作品名 ダークシャドゥ
作者名 君と銀河
画力 ★★☆☆☆
物語 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆ 可
ヒーローギャグもの。
コマ割りを廃し、コマを縦にならべるという手法をとっている。
パソコンの画面で漫画を読む場合、『ページをめくることの楽しさ』が出にくく、
こういう表現方法のほうが、意外と読みやすかったりする。
サックリと読める良作。
ただし、この手法は読みやすいだけで、技術の向上には繋がらないので本人のためにはならないかも。
絵は見やすく、なかなかに手馴れた感じ。
ただ構成上、コマ割りと画面構成を放棄しているので画力は星二つとさせてもらいました。
物語はこの手のヒーローギャグものの王道…かな?
ときどきクスリとさせられるブラックなギャグは、好みが分かれるかもしれませんが私は好きです。
難点を挙げるとすれば、字が手書きである点。
残念なことに読みにくい箇所がいくつかあり、テンポよく読めるようコマ割りを捨てた構成であるにもかかわらず、
何度か手が止まりました。
写植は確かに面倒なのですが、やはり読者をつけようと思ったら、
字が読みにくいというのは、大きなマイナスであるように思います。
すでに完結しており、内容もそれほど長編というわけではないので、
何を読もうか?と迷っている時間があるなら、これを読むといいかもしれません。
【URL 】http://neetsha.com/inside/main.php?id=977
【評者】佐々木 書庫