【②】外伝、もう一つの物語
どうも、おひさしぶりです
まずは自己紹介を
私は狂人王です。
私は②の世界が産まれたときに
上位存在【夢男】によって作られた王
イヴと対を成す主人公です
まず世界のおさらいを
①世界はマトリョシカ
神(夢男)の見る夢の中、
神(夢男)の肉体は②世界で眠っています
神は①の中で②の世界を作りました
②世界は∞
イヴと狂人が王(主役)を任された世界
①の世界にて作られました
設定としては西暦4000年の日本
西暦3000年に狂人が世界をコールドスリープさせたことによって現在では人類はイヴと私を残して皆眠りについています
③世界は◎
さきほどイヴが③の世界へアクセスしたため
③の世界線が産まれた事は確定していますが
上位世界の為、わたしはその存在を理解することができません
さてさて私には関係ない話ですね
わたしは②の現在地の世界のことしか
わからないのですから
では現状の確認を
②の世界はイヴさんが物語を設定した為
人類は1000年コールドスリープしていた事になっています、
それにしても酷い話だ…
イヴさんがコールドスリープのきっかけの辻褄を合わせるために私は狂人王という役割に設定されてしまいました
いまさっき、この図書館と設定された舞台にてイヴさんはこの世界の作者を自身と設定し
③の世界、外であり上に行ってしまった
無責任な主人公ですね
狂人「そういえば、私と地の文で会話するのは始めてですね！画面の向こうの上位存在」
それでは②のこの世界にて
私の役割も世界の役割も【存在していた】事だけが仕事になってしまった
狂人「それでは私はつまらない」
それにしても終わったこの世界がまた始まったということは作者で創造神がこの世界になにか暇を潰せる理由を求めているということでしょう
この世界を夢をメモを劇を
それは詞であり文書であり絵なのかも
物語と例えれば外伝を
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では今回も前人になぞらえて
世界の設定でもしていきましょうかね
私、狂人目線での世界創造になりますので
最適な題材はコールドスリープ前の物語…
過去編といったところでしょうか
僕が狂人と呼ばれるまでの歴史を…
まずは私の背骨を
狂人というキャラクターの脊髄液を
せっかくですので
イヴさんと夢男さんの設定を使いましょう
人類はは氷漬けで眠っていて
イヴさんと狂人だけこの時代に目覚めた
という設定が元々あるのですから
私はイヴさんとこの時代で二人きりになりたかったという理由があったほうがいいですよね？
ええ、
狂人「私はイヴさんに恋心を抱いていた」
これで私とイヴさんだけが目覚めた理由が
設定が確定されました
続いて人類をコールドスリープさせた設定
これは人類を殺さなかった理由を考える
だとしたらここは普通に
狂人「殺人が悪いことなのは知っている」
という事でしょう
ではなぜ狂人はコールドスリープを選んだのでしょう？
イヴさんと二人きりになるだけなら
私とイヴさんの二人だけを眠らせれば良いのに
「私はイヴさんが悲しくないように他の人類も未来へと運んだ」
そう、この後の世界で【私が死んだ後】イヴさんは世界にひとりきりになってしまう
だから他の人類もそのうち目覚める様にした
これで全人類コールドスリープさせた理由が完成しました
それではここで
画面を見つめる神様の皆さん少しだけ
少しだけ画面を見続けながら
画面の電源を落として
そのあとに黒いディスプレイを除いてみてください、
そのあとまたこの物語に戻ってきてください
よろしいでしょうか？
黒のキャンバスに反射した観客のアナタへ
それではそんな読者観客視聴者へ
私から少しお遊びを
・私の名前は「狂人」
・私はイヴに恋心を抱いてた
・イヴには夢男という恋人がいた
・私は人類を眠らせた
・世界でイヴと二人きりの時間を過ごした
・人類はこのあと目覚める
この確定されて設定のなかで
私はどんな過程の物語と
その物語の結末を設定すると思いますか？
答えは文の下のほうですので
スクロールしてくださいね
それでは答え合わせましょう
狂人はイヴに恋をした
しかしイヴには恋人がいた
狂人はイヴと二人きりの世界を求めた
しかし他人を殺す勇気がなかった
なので全人類を氷漬けにして
イヴと狂人だけが起きる世界を作った
二人きりの世界に目覚めたが
イヴは狂人に見向きもせずに
何処かへ行ってしまった
その後、悲しみのあまり
狂人は自ら死んでしまう
狂人が死ぬと
眠っていた人類が目を覚ました
ひとり永遠に眠って
みんなが起きた
狂人「これが僕の出した回答です」
世界は解凍された
狂人「ではさよなら」
狂人は図書館の窓から身を投げる
そしてグシャリと音をたてて潰れた
そしてコールドスリープされていた
人類が再起動される
また世界は動き始めた
その世界には主人公はいない
イヴも狂人も
あらら…わたしは死んでしまいましたね
でも悪役は死に世界はもとに戻り
とても納得のいく終わりじゃないですか
狂人「では死後の世界を作りますかね」
狂人は死後にたどり着いた
まっしろな何もない世界を
その世界を④と設定した
ー④死後の世界ー