動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=-hUNqBIkTBQ
日本の四季を歌った曲を聴きながら、今年一年を振り返ってみる。
参考に2020年の実績。
「音楽小説集」47編追加。
「ボトムオブザワールド」現在7話まで。
「新都社チェンソーマンアンソロジー」3編参加。
計57更新
今年はどうだったかというと
冬(1~2月分)
息が見えるくらいに寒くて暗い帰り道
どうでもいい時に限って降る雪
その時なんか急に無性に生きてて良かったと思って
意味なんて無いけど涙が出た(『四季』)
「Do you remember」宮本浩次
元職場の濃い人の話。本人に読まれたら刺し殺されそうだけれど多分大丈夫。
「異邦人」久保田早紀
ストリート・チルドレンの独白。映画「シティ・オブ・ゴッド」を見た直後に書いたかもしれない。
「Gypsy」Lady Gaga
レディー・ガガだらけの桃太郎。細かい内容ほとんど覚えてないから面白かった。
「Supersonic Generation」布袋寅泰
斎藤道三の息子、義龍を主人公にした時代小説。氷室京介派の道産と布袋寅泰派の義龍との争い。今年書いた分で一番好き。
「HOWEVER」GLAY
地の文に割り込んでくる大学生アルバイトとの掛け合い。読み返すと、小説技術を使用しているところ以外、フィクション要素がない。どんな職場だ。
「Kill The King」Rainbow
「長靴をはいた猫」のアレンジ。硬派な文章で、前の回との落差がすごい。
「Not Up To You 」Stereophonics
近所にスタジオがあるのを発見し、ドラムを叩きに行き始めた頃の話。まもなくぎっくり腰を発症してしまったので、実際に行ったのは三回か四回。でも楽しかった様子が伝わってくる。
「近所に住んでるメタリカが時々メタリカをやりにくる」という文章を書いた人は自分を見つめ直した方がいいと思う。
「Mouth for War」PANTERA
完全実録と書いておきながら、エンターテインメント小説に。面白かった。
春(3~5月分)
年中無休で生きてるから疲れるけどしょうがねー
でもたまには休んでどっか行きたい(『四季』)
特別編「パンテライン・レディオ」
いろんなアーティストの曲を紹介すると書きながら、パンテラしか流さないラジオの話。
「Carousel」Blink182
改行が随分大きく空いてるのは、使用エディタをグーグルドキュメントに変えたあたりか。本の感想だけの回。ここまでは図書館本が多いが、この後からはKindleUnlimitedを利用した電子書籍読書が増える。
「First of the Gang to Die」Morrissey
モリッシーを聴きながら、電子書籍で後藤明生の小説を読み、そのことについてのらりくらりと書いている。
「笑えれば」ウルフルズ
娘の通っていた運動教室最後の日。今年だったのか。何年も前のことの気がする。再開の話はまたコロナで伸びた後、よくは知らない。健三郎も就寝前の儀式であった椅子バリケードも、今では見られなくなった。
「さらばシベリア鉄道」大滝詠一
春休みに出かけた京都鉄道博物館での光景。家族でお出かけって楽しい記憶ばかりではないよね、というのを分析してみた話。
「Thunderstruck」AC/DC
息子の入園式の様子をそのまんま書いたもの。これも遥か彼方の思い出。
「More Than Words」EXTREME
ほぼ史実そのままの鴨長明伝。「方丈記」を読み終えたのが4/21、作品発表が4/24。読んでる間から内容が浮かんでた記憶。
「タンゴ」じゃがたら
ぎっくり腰発症及び職場で地獄の日々が始まり、最初の退職決意時期。
この辺りから現実生活での洒落にならない状況が反映されていく。
「Pellicule」不可思議wonderboy、神門
次々といなくなっていく人々。今では自分がそちら側になってしまった。ここに書いた従業員の話で、誰のことだったか思い出せなくなっており、危ないと思った。
「Ulysses」Franz Ferdinand
一年以上前に思いついて暖めていたネタ。秀吉の備中高松城攻めを題材に、籠城(ステイホーム)する清水宗治が、「ユリシーズ」を読もうとする話。
夏(6~8月)
この季節になるとなぜかいつも無性に聴きたくなるバンド
全然さわやかじゃないけど
忘れてたら 忘れてた分だけ 思い出せるのが好き
やっぱりさわやかじゃないけど(『四季』)
「What It This」Jonathan Davis
だいぶまずい状況というか、明記してなくてもナチュラルにアウト感が文章に出てしまっている。そんなつもりで書いてはいなかったのだが。
「お経」お坊さん
亡くなった叔父の話。今読み返して思い出せる通夜の席の話がある。記録しておかなければ、人はたやすく忘れていってしまう。
「Shakin' My Cage」Joe Perry
エアロスミスより先にジョー・ペリーで書く。文章量が多いのは、直前に買ったノートパソコンで執筆しているからか。人生で最も大変だった頃の話。退社が決定的になる。
「Little Fish」Dope
