第一章 出会い
東京湾に突如現れた巨大な影。それは人類にとって最大の脅威、ゴジラだった。
ゴジラはそのまま東京へと進撃し、建物や車を踏み潰し、炎と放射能を吐き散らす。
人々はパニックに陥り、逃げ惑う。
その中に一人、動じない女性がいた。
彼女の名は網浜奈美。自称サバサバ系のOLだ。
「私ってサバサバしてるから、こんなの怖くないわ」
彼女はゴジラの姿を見ても平然としていた。
「あんなデカイやつ、一発で倒せるわ」
彼女は自信満々に言った。
「どうやってよ？」
そばにいた同僚の本田麻衣が呆れ顔で聞いた。
「それはね、私の秘密兵器で」
網浜は得意げに言った。
「秘密兵器って何よ？」
本田は興味本位で聞いた。
「それはね……」
網浜は言いかけたところで、ゴジラの咆哮が響いた。
ゴジラは近くのビルに向かって火炎放射を吐いた。
ビルは爆発し、炎と煙が上がった。
その衝撃で、網浜と本田は地面に倒れ込んだ。
「きゃあ！」
本田は叫んだ。
「あーあ、せっかくの秘密兵器が……」
網浜は呟いた。
彼女の手には、何か小さなものが握られていた。
第二章 対決
網浜と本田は辛うじて立ち上がった。
周囲は火の海と化しており、人々は逃げ惑っていた。
ゴジラはまだ暴れており、次々とビルを破壊していた。
「早く逃げなきゃ！」
本田は慌てて言った。
「待ってよ、私の秘密兵器を使わなきゃ」
網浜は言った。
「秘密兵器って何よ？」
本田は再び聞いた。
「これよ」
網浜は手に握っていたものを見せた。
それは……スマホだった。
「スマホ？ それが何になるのよ？」
本田は不信感を隠せなかった。
「これはね、普通のスマホじゃないの。私が開発した特殊なスマホなの」
網浜は説明した。
「特殊なスマホ？ どういうこと？」
本田は興味深げに聞いた。
「これはね、ゴジラの弱点を探して、それを攻撃することができるの。それに、ゴジラの動きや気配を感知することもできるの」
網浜は得意げに言った。
「え？ そんなことができるの？ どうやってよ？」
本田は驚いた。
「それはね、私がゴジラのDNAを入手して、それを解析して、スマホにプログラムしたからよ」
網浜は言った。
「ゴジラのDNAを入手した？ どこでよ？」
本田は疑問に思った。
「それはね、あのね……」
網浜は言いかけたところで、再びゴジラの咆哮が響いた。
ゴジラは今度は彼女たちの方に向かって火炎放射を吐いた。
「きゃあ！」
本田は叫んだ。
「大丈夫よ、私が守ってあげるわ」
網浜は言って、スマホを操作した。
すると、スマホから強力なレーザー光線が発射された。
レーザー光線はゴジラの火炎放射と衝突し、相殺した。
「すごい！ 本当にゴジラに対抗できるのね！」
本田は感嘆した。
「当然よ。私ってサバサバしてるから、こんなの楽勝よ」
網浜は笑った。
「さあ、行くわよ。ゴジラを倒すわ」
彼女は言って、スマホを持って走り出した。
「え？ 待ってよ！ 危ないよ！」
本田は慌てて追いかけた。
第三章 決着
網浜と本田はゴジラに近づいていった。
ゴジラは彼女たちに気づいて、怒りの目で見つめた。
「こっち来なさいよ、あんた」
網浜は挑発した。
「うおおおおお！」
ゴジラは咆哮した。
「やっちゃえ、網浜！」
本田は応援した。
網浜はスマホを操作し、レーザー光線を連射した。
レーザー光線はゴジラの体に命中し、爆発した。
ゴジラは苦痛に吠えた。
「やったわ！ 効いてるわ！」
網浜は喜んだ。
しかし、ゴジラはまだ倒れなかった。
彼は怒りに震えながら、再び火炎放射を吐いた。
今度はレーザー光線では防ぎきれなかった。
火炎放射が直撃し、網浜と本田は吹き飛ばされた。
彼女たちは意識を失って、地面に倒れた。
ゴジラは勝利を確信し、威嚇した。
「うおおおおお！」
しかし、そのとき、網浜のスマホから奇妙な音がした。
「ピッ、ピッ、ピッ……」
それはカウントダウンの音だった。
「なんだ、これは……」
ゴジラは不審に思った。
すると、スマホから大きな爆発が起こった。
スマホは自爆装置になっていたのだ。
爆発はゴジラの頭部に直撃し、大きな穴を開けた。
ゴジラは悲鳴を上げて、倒れた。
「うわあああああ！」
網浜と本田は爆発の衝撃で目を覚ました。
彼女たちはゴジラの姿を見て、驚いた。
「ゴジラが……倒れてる……」
本田は呆然と言った。
「やったわ！ 私の秘密兵器がゴジラを倒したわ！」
網浜は大喜びした。
「でも、スマホも壊れちゃったわね……」
彼女は残念そうに言った。
「でも、それでいいのよ。私ってサバサバしてるから、物はすぐに捨てられるわ」
彼女は笑った。
「でも、どうやってゴジラのDNAを入手したのよ？」
本田は気になって聞いた。
「それはね……」
網浜は言いかけたところで、物語は終わった。