シニフィアンは構造 → 超越的次元にあるもの → 精神分析などで明らかになる。
自我理想 → 象徴界 → 超越的次元にあるもの → 精神分析などで明らかになる。
超自我は、自我理想の延長線上にある。
自我 = 理想自我 → 想像界、我々が認識できる自我は理想自我である。
欲望の謎
死の欲動
欲動の目標は享楽
享楽は不可能の領域
欲動は、常に不可能を志向している。
享楽は、対象aとつながっている。
享楽は現実界のものである。
対象aは現実界の残余
対象aは、欲望の原因
近親相姦 = 享楽 = 死の欲動
享楽を禁止するものとしての父性隠喩
主体のベースは、固有性 → 記述不可能 → 現実界のもの
理想自我のベースは、同一性、記述可能
主体の発生条件は、主体の象徴界への参入
母の欲望のシニフィアンの抑圧により無意識が成立する。
象徴界に参入した主体は、鏡像=ファルスと同一化し、最初の自我が成立する。
この場合、鏡像=理想自我 ファルスを持つもの=自我理想の関係。
最初の防衛機制。防衛機制の原型。
主体は象徴界におけるシニフィアンの欠如、おのれのシニフィアンを持たないもの
欠如した主体とは → 主体とは、行動の後に遡及的に発生するもの。行動した段階では主体は存在しない。
自我とは、防衛機制により、主体の非存在を否認したときに発生する。この場合の自我とは想像的な次元では、理想自我、象徴的な次元では、自我理想である。主体は鏡像に同一化した段階で、欠如する。この場合の欠如とは、主体は現実界から追放されることを意味する。
現実界を起源とする欲求は、大文字の他者(A)を暫定し、欲望に変質する。
その後主体は他者の欲望の謎に出会う。
その後、主体の欲動は、享楽、すなわち、母親との近親相姦を目指す。
近親相姦は、父の名により、去勢される。
これがすなわち、エディスコンプレックスである。
他者(A)の不完全さを主体は受け入れない。
主体は、Das Dingをタブーで囲い、近親相姦の欲望を抑圧する。
主体は、置き換えを行う。これが、幻想である。
幻想とは防衛機制である。
近親相姦の欲望は、小文字の他者への欲望に変質する。