラを付させて頂きたい」
部下「ば、馬鹿な・・・長官には奥さんや娘さんもいるんですよ!?」
長官「M・・・・・・息子がキラの可能性は・・・・・・?」
M「・・・10%・・・・・・・・・・いや15%です」
部下「地味に高いですね」
長官「・・・・わかった。私も自分の家族を疑われるのは憤慨だ。
そのかわり付けるなら家の隅々、バスルームからトイレまで見落としのないようにだ!」
M「そこまでしなくていいですよ。ヘンタイですか?」
長官「わ、私だって好きで言ってるんじゃない!!!
徹底的にしないとお前が納得しないだろ?いつまでも疑いをかけられるのは御免だ」
M「キラは殺すには顔と名前が必要。偽名の者もかなりの数が死んでますので
調子のいいときは顔だけで殺せるのかもしれませんが・・・
どちらにせよ犯罪者の情報が必要ということです。
それに念じるだけで人を殺せるとは思えません。おそらくワラ人形に釘を打ったり
何らかのアクションが必要なはずです。
ですからカメラはネバオ君の部屋、廊下、パソコン、テレビのある部屋だけで十分です。
・・・それに、娘さんがバスルームやトイレに入ってきたらどうするんですか?
今は所持してるだけで捕まるかも知れないんですよ?」
長官「し、しかし、トイレで携帯でも使って犯罪者を調べていたら・・・・・・・・」
M「そのときは携帯会社に協力してもらってアクセス履歴を調べます。
そんなに息子さんのムスコが見たいんですか?」
長官「・・・・・・・・・・M、恩にきる」