切開
2010.09.26 曇
私の会話を始めるにあたって
二人の姉妹に話をつけた
片方はそれで良いと言い
もう一人は止めておけといった
彼女らは優しいけれども
死が訪れるその前に
私は灰になるだろう
止まらない性欲を抱えて生きるくらいなら
手を合わせて安らかな生を生きていきたい
苦痛が安らぎ
あなたの手足が自由になりますように
物語はここから始まるのだから
私の会話を始めるにあたって
二人の姉妹に話をつけた
片方はそれで良いと言い
もう一人は止めておけといった
彼女らは優しいけれども
死が訪れるその前に
私は灰になるだろう
止まらない性欲を抱えて生きるくらいなら
手を合わせて安らかな生を生きていきたい
苦痛が安らぎ
あなたの手足が自由になりますように
物語はここから始まるのだから
2010.09.26 21:56
悲しい会話はやめておこう
あなたが悲しんでいたとしても
私が悲しむ理由にはならない
孤独は辛く寂しいけれども
私が死の淵に立たされることによって
それを知ることなど出来やしない
私は後悔が恐ろしい
絶望のうちに死んでゆくことが
その細い手足は簡単に抜け落ちてしまうから
あなたはうまく生きるのでしょう
私は恐怖のうちにもがいている
正直になりたい
悲しい会話はやめておこう
あなたが悲しんでいたとしても
私が悲しむ理由にはならない
孤独は辛く寂しいけれども
私が死の淵に立たされることによって
それを知ることなど出来やしない
私は後悔が恐ろしい
絶望のうちに死んでゆくことが
その細い手足は簡単に抜け落ちてしまうから
あなたはうまく生きるのでしょう
私は恐怖のうちにもがいている
正直になりたい
2010.09.24 06:06
薄く広がった不安が
あなたに全てを託すことで
和らぐというのなら
揺れる心を
怠惰な思考が奪い
祈ることを忘れる
精神と肉体の改造は
私に何をもたらした?
力を取り戻そう
忘れた物を思い出すために
過去にはとらわれず
最も良いことをしよう
神様
薄く広がった不安が
あなたに全てを託すことで
和らぐというのなら
揺れる心を
怠惰な思考が奪い
祈ることを忘れる
精神と肉体の改造は
私に何をもたらした?
力を取り戻そう
忘れた物を思い出すために
過去にはとらわれず
最も良いことをしよう
神様
2010.09.27 22:42
雨が降って
私は帰ってきた
繋がりが欲しくて
近づきたいと思うかわりに
私は孤独なんだと信じる
とても悪い子
臓物はきっと真っ黒で
誰も見向きもしないから
結婚する友人から手紙が届いたけれども
開ける気力すら残っていない
雨が降って
私は帰ってきた
繋がりが欲しくて
近づきたいと思うかわりに
私は孤独なんだと信じる
とても悪い子
臓物はきっと真っ黒で
誰も見向きもしないから
結婚する友人から手紙が届いたけれども
開ける気力すら残っていない
2010.09.28 19:05
空気を逃がすために窓を開けた
悪い思い出を置いていくために引っ越す
生物は少ないほうが良い
そのほうが簡単だから
苦痛が無かったら
湧いてくる物も無いから
もういいやと思って
何もしないことになる
そんな毎日がつまらないと思うから
私は皮膚に傷を付ける
どうやって生きていくべきだろうか?
目的も理由もこんがらがってしまって
何がしたいのか分からなくなってる
空気を逃がすために窓を開けた
悪い思い出を置いていくために引っ越す
生物は少ないほうが良い
そのほうが簡単だから
苦痛が無かったら
湧いてくる物も無いから
もういいやと思って
何もしないことになる
そんな毎日がつまらないと思うから
私は皮膚に傷を付ける
どうやって生きていくべきだろうか?
目的も理由もこんがらがってしまって
何がしたいのか分からなくなってる
2010.09.28 21:07
そういえば最近ほめられてないな
何のためにこんなことしてるんだろう
足りないのは何か他のことに思える
求められていないことをやったって仕方ない
何がして欲しいの?
私はここから出て行くことにした
分からないときはもがけばいいんだ
死んでいくのを眺めてるだけなんて
なんて悪趣味
さて荷物をまとめよう
そういえば最近ほめられてないな
何のためにこんなことしてるんだろう
足りないのは何か他のことに思える
求められていないことをやったって仕方ない
何がして欲しいの?
私はここから出て行くことにした
分からないときはもがけばいいんだ
死んでいくのを眺めてるだけなんて
なんて悪趣味
さて荷物をまとめよう
2010.09.29 17:45
荷物をまとめながら
忘れるのは思い出
明日が来るんだったら
迎える準備をしておかなくちゃ
私が恐れている恐ろしいものは
私が思う私の恐ろしさだから
結局怖いのは
私が思いつく限り一番怖いもの
この閉塞から逃れるためには
全部捨ててしまおう
窓を開ければ
きっと涼しい風が入ってくる
荷物をまとめながら
忘れるのは思い出
明日が来るんだったら
迎える準備をしておかなくちゃ
私が恐れている恐ろしいものは
私が思う私の恐ろしさだから
結局怖いのは
私が思いつく限り一番怖いもの
この閉塞から逃れるためには
全部捨ててしまおう
窓を開ければ
きっと涼しい風が入ってくる