borderline
延々と続く廊下の果てに
転がったdollが囁いた
暈した蛍光灯にくり抜かれた君が
「夢のようだ」と言った
偲びない果てのない迷路だ
錆びた気球と歪む畦道
倒壊した天井の地面から日が差した
溶けた視線が自意識を歪ませている
耳鳴りが
悠然は腐乱した思い出へと
縢られた糸はいつのまにか解れて
列なす檻のその向こうに
出口がなくとも歩いて行きたいんだ
連綿とドロステの向こうへ
哀悼の感情に白い砂糖を振った
甘い甘い生活があった
外の世界は雨が降っている
凜冽に巣くう風が吹いている
感謝だけがここにあった
君のことを忘れはしないよ
何も捨てて行きはしない
受け取ったものは大切にしまって
もういかなくちゃ
僕らは外を目指し力強く行こう
きっと何かが待ってると言って
真実はどうであれ関係ない
ただその時が来たんだよ
だから君にただ
ただ感謝を