「前世というものは実際に存在するのか?」
こう聞かれても答えようがない。人間という生き物は自分の五感で体験したことしか事実と認めようとしない。
ブラウン管を通して視たものだけでは事実と認めにくいが、そこに聴覚、触覚などの五感を多く満たしていくとその知識は事実に近くなる。
ほとんどの人間はその前世という知識はテレビ、本などのメディアを通して知っただろう。
そして認めていっただろう。
そして証拠もなく答えるだろう。"前世"というものの認識を。
幽霊しかり、都市伝説しかり。
人間は"未知"に関心を持つ。だからこそ進化もあり誤りもある。
人間はその"未知"を五感で満たそうとする。無いものを埋めようとするのは自然なことだろう。
しかし、その未知があるからこそこの世界 いや、"全ての存在"が成り立っているとしたら?
それでも人間は未知を満たそうとするのか?
この問いにぼくちんはこう答えるだろう。
「満たそうとするに決まってる。」