旅行や長距離移動をしていると、暇をもてあます。
暇を潰すには、短歌や俳句を詠むのが一番いい。
で、つい先日のこと。
長距離移動中の新幹線、夜の8時だか9時だかを回っていて、
僕は、闇につつまれた東海道の景色を眺めていた。
考えるともなく、七五調の言葉を思い浮かべ、俳句や短歌ができあがっていった。
できあがった歌は携帯電話にメモしていった。
後で読み返したら、なかなかいい歌が出来たぞ、と思った。
それで誰かに見せたくなった。
しばらく考えて、知人の女性を思い出して、メールで送ってみた。
こんなのどう?って。
「へえ、なかなか、いいじゃない」
みたいな返事がかえって来ることを、僕は期待していた。
「うーん、こういうのはイマイチかな」でもいい。
参考意見が欲しかったのだ。
やがて返事が来た。
そこにはこう書いてあった。
「悪い冗談はやめて」
「ていうか冗談にしてもひどすぎ」
「何か辛いことでもあったの?」
そんな酷評を浴びた俳句と短歌を、せっかくなので皆様にもお届けいたします。