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2020夏アニメ

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 アニメ評価

 毎年100本はチェックしています。
 男性向け中心。
 放送済みアニメの開拓などにご利用ください。

 客観的評価ではなく主観100%です。個人評価というのはそういうものだと思います。
「面白いアニメとは?」と問いに対しDVD売上数や投票など色々なご回答があるのを見てきました。私はもはやアニメ開拓というのは大衆の意見は参考にならず、自分で全部見て評価するか、似ている嗜好の人の推しを見るのが一番だと結論付けました。

 評価基準
A,B,C,Dの4段階評価に加えて未視聴の5種類あります。
A……何度も何度もリピート再生するほど面白いと思った作品。珍しい。
B……頭に内容が入るよう集中して視聴したり2,3回視聴した作品。
C……内容の取りこぼしがあっても流し見で満足した作品。
D……途中で切った作品。1~最終話のあらすじをよろしければネタバレして教えてください。
 未視聴は載せていません。私のチェック外なので高評価になりえた作品もあります。
 注意していただきたいのは最終話で駄作だと思った作品でもそれまでに集中して何度も視聴をしていればB評価をしている点です。全話通した視聴への姿勢です。

 2020夏アニメ評価
A

B 彼女、お借りします GREAT PRETENDER ジビエート 魔王学院の不適合者

C 天晴爛漫! 宇崎ちゃんは遊びたい! ド級編隊エグゼロス とある科学の超電磁砲T 放課後ていぼう日誌 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

D 炎炎ノ消防隊 恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~ デカダンス Lapis Re:LiGHTs ピーター・グリルと賢者の時間 モンスター娘のお医者さん

 総評
 新型コロナウイルス、アニメスタジオ放火の影響が出て春に引き続き不作期であった。

 個別評価
 B 彼女、お借りします
 キャラデザにひかれて視聴。昔週刊少年マガジンで連載されていたAKB48に主人公の男が入る漫画と同作者の作品のアニメ化。大学生の男がレンタル彼女を利用するという青春ラブコメもの。作画が良かった(講談社の週刊少年マガジン連載作アニメ化による強力な資本力を感じる)

 B GREAT PRETENDER
 Web兼テレビアニメ。「コンフィデンスマンJP」というドラマと同じ脚本家らしく、種類もほぼ同じとのこと。だがこちらはアニメで、実写ではできないハチャメチャが可能ということもあり、比較するとスケールが大きいらしい。詐欺師もの。主人公は改心したりと、不道徳さはない。日本向けというより世界へのセールスを意識した作品。個人的にときおりある外国語を吹き替え無しで喋るシーンが気に入っている。

 B ジビエート
 2020年クソアニメオブジイヤーと名高い当作がなぜB評価なのか疑問に思われる方もおられるかもしれない。だが待ってほしい、本当に全て視聴した上でクソアニメの烙印を押したのだろうか? 私も当時の評価は1話切りでD評価だった。実のところ、1話時点でのストーリーはワクワクした。戦国を経験した江戸時代初期の侍と忍が未知のウイルスにより人々が怪物へ変化する近未来の日本に転移してきたのだ。私にとってワクワクしない理由がない。だが惜しむらくは低予算感丸出しの1話であったことだ。通常のアニメというのは視聴者の1話切りを防ぐために作画に力を入れる風習があるのだが、ジビエートは全体を通して予算がなかった。1話に視聴者が納得できるほどの作画カロリーを使えなかったのだ。私も全編視聴したのは放送終了の3ヶ月後だった(Webの一挙放送があった)
 作品に関してだが、これは典型的なゾンビパニックものである。ウイルスに感染した者はジビエと呼ばれる怪物になるのが異なる点だが、やっていることはゾンビものと全く同じだ。そして最も惜しいのが脚本が適当すぎること。名作と呼ばれるアニメは脚本家を複数配置して本編21分間、場合によってはOP・EDを排して24分間をフルに使って見せたい、いや魅せたいシナリオをパンパンに詰め込むのだが、ジビエートはそこは低予算。脚本家も安く済ませるしかなく、21分間を毎回なんとか埋めようという消極的なシナリオになってしまっている。そして、キャラクターも感動・あるいは物語の進行のためにバンバン死なせてしまう。全て観た人は思うはずだ。「これ北斗の拳のシナリオの書き方と同じじゃん!」と。
 スタッフは現代アニメに精通しているというより老齢の昔のアニメに馴らされた感覚の人々が多いと感じさせた。いや実際のところはわからないが、少なくとも私にはそう感じさせる出来であった。若いスタッフもいたであろうが場数を踏ませるための現場として割り切った関係でやらせていたようにも思う。このジビエートというアニメ、実は日本のみならず世界に受けるアニメを目指していた。ジビエートプロジェクトはアニメの2年前の2018年に起こされたのだが、当初は侍・刀・世界的有名クリエーター・筆字・三味線の楽曲などクールジャパンを思わせる要素をバンバン盛り込んでいるのがその証左である。だが思うように需要を捕まえられなかったのだろう。努力は空振りし、プロジェクトは尻すぼみ方向、スタッフをはじめ監督すらもやる気は消えていき、アニメ化は決まっていたからとりあえず当初の10%の出来でもいいからつくれるものをつくり上げよう。ザッカーバーグも完璧を目指すよりまず完了させろと言っていた。そうして出来たのジビエート The Animationという、そんな背景を感じざるをえないのだ。そして、こうした出来事は我々にもひとつふたつあるもので、同情的になってしまう。
 ところで監督は本当は侍云々よりヤクザ任侠ものをやりたかったのではと思っている。途中で元ヤクザ集が出てくるのだが、どうにもそちらへのフォーカスっぷりが異常なのだ。「ぼくらの」というアニメも原作を無視してヤクザものにされていたという(私は切ったのでそこまで観ていない)が、同じ香りがする。
 ちなみに私は3話から出てくる僧兵が好きです。

 B 魔王学院の不適合者
 俺ツエー系アニメ。俺ツエーというと「魔法科高校の劣等生」が似ていると思われるが、比較すると全然違った。こちらはちゃんと主人公が戦って圧倒する。あちらは主人公はさほど戦わない。なので私にとって爽快なのはこちらであった。

 C 天晴爛漫!
 春アニメだったはずがトラブルで夏放送になったアニメ。アメリカ開拓時代の大陸横断レースに日本人が参加するという話。アニメの優等生って感じの出来でした。バイクで喩えるとホンダのCBR250R。

 C 宇崎ちゃんは遊びたい!
 SNSで話題になった作品。なので視聴。宇崎ちゃんの生意気っぷりが好きな人なら最高だと思う。

 C やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
 3期。1・2期は面白かったので継続。

 D デカダンス
 1話は大変良かった。2話が微妙だった。このアニメの評価をするなら最低限第2話までは観てほしい。それを踏まえて私は切りました。フレンドの評価は良かったみたいなんですが。

 未視聴 ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld
 ソードアート・オンラインは2期までは楽しく観ることができたが、当作の前期にあたる3期・アリシゼーションは中弛み、話の進まなさにイライラしてついに3期最終回とともにシリーズごと切ってしまった。だがネットの評判が良いのでそのうち視聴しようとは思っている。

 以上、2020夏アニメ評価でした。私の生きた証の文書です。
4, 3

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