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自分がちりあくたになる夢をみた。

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昨日変わった夢をみたんだよ、


普通の夢はなんかストーリーがあるじゃん?
他人も出てくるし、ばかばかしい演劇がなにか始まる感じになる
んだけど、

昨日の夢は違くて、普通に
ただ、寝ている自分の体の横に、ただ座ってるだけなんだよね、


けど認識が「空間」なんだよ、

「無」のサイドわから自分をみているというか・・・
能力として「見る」ことだけができる、
ただそれだけの視点からただ見ている・・・

そういう夢だったな。

何を記憶したとかはない、
ただみているだけの夢だった、

思ったのは。

なんというか、空間を満たすのは、
とてつもなく冷たい気持ちだった。

おれ、このおれのことをいっさい大切に思わない、
おれ自身が特別じゃない立場からの視点は、
俺は絶対に耐えられない。
マジで無理な感覚、

そういう、夢だったな。


俺は、世界の正体は「無」だと思う。
あるじゃないか、とかじゃなくて、
確固として存在しているものは本当になにもないんだと思う。
けど、何かあるのか、と思うけど、
本当に、何も無いんだと思う。


じつは四年前、俺は相模原の病院で大手術をしたのね。
会社の健康診断でガンが見つかって、
転移もしていて直腸をすべて取り除いた
んだけど、

そのとき死の恐怖が凄かった、
それまで自分は冷淡な人間だと思っていたし、
なにか死とか無を恐れることはないとおもっていたが、
大きな勘違いだったね。

排泄能力や生殖能力を君は失うといわれると
絶望するし、
その先にまじで死ぬんだというのが実感的にわかると
多分戦争時代の人間とかは感じたであろう
本物の恐怖感がガツンとくるよ。

でも
こういうのは、人間は必ず一生に一回は経験するんだと思う。
だって死ぬじゃん。
それでその前には断末魔がだいたいあるでしょ。
芸能人だと池江璃花子さんは経験してると思う。
みんな経験する
「死の前の洗礼」みたいなものがあるんだと思う。


その限界の恐怖感みたいなのそんなに続かない。
しばらくすると自分の脳がたいきれなくなって、
脳がギブアップする、そしたら
「完全に自分を諦めた感覚」みたいなものがくる。

「自分を完全に落っことした感覚」・・・
電柱も、恋人の浮気も、全部同じ、、
そういう視点にしばらくなる。

俺は運良く日常にもどってこれたんだよね。
またくだらない生活してると
欲望とか希望も戻ってきて、
またいろんなことを考えるように
戻ってくる。

それでさ、
きょう感じたのは。やっぱり、
生まれてきた命というものは、本当に価値がないんだな。
自分はまだどこか自分に価値があるということを
無意識に思い込んでいるのだろう。

本当に、世界はなんでも有りのバーリ・ドゥートの可能な世界なんだろうな
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