変態一家
俺たちがおかしいのは遺伝かもしれない。
じいちゃんは普通だ。
ばあちゃんも普通だ。
父も普通だ。
母が異常だった。
母は父にゾッコンなのだ。
じいちゃんは普通だ。
ばあちゃんも普通だ。
父も普通だ。
母が異常だった。
母は父にゾッコンなのだ。
朝目覚めたのは不快な音と感触だった。
「はぁはぁお兄ちゃん……!」
「はなれろ、抱きつくな。匂いをかぐな」
布団に潜り込んでいる弟を引き剥がして素早く距離を取る。
なんか最近は朝たたない。まさかとは思うが…………いや、ないだろ。ないよな?
「大丈夫だよ兄さん。まだ僕はしてないよ」
「これからするつもりだったのかよ!? 早く部屋から出てけ」
ぶつぶつ文句を言いながらも部屋を出たが視線を感じる。
ドアの隙間から俺の事を弟が見ているのだが全くもって不快である。
死角を使って着替えて部屋を出るとティッシュが転がっている。
「兄さんの想像したらつい」
別に慣れはしないがいつものことなので無視して居間へ向う。
今日は珍しく姉は居ない。
多分姉の布団に妹が潜り込んでいたのだろう。またはずっとドアの前でたっていたとか。
まぁそんなことだろう。俺の所に来たのが弟ではなく妹だったらどんなに幸せか。
いろいろ考えながら席につく。俺と父さんと母がいる。
弟はまだやっているのだろうか。放置プレイだどうのこうのと馬鹿としか思えない。
「はぁはぁお兄ちゃん……!」
「はなれろ、抱きつくな。匂いをかぐな」
布団に潜り込んでいる弟を引き剥がして素早く距離を取る。
なんか最近は朝たたない。まさかとは思うが…………いや、ないだろ。ないよな?
「大丈夫だよ兄さん。まだ僕はしてないよ」
「これからするつもりだったのかよ!? 早く部屋から出てけ」
ぶつぶつ文句を言いながらも部屋を出たが視線を感じる。
ドアの隙間から俺の事を弟が見ているのだが全くもって不快である。
死角を使って着替えて部屋を出るとティッシュが転がっている。
「兄さんの想像したらつい」
別に慣れはしないがいつものことなので無視して居間へ向う。
今日は珍しく姉は居ない。
多分姉の布団に妹が潜り込んでいたのだろう。またはずっとドアの前でたっていたとか。
まぁそんなことだろう。俺の所に来たのが弟ではなく妹だったらどんなに幸せか。
いろいろ考えながら席につく。俺と父さんと母がいる。
弟はまだやっているのだろうか。放置プレイだどうのこうのと馬鹿としか思えない。
俺の目の前には食パンが一枚あるだけである。
「おはよう父さん母さん」
「おはよう」
返事してくれたのは父さんだけだ。母さんはニコニコしながらずっと父さんしか見ていない。
母さんは美人だ。自他共に認めるほどというか超絶美人という謎な称号が送られるくらい美人である。
しかし息子の俺が言うのもなんだが父さんの方はかっこいいとはいえない。
顔並みの中の下。ようするに並みの人を集めて誰か一人この中で一番付き合いたくないのは? と、言われたときこの人かなぁ? 見たいな感じのレベルである。
何が言いたいのかというと不釣合いであると。
大体何故こんな美人の母さんがあんまり冴えない感じの父と結婚しゾッコンなのか。
だっておかしいだろう。
俺の前には食パン一枚だというのに父さんの前には何これパーティー? 見たいなレベルの料理があるのだ。
父さん自体はなんだか物凄く悪い風に思っているのかあんまり食事に手を出さない。
すると母さんが箸で料理を一つ取る。
「はい、あなたあーん♪」
「………………あーん……おいしいよ」
「ほんと? 嬉しい大好き!」
が、これも正に日常茶飯事なのでいつもどおりである。
全くもって仲がいい(?) いま目の前には押し倒された父とシャツを脱がしている母が居る。
精神的に不衛生だ。しかしやはり日常茶飯事なので気にしない。
マーガリンを塗りたくって食パンを食べる。
目の前には真っ最中の母と父が居る。母が上で父は何も出来ずという感じだ。
こんなんだからきっと家は変態しか生まれないんだろう。
そういえば従妹は普通だったはず。
しかし母の家系の方の従兄は変態だった。
やはり母の血が濃いのか。嫌だなぁ…………。
そろそろ時間だ。学校へいこう。
鞄を部屋に忘れた。
「おはよう父さん母さん」
「おはよう」
返事してくれたのは父さんだけだ。母さんはニコニコしながらずっと父さんしか見ていない。
母さんは美人だ。自他共に認めるほどというか超絶美人という謎な称号が送られるくらい美人である。
しかし息子の俺が言うのもなんだが父さんの方はかっこいいとはいえない。
顔並みの中の下。ようするに並みの人を集めて誰か一人この中で一番付き合いたくないのは? と、言われたときこの人かなぁ? 見たいな感じのレベルである。
何が言いたいのかというと不釣合いであると。
大体何故こんな美人の母さんがあんまり冴えない感じの父と結婚しゾッコンなのか。
だっておかしいだろう。
俺の前には食パン一枚だというのに父さんの前には何これパーティー? 見たいなレベルの料理があるのだ。
父さん自体はなんだか物凄く悪い風に思っているのかあんまり食事に手を出さない。
すると母さんが箸で料理を一つ取る。
「はい、あなたあーん♪」
「………………あーん……おいしいよ」
「ほんと? 嬉しい大好き!」
が、これも正に日常茶飯事なのでいつもどおりである。
全くもって仲がいい(?) いま目の前には押し倒された父とシャツを脱がしている母が居る。
精神的に不衛生だ。しかしやはり日常茶飯事なので気にしない。
マーガリンを塗りたくって食パンを食べる。
目の前には真っ最中の母と父が居る。母が上で父は何も出来ずという感じだ。
こんなんだからきっと家は変態しか生まれないんだろう。
そういえば従妹は普通だったはず。
しかし母の家系の方の従兄は変態だった。
やはり母の血が濃いのか。嫌だなぁ…………。
そろそろ時間だ。学校へいこう。
鞄を部屋に忘れた。