顎男編
(ちわっす。顎です。小声でお送りします)
(書き方アンソロジーですか。例文が必要ですね)
(ではまず空気の文章を見てみましょう)
>・小説を書く?書かない?
一、趣味
アマチュアなので結局はその域を出ません。
生きがいだとか生活サイクルの一部。というのも大いに結構ですが所詮は趣味です。適度に肩の力を抜いて書いています。
書くということに縛られすぎて書かされている。と言う状態に陥らないのが長く続けていくコツです。
しかし、書きたくなくなれば書かなくてもいいです。なにせ、趣味ですから。
ただし、公開した作品には必ず読者と言う存在が居るのを忘れてはいけません。
(さすが、完結作家は言うことが違いますね。見習いましょう。
俺は肩の力を抜きたくないけど、抜かなきゃならないときがあるので、それが辛いタイプです)
>・プロットは書く?書かない?
お話の大まかな流れや事柄を簡単にまとめたものをプロットと言います。正確には物語を時系列に沿って再構成させたもの。らしいですが難しいことはいりません。
(ここの誤字はわかりやすいですね。
×難しいことはいりません。
○難しいことはわかりません。
誤字はちょろっと読者さんの気力を萎えさせるらしいので注意しましょう)
>一、書く
プロットを書きましょう。
コレは人によって様々。出来事の流れを文章で書いたりやりたいことを目も形式で箇条書きにしてみたり。と様々です。
このプロットの利点は、ある程度物語をまとめやすいと言った利点を持つ反面。流れどおりに行かないと詰まる。もしくはやりたいところとやりたいところの間がスカスカになるという欠点を持ちます。
(なかなかそれっぽいことを言っていますね。スカスカを無理やりくっつけようとすると展開がヘンになったりするので注意が必要です)
>二、書かない
プロットは書きません。
コレは俗に言う見切り発車。です。出来事の流れはそのときの気分によって変わり、やりたい事もすぐに実践します。
この方式の利点は自由に書きやすいということですが、脱線しやすくまとまりにくいと言う欠点もあります。
(思わず惚れてしまう男らしさです。あとさっきからやたらと「。」で区切ってますね。よくわかりませんが誤用ということにしておきましょう)
>三、書いたり書かなかったり
私は要するにこれです。お互いのいい所だけを持ち寄り、流れをスカスカにして箇条書きにします。やりたい事は物語に使うプロットではなく、ネタとして保存しておきます。
(俺はプロットを作らない、ということはないのですが、土壇場で展開をアドリブにすることはあるので、空気タイプに似てるかもしれませんね。また、空気はプロットを「書く」といっていますが、頭の中にイメージとして形があれば、それも立派なプロットと言えるでしょう。俺の場合はヘタに文章にすると文章がへたくそすぎて後日プロットのイメージがよくわからなくなったりします)
>・これで出来た?出来てない?
一、出来た
間違いです。出来たと思っているだけです。書き上げたテンションで自分の文章がすばらしく輝いて見えるだけなのです。一度冷静になりましょう。
(書き上げた直後の空気に、自作のどのへんが輝いてるのか聞いてみたいですね。とても興味深いテーマ)
>二、出来てない
正解です。一度パンのように寝かせましょう。一週間程度がいいらしいですが、私は一日程度で起こします。
起こす。と言うのは文章を読み直し、考える。つまり推敲をする。と言う事になります。この工程が文章を書くといったプロセスの中で最も重要といえます。誤字はないか。どこか抜けていないか。よりよい表現の方法はないか。それを模索します。
(一日寝かせて美味しくなるのはカレーだけだと言っておこう!
