海賊の服を着た小さな女の子に銃を向けられる。
僕はきっと海賊ごっこをしているのだなと思い
ふざけたように両手をあげる。
すると少女は
「なめるな!!」
と叫び空に向かって滅茶苦茶に乱射する。
僕は驚いてしりもちをつく。
そして 彼女の銃が自分に向けられているの気づき
情けない声で命乞いをする。
彼女は僕の事を見下ろしながらニヤニヤ笑い
「子分になるなら許してあげる」
と言う。
僕は泣きそうな顔でその条件を承諾する。
彼女が銃をおろしたと同時に遠くから女の声が聞こえる。
その声を聞くと少女は
「はーい ママ」
と言って僕にウィンクをする。
彼女は女の声がした方向に走って行く。
僕は呆然と彼女の後ろ姿を見送る。