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聖三部劇(作:フルーツポンチ、脚注:YAMAIKO)

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   聖三部劇、日本神話の複合的な登場人物による古雅幻想曲、バレエ音楽からの三つの楽章(*0)



   第一部[左方の舞]


 ……26日、すなわちベートーヴェンの命日であるが、首都東京は誰もが知っていてそれでいて誰も知らない近隣の某国によるミサイル攻撃に晒され、それはまさしく蜂の巣をつついたような、しかし蜂は中におらず、在日米軍に自衛隊、そして広大なるネットの端末たるいわゆる維新の青年志士たちが慌てふためいていたかもしれない。
 新大久保も例に漏れず南方のサーカスすなわち新宿を見据え、背の高いだけで胴回りはチャチな屹立するホテルのツインルーム、残念ながらコマ劇場はもうないけれど夜空に飛行船が飛んでおり、中央線快速も中央総武線各停も、どうしたのでしょうか平常どおり運行、快速の前四両は大月で首を切り落とされて河口湖へと、残りはどこかの宵闇へ昏倒するのであろう。テポドンはどこに落ちた、いやまだ落ちていないのか、とにかくいつもやかましく乱雑な東京の町並みは平常どおり静かに蠢いていたのである。(*0.5)

――そして、その部屋にはビデオがありまして、それが、成人ビデオだったのですよ、つまりAVという奴で、それも異常な内容でしたのですが、ほら、妊婦フェティシズムって奴ですよ、Wikipediaを御覧なさい(*1)、子供を宿してぽってり膨らんだ下っ腹に興奮する輩がですねえ、私はようわかりませんが、

 男はベッドに転がり、シーツ一枚に包まった女が眠る、女が持ち出した壷の外見は蜜が入っているように甘ったるく、しかしながらその味はむしろ苦い酒が入っていて、男はさんざん溺れたのか、酩酊したかのような様子で外のサーカスを呆然と眺めている。
 女の搾り出す酒は常に甘みのまったくないものであった。そして高い香りもなく、ただ極めて動物的で、雑食であり、汚物にまみれながらも輝くは河底の砂金、そういえば渋谷というのは苦い川が流れていたそうだが、それは埋められたと聞く。東京オリンピック、復興の象徴、それは、昨年の北京よりもはるかに劣悪であったのであろう、だからこそ、渋谷を通底する苦い川は未だ女の体に流れる。この女は南方から来た。南には渋谷がある。

「あんたどこから来たの」
 高級娼婦の絵画のごとく、女は汚れた体でなんやかんやとポーズ取り、八方に乱れた髪をくくり合わせ、それも相当長く、男はもう切ったらいいのではと思った。

――でねえ、そんなんイカンと思うでしょ、いやしくも別の生命を預かった身で、理解できんのはそういうことですよ、それで、私はさっさと部屋を出てしまいました、ちょうど雷雨でしたねえ、ゴミ屋敷というのが心底厭になりましたが、そこらから這い出す新たな生命、犬の死骸でしょ、猫の屍骸もあって、腐敗物から生えた茸がまた怪しい色合いでして、参りましたよ、
――遺品整理。

「テポドンかなあ、俺も多分それだな」
 皮下に脂肪をたっぷりつけて、表面は白く輝く、包まれると上も下もなく、男はますます萎縮し、子供のごとく暴れまわり、女はひいひいと息を吐く。そうだなあ、懐かしいですねえ、そう、大気圏外ってところ、あれって何秒間かタイムスリップするんでしょ、特殊相対性理論、なんか大昔からくるくる周ってたかなあ。人工衛星は破壊された。ばらばらと色々な破片を撒き散らして地球へ転落した。でもその破片はまだ生きている。(*3)
「ああだめ、やっぱお腹おかしい、トイレ」
 女はシーツから裸身をひっぺがして部屋を横切った。そのさする腹には明らかに帝王切開の痕と見えるそれ。

