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朝日が出て、夕日になって夜が来る。
そんなつまらない日常だった。

15の春。
俺、星野 優(ホシノユウ)は中学3年生になっていた。

「おっ、優。今年も一緒じゃんwよろしくな。」
自分のクラスの張り出してる紙を見て声をかけてきた、
コイツは充宗 アキラ、中2で同じクラスで軽くマブダチ的な存在。

クラスの中に入ると、嫌いな奴がいた。
中2のクラスからウマが合わないと感じていた、田中コウイチ・小路ミツハル。

こいつらは野球部で、俺は卓球部。
正に陽と陰。

まぁウマは合わないのはわからないでもない。
目が合ったがすぐそらして席に座った。

アキラも野球部なので、コウイチ、小路とはそこそこな仲でいた。

仲のイイやつらも何人かいてホッしたのもつかの間。

新しく担任になるものの説明があるため体育館に集合となった。

「(ガコン)、あーテスッテス。」
「みなさん、おはよう。」
こいつは学年主任の幹原。
うざいオバハンである。

春休みは悪さしてないだとか、今年は受験生でだとか
そんな興味のそそらない話が延々40分程度続いた。

「では、担任のクラス割りを伝える。」
「1組 渡辺 ヒロキ 2組松田 祥子・・・」
と自分の7組の担任までは厄介な奴があたらないかひやひやしながら聞いていた。

「なぁ、奈々子ちゃんだったら最高やなぁw」
ヒロキが言ってきた。
「あぁ。まぁ口うるさい奴に当たるんだけはゴメンだなぁ」
そう俺は言い返した。
ホントは奈々子先生に当たれと密かに思ったことは秘密である。

「7組 藤岡 美紀、以上。では解散」

聞いたことの無い名前の先生がうちのクラスの担任になった。

「絶対奈々子ちゃんがよかったよなぁwまじで可愛いしw」
「まぁいいやん。しゃーないよ」
ホントはへこんでいた。
今年こそはと思っていたのだが所詮妄想は妄想。
現実はこんなもんだ、っとすぐに切り替えた。

ガヤガヤみんながいってるのが急に静かになった。

見知らぬ顔が教壇に向かっていく。
「4組の担任になりました、藤岡です。みんなよろしくね。」

パッ見て思った。
多分20代前半であろう、肌のノリ、Fカップはあろうである巨乳、化粧の仕方も適度にエロく、清純さもある。
そしてなによりイイと感じたのが、僕の好きな 朝比奈 桃(AV女優)に似ていることだった。

男共は美紀ちゃんコールで盛り上がった反面、女共は静まっていた。

「おいwあの先生まじで朝比奈 桃に似てね?w」
ヒロキがそう言ってきた。
それもそのはず、中学生なんてビデオは皆で共有するもの
回ってくる女優は皆一通り知っているので、一人Hの対象の女優もほぼ同じなのである。

「えー、似てないだろ?」
と俺は返した、
ほんとは似てるどころかメチャメチャタイプである。

「優は理想高いんだよw俺の桃で一人Hしたくせにw」

「はぁ?あの女優でヌク自体ねーだろ」

ウソである。
ビデオを借りてた約3週間、俺の一人Hの対象であった。
あの女優以外ではしたくないと言うほど抜いたのだが正直になれない。

「こりゃ今日は美紀ちゃんで・・・・w」
「あんまりゆってたら怒られるぞ?」
「いやいやw一人Hは中学生の生きがいだろうw」

うん、その通りだ。
が、正直になれず
「生きがいってwもっとなんか他に見つけろよ」
そういって前を向いた。
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