働いたら負けという信念
ニートは働けないのではなく、働かないのである。
つまり、働いたら何かしらのマイナス要素があるか、プラスが無いと考えるからなのである。
このことから推測するに、所謂ニートは「働かなくても生きていける」事が重要であり、「必死に働くと言うことがよくわからない」と言う者でないといけない。
ニート＝働く気がない。と言う基本理念は時代遅れと言えよう。
ある意味、ニートは無限の可能性を秘めているのである。
ニートはオールウェイズ自由時間である。そして良くも悪くも考える時間はたくさんあり、そして何よりネットにより様々な情報や意見を取り入れることができる。
そのことから、ネット社会での人のつきあい方という本を出してベストセラー作家になるとか、ネットにおける宗教を立ち上げ尊士としてあがめられるとか、いきなり働かなくても良い方法を考え出すとか、可能性は無限でもあり、無でもある。
逆に言えば、人間は楽をするために多くの機械や道具を生み出してきた。つまり、人間はみんな働きたくない、楽したいと思っているところはあるのではないだろうか。
つまり、自由を重視し楽な生活ができるようになった現代ではニートが生まれるのは必然であった。
そして、ニートの多くは純粋な心を持つ。悪く言えば子供な部分が多く、面倒くさがりで楽したいという思考は誰よりもあるのかもしれない。
しかし、子供の心のままで大人の汚い社会や情けない世界をみて、ここで働く意味は何だろうと思うのは当然ではないだろうか。
ニートは他人と馴染めないのではなく本当は世界を変えたいのではないだろうか。
汚い世界に対するストライキとして、ニートを選んだのかもしれない。