 まだ新宿はうるさい。光芒は夜空を突き刺し、生き馬の皮を剥いだかの如きバーバリズムは男に安心を与えた。十分ここはベートーヴェンから遠い。新しいが古い。すべては蒙昧たる昏睡酒の血中濃度となって男は先ほどの会話を思い起こすのである。(*2)


   第二部[右方の舞]


 今日偶然会ったばかり。この帝都へ比較的遅れて参入した京王井の頭線は高架になったり掘割になったりと周囲はあわただしいがそれ自体は吉祥寺からゆっくり下り坂。そして神泉あたりからトンネルを抜けると苦い川の流れる女のいる渋谷。それは地中へ潜るかのごとき幻想を生んだ。
 極東はいろいろやかましく、火の雨が降る。昨日も朝鮮半島が火を噴いて、大陸では農民たちの暴動。女は家計の火車に焼かれて安息の世界とも蒙昧たる煉獄とも違う世界に連れて行かれた。今、女は便座にまたがって汚物をひり出している頃合、それもこの安ホテルはいろいろ部屋に管が伸びていて、その辺流れてるんじゃないかと思うくらい。


 それでねあたしあんたとの前の時にあったでしょあれよあれ
 結局産んだのよほらあたし切った痕あるでしょ切って出さないとだめだったの

 結局中の子はだめだったけどね
 やっぱり好き勝手やったのがいけなかったのかなあ多分あたし思うのよ
 フィンランドの民話だっけねえあんた云ってたじゃないほら女が実の妹でそれがわかって自殺しちゃうって話
 多分ちゃんと生まれててもあんたに会ったと思うのよねだからほらこうやって今日偶然会えたでしょ
 それも死んだ子が結びつけたんじゃないかってね

 あんた私に手上げたり無理やりやったりなんだか色々あったけどもあの時が一番まともだったのねあたしの人生
 多分あんたもそうでしょ
 あんたが今私に色々やってた分を誰に何してんのか知らないけど
 まあ最近は結構まともにやってたのよ

 でもだめねえこんな好き勝手暴れまわられちゃ
 久々に結構よかったよさっきの
 またおんなじこと繰り返しちゃう私


 町も人も燃え上がり、ユーラシア大陸の東端に屹立する半島の訝しい根元から腐りつつあって、下は河口湖へと何なりと行くがよい、母胎も徐々に冒されつつある。各所に撒き散らされたノドン・スカッド、そして果てはアラスカを見据えたテポドンはわれわれの頭上を大きく超えて行く。


 昔はねえ

 ええ
 ええ

 あたしだってもっとちゃんとしてて人望もあったしほらアウェーじゃないここら辺ってでもあたしをアテにしてくれる人もいてねえ
 もうだめ今は中毒ね
 やめられない

 ええ

 ここよここそう新大久保ここにも知ってる人が沢山いたんだけど
 今はもう取り合ってくれないと思うわ

 最初の子供!

 そう確実にあんたとの

 まだ郷里におきっぱよまだ死んでないでしょうね
 あんたに訊いてもしょうがないけど

 わかってる
 わかってるわ

 あの女はあんたにとって都合のいい女であたしは都合が悪かったの
 でもそれまでは明らかにあんたはあたしに向いてた
 それだけの話


 飲む?


 もうちょっとだけ蜜のような酒を


――扉を開ければ外はサーカス、東口には行ったことがないけど新宿は真西からさんざ見たわ、怪しげな平和への行列、でもまだこの国はかの国と交戦中、女たちは裸にされてアドバルーンに括られて空を飛ぶ、屋上のサーカス。新宿ってぬめっとしてるでしょ。

――ええい、みんな死んでこれで全部お終い!人工衛星は常に地上に落ちて役目を終えるのよ!


