第九幕:美少年への本格的な精液採取が今始まる…
「いいことを聞いたわ」
配下の男二人を従えたマダム・カガミは、ほくそ笑む様に裸で縛めを受けた美少年とお姉様を見比べます。
「ふふふ、ぼうやから採取した精液を調査させてもらったけれど…。驚くことに私たちが探し求めていたVSCOVIDという希少種の持ち主っていうことが判明したわ。お手柄だったわね、小夜子さん」
「そ、それじゃあ、寛幻ちゃんから…」
「そうね、精液をもっともっとたくさん採取させていただくことになるわ。でも、生半可な興奮度合いじゃあ、私たちが求めるスペルマとして不十分ね。そこで、小夜子お嬢さんにはもっともっと協力してもらわなくっちゃ」
マダムは残酷に微笑みます。美貌が青ざめる小夜子嬢。一方、寛幻はこれから身に降りかかる秘め事に、またまた股間を熱くします。
小暮小夜子嬢は、全裸の肢体を悶えさせ、泣き喚きながら身悶えます。なにせ、鎖で繋がれた彼女の足元には2メートルはあろうかというビルマ・ニシキヘビが解き放たれ、令嬢の綺麗な素足を嘗め回さんばかりに、その足元を這い続けているのですから、若い女性にはたまったものではありません。綺麗な貌を泣き腫らし、整った乳房を揺らし、均整の取れた肢体をうねらせ、陰毛を隠し立てする術もなく揺らすのですから、それはどんな秘密絵にも勝る卑猥な光景でした。
しかし、マダム・カガミがいくら残忍な女とはいえ、単にうら若き美女を虐めるだけが目的ではありませんでした。無論そこには仕掛けがあるのです。
「あうんッ! …あ、ああッ…あぁッ…」
小夜子嬢が恐怖に怯え、悲鳴を漏らすたび、そして裸体を苦悶に歪めるたび、寛幻の屹立したカリ首をクリッピングした、ペニスリングが絶妙の微電波動を生みだし、11歳の男の子の性感を昂らせます。
「ふふふ、気持ち良さそうね、坊や? 君の大切なトコに取り付けたその輪っかはね、極度の体温の上昇を付近で察知すると、振動する仕組みなの。おフランス製の大人の玩具、よ。普通は男と女の睦み合いで使うのよ。愛撫を繰り返すたび興奮して、肉体は熱を帯びる…。結果、局所を心地良くする電流が流れる。快楽のループ発生機、ね」
そう、寛幻が一番興奮するスチュエーションは小夜子が虐められることです。それを察したマダムが、それを利用しない手はありません。
小夜子が淫靡な拷問を受ければ、寛幻は否応なく、そのペニスを屹立させる羽目になります。美少年の幼くも元気なシンボルに繋がれたペニスリングは、男の子の肢体の心拍数が上がるたび、それに呼応するのです。性事に長けた西洋の男たちを昇天させてきた波動は、サーモグラフィで寛幻の局所の興奮具合をリサーチするマダム・カガミによって管理されています。美少年の興奮が簡単には極度に達しないよう、悦楽ばかりではなく微電流の微かな痺れと痛みを織り交ぜ、寸止めを繰り返しながら徹底的な射精管理を施すのでした。