絵本のような話。Dopeってかなりメジャーなバンドだったつもりが、調べるとそうでもなかった。
「Don't Look Back In Anger」Oasis
藤本タツキ「ルックバック」を読みながら「Don't Look Back In Anger」を聴いた話。ここまでOasisで書いてなくて良かった。このために取っておいたかのようなタイミング。最もこの頃は、何を聴いても読んでも観ても、自分の状況に重ねていた。
「Aerials」Brass Against
辞めるまでの風景。Brass Againstのボーカル、Sophia Uristaは、これを書いた数ヶ月後とんでもないことをやらかす。ライブ中におしっこを我慢出来なくなった彼女は、ステージ上に上げた熱心な男性ファンの口に向けて放尿した。豪快なその姿は多くの観客のスマホで撮影され、全世界に放たれた。
私が書いたnoteのBrass Againstの記事の閲覧数が急上昇して、その事件を知った。バンドはすぐに謝罪している。好きなアイドルが結婚した人の気持ちが分かった気がした。今後そういう話を人から聞いたら、この事件の話をして慰めてみよう。
「夏の日の少年」横道坊主
エッセイ調が続いたので、初心に帰ったつもりで、歌詞から着想を得た物語を書く。夏の曲は夏の間に書いておきたかった。
「終りなき旅」美空ひばり
異世界転生もの。凄すぎる歌声は、聴くと魂を消耗するようで、その後あまり聴いていない。
「お祭り」上田現
これ書いてた時、実際に祭りに行ったんだっけ。行ってないんだっけ。記憶が混濁してる。祭りの写真が残っていないが、撮っていないだけかもしれない。小さな祭りが再開していた気もする。
「Faded」Alan Walker
二学期が始まった頃の話。もしくは始まらなかった話。
秋(9~11月分)
年中無休で生きてるから間違うけどしょうがねー
いつも謝ってばかりだけど
何かに許されたり 何かを許したりして
そうやって見つけてきた正解
(『四季』)
「Knockin' On Heavens Door」Guns N' Roses
会社実録もの。業務に関係のない怪談などを日報に書いてはいけません。
「GOD」忌野清志郎
退社の話。この頃とあまり状況変わってないような。書き物はどんどん増やしてるけれど。
「リフレインが叫んでる」松任谷由実
小説書かなきゃな、と今これを読むと思う。年の始めにもそんな決意をしていたはずなのに。この頃からnoteへの投稿を始めている。
https://note.com/dorobe56
「Space Truckin'」Deep Purple
昔好きだったもの、していたこと、全て現在に繋がっている、という話。
「Atone」Jerry Cantrell
高橋源一郎「ゴーストバスターズ」を読み返していた頃に書いた話。結局最後まで読んでいない。読み直し作品は「日本文学盛衰史」あたりにするかもしれない。
「空はまるで」Monkey Magic
ある日の風景。この曲は2021年最も聴いた曲となった。
「Lose Yourself」Eminem
今川氏真について書いた時代小説。時代小説系はどれも、思いついてから書き始めるまでに時間がかかっている。調べ物、お蔵入り、やっぱり書きたい、そうだこの方向で、などなど。数ヶ月前に映画「8mile」を観た直後に構想は出来ていたはず。
「Fire」G-FREAK FACTORY
叔父に続き義父も亡くなる。絵本「しゅっぽくん」読みや、寝る前の指演劇などは、今も続いている。
「CALL ME」吉井和哉
日常風景。やっぱり物語要素が減りすぎている。
この時書いた本の感想が、後にnote賞を受賞。
文月悠光「臆病な詩人、街へ出る」
https://note.com/dorobe56/n/n5b3815665087
19の出版社とnoteで合同開催した、読書感想コンテスト「#読書の秋2021」の入賞84作品を発表します!
https://note.com/info/n/n76c121919509
「ルパン三世主題歌Ⅰ」チャーリー・コーセイ
健三郎四歳の誕生日にまつわる話。最近ちょっとルパン三世を観る機会が減ったから、あまりダバダバ歌わなくなった。
「Nine Lives」Aerosmith
ココ九歳の誕生日の話。ナランチャの話。虹の話。
子どもたちの誕生日が近いからこんな感じになる。
虹の話、二児の話。
再び冬(12月分)
「だから僕は音楽を辞めた」ヨルシカ
坂先生商業デビューの話。
音楽を続けていたらどうだったのだろう。いくつかの言葉が私の中で鳴り響き続けている。
「夜明け前」DOES
「こんな風に執筆出来たらいいのに」という話。
「あいうえおんがく」GReeeeN
日本語で文章を書いている意味についていろいろ考えた話。
2021年実績
音楽小説集 43本追加
Twitterにて俳句及びそれに連なる物語 70作
noteへの投稿開始 99記事
公募 短編一編(公募へは未投稿の過去作再構築)
「音楽小説集」で途中から小説的要素が減っていったのが反省点。同じことを昨年も言っていた。来年は物語的文章を増やす。あと生活を立て直す。
生きている限りは続けるので、来年もよろしくお願い致します。