   第三部[死の断章(不確定的ストレッタとコーダ、そして反復記号)]


    武蔵野線って知ってる
、それも異常な内容でした
 国中にあらゆる負債を振りまいて、危険水域、燃料注入、さまざまに飛び散るミサイル群。

    そう府中本町から出て
ですよ
 渋谷は9回ツーアウト満塁で、押し出しフォアボール。
、子供
    ぐるーーってまわって。
を宿してぽ
って
    そう京葉線に乗り入れ

 辛くも逃げ切れるか、点差はわずか。
、シーツ一枚に包ま
       あれ?
った
    東京まで入って行くの

ですよ
    すごい大回りだよねえ
、そういえば渋谷
 ところが舞台は北へ移って原宿から代々木、山手線は滞りなく周る円環。
というのは苦い川が流れていたそうだが
    100分くらい掛かる
、つま
       私どうしたんだろ、
り静かに蠢いていた
    南武線とかりんかい線
のであろう
 常に追いつかず離れず、ところがいずれは京浜東北の快速が、すなわちタイブレークに持ち込まれる。
。南には渋谷がある
    全部で環状線ができる
。そして高い香
       何やってたっけ、
りはどこかの宵闇へ昏倒
 ここに閉じ込められれば先行する人々をただ傍目で見送るのは一周一時間。
する苦い川は未だ女の体に流れる
    東京は中央線を使って
。 ――そして
    そう西国分寺乗り換え
、どうした
       そうだ、
のであろう
 帝都東京を丸く囲む二重螺旋の外側にはエラーがあって、すなわちりんかい線。
、快速の前四両は大月で首
    そっちのほうが速いし
を切
 死の円環はそれよりもっとわれわれに近しく、目の前で逃げ去った京王井の頭線。

    第一武蔵野線は各駅で
ませ
       とにかく早く病院へ……、
んだ下っ腹に興奮
 円環が途切れればそれこそ永遠に続く。延長12回で終了、そんなことはない。
する苦い川は未だ女の体に流れる
    でもそんな大回りよね
。 ――そして
 列車は新大久保に辿り着いた。
、汚物にまみれながらも輝くは河底の砂金
       もう時間がない、まさか予定日よりかなり早い……、
、渋谷
    まあ地球上にいる限り
を切
       あ、今日の日付解らない、あれ?
り落とされて河口湖へと
    最短経路では行けない
、ただ極めて動物的で
 まだ終電には早く、屹立する細長いホテルには車輪の回転音が聞こえた。
、汚物にまみれながらも輝くは河底の砂金
    どこへ行くにしてもね
、残念ながらコマ劇場はもうないけれど夜空に飛行船が飛
 女は用を足し終え、再び部屋へ戻ってきた。
んだ下っ腹に興奮
       ここどこだっけ?
する輩が
ですねえ
       え……赤羽……?
、酩酊したかのような様子で外のサーカス
を呆然と眺めている
。テポドンはどこに落ちた
、それはまさしく蜂の巣
を見据え
、日付は未だ変わりなく、2009年3月…… :│┃




********************* 脚注 *********************

(*0)審査員の皆さん、この曲はサビが弱いですよ。


(*0.5)ここで思い出すべきなのは金日成が宗教弾圧の嫌疑に対して言った「アメリカの爆撃で焼けてしまいました」という言葉だ。


(*1)Wikipedia「フェティシズム」頁参照。これは明らかにフェティシズムの誤用濫発――フェティシズムと性的フェティシズムの混同――に対するマルクス主義的見地からの批判である。筆者がレーニン崇拝者であることを喚起されたい。また、これと同様の批判手段としてフェティシズムの意味するところを新たにスライドさせるものがある。ニーノベ内の『呼吸したくない』はこの手法を用いており、ここでフェティシズムはもはや「個人的嗜好」あるいは「異常行動」程度の意味しか持たない。


(*2)グノーシスのミサの情景描写(Wikipedia「グノーシスのミサ」より引用)

