「言い忘れておったが、何も無しではあまりに人間に分が悪い賭けなのでな、補助の為におまえに力が授けられている。今日一日、おまえは超人だ。おまえの肉体は鋼にしてどんな攻撃も受け付けぬ。鋼の拳は地上のあらゆるものを砕くであろう」
そう言われ、試しに庭の石でも殴ってみたら、軽くこづいただけで本当に粉々に砕けた。
「すげぇ! マジすげぇ! やっぱりあんた本物の神様なのか!」
「うむ」
「でもさ、この能力、おっぱいを揉むのに何の役にも立たないよな?」
「うむ」
「あんたが本物の神様って事は、俺がおっぱいを揉めないと本当に世界が滅ぶ訳だろ?」
「うむ」
「どうしろって言うんだ?」
「知らん」
なんという冷たい神様だろう。俺は泣いた。