「死にたい」
その言葉を、僕は何度生み出しただろうか。
そしてこれから幾つ生み出すのだろうか。
その言葉は願望でしかなく決意ではない。
僕は死なない。自分でも分かっている。
生きる事はつまらない。
そう言いながら気がつくと僕は笑い、明日が来るのを楽しみにしている日もある。
どうして死にたいの?
誰かが僕にこう聞く。
さぁ、分からない。
表面上だけの言葉ではない。
分からない。
分からない。
分からない。
僕はなぜ死にたい?
それを分からないまま、そして知ろうともしないまま、僕はまたその言葉を生み出す。
決して果たされる事はないと理解している。
だからその言葉は、永遠に生み出される。
「死にたい」