もう僕動く気力がない。どうすればいいのだろう。
今の日常よりみんなが体験してる日常を体験したい。そう思う由紀ちゃんなのでした。
飼育係はもうこりごりだ
今日は、飼育係の当番の僕= 宮内由紀は同じ飼育員のアリグアさんと可愛いうさぎミヤビちゃんのお世話をすることになった。
え~と紹介するとアリグアさんはどっかの国の人らしい。一回聞いたことあるんだけど、
「はぁ?なんで教えないとだめなの?」
っとか言われて僕のガラスの心が砕けた事があるのでこれ以上聞けない・・・。もし出来心で聞いたらまた僕の心が玉砕される。
まぁそんなことは置いといてアリグアさんはなにも言わなくてもミヤビちゃんのお世話を・・・・おおおおお?。
「うさぎってなんか食べたくなるよね?」
WHAT?
なんか僕変な声が聞こえたような気が・・・。
「油に入れたらなんでもおいしくなるから大丈夫よね?」
あの・・・・僕に聞かないで。ってか食べるの!?。食べちゃダメだろ!そんなに腹減ってるんですか!。僕の心の中で叫びは収まらない。僕は今思っている最高の返し方でしゃべった。
「いや、油に入れたからっておいしくなるかはわからないよ」
あれ?
僕も食べる方に回ってないですか?。
だめだ。この人のペースに乗せられてはだめだ。そうだ飼育員らしい事を言おう。
そうだそれしかない!。
「にしてもミヤビちゃんは可愛いね。ねぇアリグアさ・・・・!?」
僕は見てはいけない物をみてしまった。何というかこう・・・。野生のライオンの目をした女の子を見た。それはお昼のお弁当が塩と卵だけと言う貧しい食べ物しか食べれず空腹に耐えている子供のような・・・。
「もういいよね・・・。私我慢したもんね・・・・・。」
いやもっと我慢してください。我慢しないとミヤビちゃんが君の腹の中に入ってしまう。お願いだからそんな残酷な物僕に見せないでくれ。お願いします。
「宮内ちゃんも食べる?」
あの食べるの100%ですか。それだけはお願いだからやめて・・・・。
そうだ。アリグアさんを先に教室に帰らせればいいんだ。そうすれば一時休戦、ミヤビちゃんはお昼の当番中は助かる。でもまてよ・・・・。
学校終わってからが地獄だ・・・。どうすれば・・・・。
「あれ由紀ちゃんえらいね~。由紀ちゃんにがんばったで賞を上げる~。」
まさかその手に・・・その舞の手にあるクッキーは!!!。毒入りクッキーじゃないかあああああ!。
「あ~舞ちゃん僕お腹減ってないから今絶賛お腹空かしてるアリグアちゃんにあげればいいと思うよ」
勝った・・・・。僕は舞のクッキーにもアリグナさんの空腹にも勝った!。これでミヤビちゃんもこれで・・・。
あれ。僕の口の前に舞のクッキーが。
あれ拒否できない。アリグアさああああああん!クッキー食べながら僕も道ずれにしようとするなあああああああああ。
あ、また新しい世界が見える。あれアレグナさん君もこっちの世界に。
僕は1日で二度も別の世界にいける事ができました。それも飼育室の中で。ミヤビちゃんのフンの匂いが唯一のリアルな香りがした。
由紀ちゃんの精神ポイント ―40ポイント。