人々が儀式の会場に入場し、助司祭は香の祭壇(生命の樹のティファレスの象徴)に立つ。助司祭は法の書を取り出し、偉大なるヴェイルの中の祭壇に奉納し、IAOの名でセレマの法を宣言する。振返り、彼女は人々にグノーシスの教義を朗読する。神の信念(または価値)、太陽、カオス、風、ババロン、バホメット、グノーシス・カトリック教会、聖人達の親交、ミサの奇蹟(聖体等)、肉体を持つものとしての誕生の告白、個人の命の永遠の繰り返しを告げる。

処女が2人の子供達と入場し、人々に挨拶をする。彼女は香の祭壇と洗礼盤の周りを八の字に歩き、(背骨の一番下のあたりにいる二匹の蛇=クンダリーニの解放を象徴)墓標の前で止まる。彼女は剣でヴェイルを引き剥がし、鉄と太陽と神の力によって司祭に命を吹き込む。司祭は4つのエレメント(水、地、火、風)で清められ神聖化され、緋色のローブと黄金のウラーウス(知恵の蛇:エジプトの王権を象徴するコブラ)の王冠を身にまとう。最後に、彼女は司祭のランス (槍)を優しく11回摩り、神を召喚する。

司祭は処女を抱き上げ高祭壇に連れて行き、地の頂に彼女を座らせる。その後、司祭は彼女を純正化し神聖化し、(高祭壇の)ヴェイルを閉め、寺院内を三周歩き回り、助司祭と子供達がその後に続く。司祭がヴェイルの前の階段に最初の一歩を踏み出す間、彼らは香の祭壇の前で跪いて崇拝する(全ての人々も一緒に行う)。これはアビスを渡ることを象徴していて、司祭は最初の式辞を始め、永遠の夜空の女神ヌイットを召喚する。助司祭はヌイットとして彼を呼び、彼女の方へ上がるよう司祭を誘惑する。彼は二歩目を踏み出し、ハディットとして認識され、すべてのものーすべての星の火とすべての人々の命ーの中心に無限に凝縮する。助司祭は信徒を起立させ、暦を渡す。司祭は最後の三歩目を踏み出し、新しい時代(New Aeon)の王冠を被り制圧している子供、ラー-ホー-クィットを召喚する。司祭はランス (槍)でヴェイルを左右に開き、高祭壇に座る裸になった女司祭を露出する。彼は跪き崇拝する。

助司祭は11の集祷文を朗読する。(太陽、月、神、淑女、聖人達、地、原理、誕生、結婚、死、終焉)

エレメントはランス (槍)の美徳によって神聖化し、神の体がパンに、神の血がワインに変形する。それらを、司祭はオン(On)に象徴的な捧げ物をし、我々の神、太陽となる。

司祭とすべての人々は聖歌を朗読する。(聖歌はクロウリーの寓話劇「The Ship」から引用され、フリーメイソンの第三位階の伝説を描写している。)

司祭は神の名の下でエレメントを祝福し、すべての働きの重要な機能も述べる。健康、豊かさ、強さ、喜び、平和、そして、意志の成功した充足である永遠に続く幸せ。彼はホスチア(パン)の一つをちぎり、ランスの先に刺し、司祭と女司祭の双方は杯の中にそれを押し下げ、「ハリル」(クロウリーの翻訳で「オーガズムの甲高い叫び」)と叫ぶ。

司祭はバホメットに懇願する。ー「おお、ライオンよ!おお、蛇よ!」ー「我々の中で強力になれ」。そして、彼は人々に向かいセレマの法を宣言する。ー「汝の意志することを行え、それが法のすべてとなろう」ー人々は答える。「愛は法なり、意志の下の愛こそが」彼は最後に、「私の口には太陽の命の本質がある」(ホスチアを食べる)「私の口には地の喜びの本質がある」(ワインを飲む)と言いながら聖体を行う。彼は、人々の方を向き宣言する。「私のどの部分も神でない部分はない」

