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ランランルー

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俺は新しい恋を見つけた。
しかしながら美希と付き合ってる訳で。
美希の事も好きなんだなこれが。
聖が最近意味わかんないこと呟くようになった。
そろそろ夏休みも終わる。。
何気ない学校の帰り道。
美希と一緒に帰っていると踏み切りで美希が突然話題を変えたのだが……。
「ねぇ、今日さーくんの家に行ってもいいかなぁ?」
「別にいいけど……」
「やった! それじゃあ私こっちだから。じゃあね♪」
美希は鼻歌を歌いながら入ってしまった。
おまえの家反対方向じゃないのかと思ったが会えず言わなかった。
「や! 理wwなにしてるんぁwww」
「あ、光」
しまったつい名前で呼んでしまった。
ていうか名前しか知らん。
「なにwwふられたのぁwww」
「違います。家に遊びに来る約束しただけです」
あー見たいなぁ。
笑った顔を見たいなぁ。
いや、いつもわらってるけどさぁ、wって。なんか、なんだかなぁ。
「シャワーww浴びとくんだよぁwwwww」
「は? シャワー?」
「ですぁww」
そうって光は行ってしまった。
……。
「ですぁ」
なんとなく復唱。

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「理さん誰か来ましたよ」
「ぬぁ。聖代わりに出てよー俺いないっていっといて」
ごろごろ部屋で漫画を読みながら返事をする。
「……私正ヒロインだと思うんだけどなぁ。扱い酷くないですか」
よく分からん事をブツブツ言いながら聖は扉を閉めた。
聖が部屋を出て二秒後がちゃという鍵をあける音がした。
ん? 2秒で玄関までいけるはずなど無い。
それから聖の悲鳴が聞こえた。
「きゃーーー!」
「うわああああ!!」
もれなく弟の悲鳴付だ。
って、弟までがびびるって美希しかいないなぁ。
「さーくん大好き!」
「どうしてかぎ持ってるんだ?」
とりあえず聞いておく。
すると美希はふんっと鼻で笑った。
「私を見くびっているようなんだね。私は巫女だよ!? 合鍵を作るなんて造作ないけどめんどくさいから「美希ちゃんの七つ道具☆」をつかってあけたのさ!」
ふーん。既にソレは巫女じゃないよね。
泥棒だよね。どうでもいいけど。
「で、なんで家来たの」
「え? きまってるじゃん。子作りだよ子作り」
そうかならしょうがないな。
って、は? なんていった?
子作り? マジに言ってるのかこいつ。
「あー、あーあー。ちょと待て。なんでいきなり?」
「いきなりじゃないよ。実はもうぬれぬれでさ! なんていうかスタンバイOK?」
……へ、変態だ―!
変態。ん? またか。やっぱり俺の周りには変態しかいないのか。
俺はもう変態から足を洗ったんだ! 信じてください啓二さん!!
「はいはい。冗談言ってないでさっさと用件言え」
「はいはい、ズボン降ろして下ろして」
いや、こいつ。
真面目? いや、目がマジだ。
「いや、あれだ。あののーえっと。お、俺さっきエロゲーで抜いたから!」
何言ってんだ俺!?
「んーいいよ別に。エロゲーでやってたこと私がしてあげるよ!」
何言ってんだお前!?


「ふ、ふざけないでくれ! いや、して欲しいけど!」
「ふざけてなんかないよ!」
なんだなんだ。
何が起きているんだ。
弟は? 聖は?
廊下を見ると聖は床にうつぶせになっている。
弟は壁に背中を当ててうな垂れている。
あれ? あれって血………いや、ないないないない!!
やべぇー戦場を垣間見た気がする。
「はぁはぁ覚悟きめろや!」
「ちょ喋り方がおかしくなってる! アッー!」
やめろっ!
「本当に! おかしいってお前」
「だ、だって。わたし、と、とられたくないよ! も、もうい、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
は? 何を言ってるんだろう。
つーか大丈夫か? 壊れた?
どーすればいーんでしょーか。
聖!
倒れてる。ん?
ダイイングメッセージ? なになに、わたしが、ヒロイン……何を伝えたかったんだろう。
弟よ!
ちー流してる。ん?
ダイイングメッセージ? なになに、や、ら、な、い、か? ……そこまで腐ったか弟よ。
その他諸々!
外出中! ん?
置手紙? なになに、一週間あける。……家庭を少しは見ようよ。
「お、落ち着け! どうした。何があった。おおおお落ち着け!」
いや、俺が落ち着け!
「嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌」
「あわわわわわわ、お、落ち着け、あわわわわわわわわ」
と、とりあえず何すればいいんだおれ。
頭抱えて嫌しかいわない美希。
へ、ヘルプミー。dokusyaヘルプミー

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