サイのフィールドワーク記録
「丸き龍」
今日はアルフヘイム開拓地辺りに寄ってみました。
結論から言います。
・ミシュガルド には旧諸大陸からヒトの手で持ち込まれた動物が結構来てる。
・だから外来種には気をつけよう!
といっても今日は生態系の破壊とかそういう話じゃないです(あくまで薬学応用の研究なんで専門外だし。)
アルフヘイム開拓地も結構町らしくなって来てるんですね。とはいえちょっと中心部から離れるとまだ獣道みたいな感じで。
で、開拓地の宿を出て、未同定の木がまばらに生えてる未開拓地の調査に行きました。
着いてしばらくサンプルを採取してたんですが、その木々の間に…なんと!小さな赤い気球のようなものがふわふわ漂っているではありませんか!
しかもよく見ると!目や口に手足まで付いてる!
どんな薬にする気かと言われると困りますが…これは捕まえるしかないでしょ!と、居ても立っても居られず、確保!
いやー…
こっぴどく怒られました。
ついでに火傷も負いました。
というのも…赤い風船の正体はドラゴンさんの一種でした。
ただしアルフヘイム産の…。
怒られたというのは…そのドラゴンさんにです。
はい。
不問にしてくれたので言っちゃいますけど…採取ツールで解体しようとしたら、火魔法をその道具にエンチャントてしてくれまして。
見事に自分を火傷させました…。
そういえばバグ(うちの竜)が何か言って居なくなったなと思ったんですよ。
赤い風船のマル氏(そのドラゴンの名前)も人間の相棒がいまして、彼女を呼びに行ってました。
バグ氏、目ざとい。
マル氏の相棒を連れて来た時には例によってトカゲ呼ばわりされてキレてましたが。
まあ風船と比べたら明らかにトカゲじゃん?っていう。
マル氏の相棒のマトちゃんも許してくれました。
でもペットを野に放ってミシュガルドの生態系を乱さないでね!
これでペットが犬とかならこれがきっかけに仲良くなったりするんですが。
今回はお互い保護者代わりのドラゴンさん達なので、お互いなだめるのに精一杯、そんな暇はありませんでした。
ただ、
サイ「すいません、新種と思って何も考えずに…」
マトちゃん「気にすんな、俺も基本何も考えてないから」
マル氏「だから考えろって!」
って感じで、向こうも良いコンビだなーってほんわかさせてもらいました。
バグ氏にも、いつも忠告を聞かずすいません。
その他の成果については、別紙にて。