そして、人々は順番に一人ずつ進み出て、司祭が行ったように杯のワインを飲み、光のケーキを食べる。彼らは司祭が行ったのと同じ神格の宣言をする。その後、司祭は女司祭をヴェイルの中に包み込み、最後の感謝の祈りを捧げる。:

+ 神はあなたを祝福しますように
+ 神はあなたのマインドを啓蒙し、心を穏やかにし、体を健やかにしますように
+ 神はあなたの真の意志、グレートワーク、最高善、本当の叡智、そして完全な幸せを達成することをもたらしますように
そして、司祭、助司祭、子供達は墓標に退去し、破れたヴェールに帰る。人々が退場する。


(*3)M・マクルーハンは「人工衛星は自然に終止符を打った」と語った。




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「聖三部劇」採点・寸評
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1.文章力
 0点

2.発想力
 0点

3. 推薦度
 0点

4.寸評
 こういうのは有名な人がやればどっかの誰かしらが評価するのかもしれませんが、ただの人がやっても黙殺されておしまいです。
 もっとも、自分だったら、どんなに名がある人でもこれはスルーします。

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1.文章力
 30点

2.発想力
 50点

3. 推薦度
 10点

4.寸評
 審査員(あえてそう書く)泣かせの作品。恐らく採点が低くても、理解されなくても、「お前らはバカだな」と作者はほくそ笑んでいればいいであろう作品。
 第三部の構成といい、読みづらさは敢えて意味があるのでしょう。コメント欄にも「三回読まなければ」とありますね。ただ自分が今回採点・寸評をしている基準はあくまで「一般読者のための作品選び」の目であり、何度も読んで研究しなければ採点が下せない、そんな作品を選ぶためじゃないんですね、残念ですが。なので辛口の評価になっています。
 同じ発想で読者が分かるように、分からない点があってももう一回読みたくなるように、そんな作り方をしたらきっと名作になったでしょうね。

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1.文章力 30点
2.発想力 30点
3.推薦度 10点
4.寸評
 知識をひけらかしたいようにしか思えません。いや、そういう小説もありますが、少し文章が特殊すぎて、理解できないです。もう少し分かりやすく、簡単な文章を用いて伝えたほうがいいです、ということです。内容も何が言いたいのか良く分かりませんでした。
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1.文章力 40点
2.発想力 40点
3.推薦度 0点
4.寸評

 まず、構成がめちゃくちゃ過ぎると感じた。
 三部作という時点でショートショートという形式から逸脱している。しかも、文章の規定量を大きくオーバーしてまで付け加えられている脚注。これも大きな減点対象になるだろう。
 肝心の本文の内容だが、これもとても褒められるものではない。
 文章の形はそれなりにできているように感じたが、全編を通して作者が何を言いたいかが全く伝わってこない。
なるほど、確かにミュージカルのような詩的な言い回しや、無駄に小難しく多彩なボキャブラリーは納得するとして、しかしそれが物語として成立しているかと言えばそうではないのだ。
 とにかく読者に対して不親切で、とてもこれが文藝初心者用の企画に投稿されたものだと思えない。作者のオナニーもここまで来ると一つの個性だと誤解してしまいそうになる。
 その不親切な部分を補うのが脚注の役目だと思うのだが、そちらはどこそこからの引用という、特に注目すべきところのないものだった。
 色々と思うところはあったが、とにかく一本の読み物として投稿するなら、そういった注釈は必要のない状態に仕上げてもらいたい。

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1.文章力 60
2.発想力 40
3. 推薦度 50
4.寸評
 やり方が面白い。構成はいいし、文章も綺麗。
 ストーリーに関しても笑い所があったりで気に入った。
 ただ衒学的に捉えられるだろう。小説に論文が混ざりきっていない印象を覚える。

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各平均点
1.文章力 32点

2.発想力 32点

3. 推薦度 14点

合計平均点 78点
59, 58

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