俺の場合は、最終更新分から三話程度ストックしておき、二、三日ペースでうpして崩していきながら、その間に先を書きつつストックを手直ししつつ、です。それ以上の話数をストックするとなぜかうまくいきません。推敲に関してはうp前にももちろんやりますが、うp後も思いついたらガリガリ書き換えてます)
>三、やっと出来た
残念です。またも間違いです。その文章はあなたが推敲してそのテンションですばらしく輝いて見えるだけなのです。もう一度寝かしてから推敲しましょう。
(ナチュラルにイラッとくる名文ですね。野郎、天才としか言いようがありません。
なお、推敲以前に出だしからまるっと書き直した方がいい場合もあります。
俺がいまニノベで連載してるやつは、一話をうpした後に全キャラ名前変更、ポジション変更、エンディング変更した末に第一話を破棄してます。
もったいないから、せっかく書いたから、と思ってもゴミだと思ったらポイしてみるのもカッコイイかも。俺のUSBの中にはアナザーシナリオのシマウマがゴロゴロしてたり。八木って仲間になるはずだったんだぜ?)
>四、じゃあいつ出来るのさ
出来ません。
結局は人間は成長するものですので、いつかは昔の文章よりよかったと思える文章が書けるようになります。ならなければ終わりではなく勘違いです。
故に推敲は終わりません。ただ、一般の目安としては三回程度がよいといわれています。
練りすぎたハンバーグはおいしくありませんのでほどほどに。
(うまいこと言ってやったぜ、ハンバーグだけにな!←空気の心の声
ちなみに俺は、執筆は精神状態によるものがデカイと思ってるので、
歳とる前に書かなければならないモノもある、と思ってるクチです。
人生の酸いも甘いも知ってしまったン年後の俺にシマウマを書くことはできないでしょう。
そう思ったからセンター試験の日に必死こいて麻雀牌並べてたわけです。まさか英語が120点いかないとはねえ。
推敲は三回程度、まァ人によると思いますが、空気の文章を俺が見て突っ込みいれた後の推敲回数は三回どころじゃなかったことをリークしておきます)
>・その他
一、FAが欲しい
FAはファンアートです。つまり、ファンのアートなのです。設定資料など書かなくてもファンなら描いてくれます。
(つまり、がつまってないところが空気先生の固有の空気……ハッ、俺はとんでもねえことに気づいてしまっただよ。
俺がすべっても悪いのはぜんぶ空気だからね)
>二、コメント
もらえないのが当たり前です。耐え忍びましょう。
もらっても「これだけしかもらえなかったわー」みたいなことは言わないように。どこからともなくパンチが飛んできます。
(向上心があるのはいいことです。ドンドンコメントをもらえるように頑張りましょう。耐え忍んでたらラチがあきません。
「もしかして……読者いないんじゃね?」と思ったら自薦するなり絵師にメッセ送って無理やりトップ絵を書かせましょう。
あの日から、とりっきーと連絡がとれません)
>三、ツール
VerticalEditorと言う縦書き可能ソフトを使っています。このソフトは一ページあたりの行数や折り返し文字数を自由に設定でき、投稿用にも便利です。
(しかしメモ帳に移して新都社にうpすると、なぜか文頭の空白が半角空白二個になっててデッコボコになってたりします。VEは印刷やルビ振りには向いているでしょう。ノーパソだと電撃投稿用のスタイルで一行がおさまりきらずにスクロールバーが発生してしまうという報告もあります)
>四、上達法
書く。読む。そしてパクリましょう。
絵だって模写から始まることもあるのでいいものは自分のものにしていくといいです。あとは数をこなすことです。多く読めばそれだけ表現と語彙が広がり、多く書けばそれだけ自分を理解して最適化できます。
(パクリ元がなんなのか原型も残ってない話を書いてしまえるあたり、なんだかんだで空気はやる男です)
>五、コナン=真一
おっと、誰かが来たようだ……。
(ツッコミ待ちです。この扇風機はスルーが弱点武器です。果敢に腹のファンを痛めつけてやりましょう)
いかがだったでしょうか?
空気の文章をベースにして、二人の書き方の比較ができたのではないでしょうか。
俺と空気はタイプが根底から違うので(どちらが優れているということではなく)見比べてみるとなかなか面白いと思います。
なんかのお役に立ったら光栄です。では。