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序章

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「なめろよ」

 月見学園の旧校舎。
 4階建てのその旧校舎は、現在では運動部の部室棟として使われているが、部活動が始まる時間になってしまえばたちまち人気がなくなる上、部室として使われているのは2階までのため、3、4階には何か用事でもない限り誰かが来ることはない。
 その4階の男子トイレの中、仁王立ちをした男は、いきり立った自分の一物を目の前の女に突き付けていた。

「はい」

 女は素直に頷き、男の物をチロチロと舐め始める。
 
「んっ……れろ……ちゅく、ちゅ……ちゅる」

 玉袋を舐めていたかと思うと、女はそのまま裏筋にかけて舐め上げ、次に先端やその裏側を重点的に、まさにアイスクリームでも食べているかのように舐め始める。
 何とも言えぬその性的な快感と、目の前にいる女にこのような淫らな行為をさせているという快感に男は震える。

「しゃぶれよ」

 我慢できぬといった様子で男は女に言った。

「はい」

 やはり女は素直に頷き、しゃぶりつこうとする。

「おぅら!」

 ほお張ろうと開けた女の口に、男は無理矢理自分のものを突き入れる。 

「んむっ……! ごふっ、ごふっ……」
「さあ、気持ちよくしてみろ」

 突然勢い良く入ってきた上に喉の奥に当たってしまい、多少むせる女だったが、すぐに平静を取り戻し、男のものをしゃぶり始める。

「んむっ、ん……ちゅ、くちゅ……」

2, 1

  

 女は特に嫌がっているわけではなく、しかし自分から好き好んでやっているというわけでもない。ただ、その目は酷く虚ろで、表情からは何も感じ取ることができないような顔をしていた。

「は、ぁっ……んむ、ぷちゅっ、ちゅっ……」

 女は口いっぱいにモノをほお張り、頭を前後させる。しばらくするとそれを止め、裏筋をペロペロと舐める。

「うぁぁ……ぁ……っ」

 それを繰り返されているうちに、男は限界が近づいていることが分かった。

「はぁ、んっ……ん、ちゅるっ、んくちゅ、ちゅぱ……ぷちゅっ」
「はぁ、ぁぁ……、そろそろ、イク、ぞ」

 唾液とカウパーを女にすすり上げられ、その吸引の感覚に快感は頂点に達し、男は欲望の塊が自分のモノの中を駆け巡るのを感じる。

「そらっ!」

 びゅる、びゅる、びゅるん……!
 男は両手で女の頭を抑え、自らの股間に押し付けさせたまま、女の口内に欲望を爆発させた。

「むぐっ……!」

 女は少々驚いた表情を浮かべるが、やはりすぐに無感情で虚ろな表情に戻る。

「ふぅっ」

 男は女の口からモノを抜く。
 男のモノの鈴口と女の口の間で引かれている糸がいやらしさを一層引き立てる。

「飲めよ」

 ぼんやりと男を見上げていた女に男はそう言った。

「……んくっ」

 女は言うとおり、口に含んでいたものを飲み込む。
 それを確認した男は不敵な笑みを浮かべ、次に行うことを言う。

「挿れさせろよ」
「はい」

 女は虚ろな瞳で無表情。特に嫌がっているわけでもなく、自分から好き好んでやっているというわけでもない。女はまるで人形のようだった。
 その後も女は男のされるがままになり、結局、下の口にも欲望をぶちまけられてしまった。
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