登場人物その他※ネタバレ
おまけです。多分にネタバレ含みます。
※すべててフィクションです。
《登場人物》
嶋原茎也……高校生。一部の記憶がない。攻撃力・防御力ともに標準レベル。徒手空拳で闘うためリーチはせまいが、その代わり投げ技の判定が広い。初心者向きのキャラクター。
不退院季菜……高校生。ある秘密を抱えている。隠しキャラとして黒×金髪の久布白モードで参戦。防御力は極端に低いが、攻撃力は全キャラ中ナンバー1。操作にクセがあり、鋏による攻撃もトリッキーな軌道が多いため、使いこなすには練習が必要。投げ技の際のチラリズムは必見。大会規約では使用禁止。
不退院朱鷺菜……季菜の第二人格。すぐ手が出る。初期から使える中では、一番性能がいいかもしれない。鋏での斬撃はコンボに繋げやすく、なおかつ強力。ユーザーに愛されるユーティリティプレイヤー。
北野奈緒希……高校生。茎也の従姉妹。闘う相手は食材。
誘木征嗣……教師。気障。スピードが低く攻撃力もないため、誰にも使われない最弱キャラ。飛び道具として拳銃が使えるが、久布白硯の存在によりお払い箱状態に。使用自体が縛りプレイ。初心者か物好きにたまに選択される。
坂崎亜郎……殺人鬼。ハーフ。病気持ち。パラメータ的には季菜(久布白モード)の劣化版だが、そのぶんバランスがとれており操作性もよい。技のコマンドが比較的シンプルなのも◎。ヴィジュアル系好きには是非。
久布白硯……復讐者。異端。障害持ち。やや攻撃力に難ありだが、防御力は一級品。鉄板ガードは上中下すべてに対応。攻撃は基本的にポルターガイストによる飛び道具がメイン。ジャンプに特化しているため主戦場は空中だろう。マスターすればかなり強力。
《護国十家》
一、敷麻(しきま)
陰陽師の流れを汲み、呪術・占星術に長けた一族。遠村と並ぶ最古参の一つ。太平洋戦争前、日本の敗戦を予期するも迫害・弾圧され自らを呪い殺す。一部の人間は生き残る道を選ぶが、現代では最盛期ほどの力はない。それでも発言力は失われておらず、国政に助言を施すこともある。現当主は敷麻雛芥子・石楠花姉妹。
二、不退院(ふたいいん)
鎌倉初期に現われた大妖怪“灰燐暁魔”またの名を“廃国蝶々”が人と交わったのが始まりとされる、人あらざる一族。先の大戦にてほとんどの手練が戦死し。衰退の一途を辿る。単純に生物を殺すことにかけては最も長けており、かつては最強の一族とされ、風前の灯の今でも畏怖の対象になっている。現当主、不退院烏森。
三、遠村(とおむら)
平安の結界師の一族。独自の術式を開発し名を馳せる。大戦時、各地に散らばり結界を張るが、大規模空襲に力及ばず滅亡。しかし、国民を護った姿は逸話として残る。
四、久布白(くぶしろ)
祈祷師の一族。霊媒術にも優れ、様々な神事・祭祀に密かに携わってきた。第四代当主は他家と協力し人柱となって、史上最大と伝えられる貞観鬼門を閉じたと伝えられ、日本の歴史の一つの節目に立った一族とされる。〝事件〟以来滅亡に近い状態となっている。現当主、久布白硯。
五、梁夜(はりや)
女系の一族。奇術もしくは神通力(現代でいう超能力)を駆使し、白兵戦や野戦にて活躍した。特に戦績の凄まじかったのは発火能力(パイロキネシス)の梁夜尾鷲や、瞬間移動(テレポウテーション)の梁夜犬千代などの女性だった。しかしその能力のために一族はことごとく激戦地に派遣され、ほとんどは滅亡。傍流の確認作業も現在は凍結している。
六、無傷堂(むしょうどう)
“霧生洞”と呼ばれる大蛇の物の怪を祖とする。基本的に淫蕩かつ他者に非協力的な性格で、政府関係者からはあまりよく思われていない。そんな彼らが護国十家に加入することとなった経緯は謎。日本の妖には珍しく吸血嗜好性を持つ。現在の当主は護国十家中最年少の十三歳の少女。
七、月氏(つきうじ)
月光の力を借りたとされる。系譜は不明。戦国時代以降の信頼できる確認情報がなく、実在すら疑われる。ただ文書にその名が残るのみ。とある文献によると、室町初期、不退院家に勝利したという。ゆえに彼らこそが真に最強の一族だととらえる説もある。
八、桐別(きりべつ)
東北の魔の類。大雪天女やなまはげ伝説の由来の一つとされる。現在でも東北地方のある寒村ではなまはげを演じているらしい。征夷の際やシベリア出兵、酷寒の中国にて猛威を奮った。現当主、桐別梟児。
九、ミョウオンドオリ(みょうおんどおり)
所在不明の夢魔。現実世界には姿を現さず、存在を確かめられるのは夢の中に限定されるが、友好的な一族。歴代天皇との謁見を夢の中にて果たすことは有名。今上天皇も即位した夜、夢の中で会ったと語っている。米軍の極秘資料によると、大戦当時、一夜にして精神異常の見られる兵が百人単位で続出したらしく、一部では単なる精神的な疲労によるものではなく、彼らの仕業ではないかとみられている。現当主、ミョウオンドオリアキナリ(外見は男)※口頭の情報のみにより漢字表記は不明。
十、御楔(みくさび)
四国地方の法力を用いたとされる僧侶の一族。末席とはいえ、名立たる名刹古刹に広く人望があった。しかし、十九世紀に本拠地が大規模な山火事で全焼。その後行方が分からなくなり、現在ではその際に滅亡したという見方が強い。何かしらの力の暴走があったのか、何者かに襲撃されたのか、という火災の原因は分かっていない。