[1178]

RM307 : 2021/05/29(Sat) 00:00 [URL]


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「毒」
子どもの頃、両親の言い争いが始まった時に逃げ込んでいた祖母の部屋。
そこで祖母は、古いラジオの中に隠していた小さな陶器を取り出し、中の粉をそっと湯飲みに入れていた。
それが何か美緒が訊くと、祖母は毒だと答えた。年を取ると口寂しくなって、こういうものが必要になるのだと。
十数年が経ち、亡くなった祖母の葬式の為に美緒は実家に帰る。祖母の部屋には、あの古いラジオが遺されていた。
https://neetsha.jp/inside/comic.php?id=8494

十年前に初めてお贈りしたFAをリメイクしました。
久しぶりに読み返して、つばき作品には珍しく三人称視点だと今さら気づきました。
同時期に書かれた「光るためにはうってつけの日」もそうでしたが、何か意味があるのでしょうか。
それとお通夜で女性陣が忙しく働き男性陣がお酒を飲んでいるくだりも、経験を元に書かれたのかなと今年の1月のツイートを思い出して感じました。
枝葉にばかり言及していますが、やっぱりつばき先生の文章を読むのは楽しくて、改めてこの作品に出逢えて良かったです。

あとラジオといえば、以前聴いていると仰っていた番組も知りたいです。


[1179] Re: 毒 : 名無しさん : 2021/05/29(Sat) 07:00

むほほこれはエロいですぞ


[2335] 灯台守 : RM307 : 2022/05/29(Sun) 00:00 [URL]

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>>1178の「毒」のリンクはこちらです。
https://neetsha.jp/inside/comic.php?id=9310&page=27

>>1179
統合ログにsage機能が無く、自分のレスでageてしまうと申し訳無いとなかなか返信できずすみませんでした!
遅くなりましたが、ご感想をありがとうございました!!!お褒めいただけてとても嬉しかったです!!!

「灯台守」
読ませていただいてからちょうど十年だったので再読しました。
灯台守の家族の暖かさを前にして去る水夫、彼女が主人公のマンションの明かりを見上げていた話、その後の主人公との会話には改めて惹き込まれました。とても好きです。
特に彼女の話は当時の、そして近年の自分にも当てはまり、大変共感しました。きっとこれからの僕も彼女のように生き、水夫のように死んでいくのだろうなと思います。だからこそ、彼女には元気になって幸せに生き続けて欲しいと強く願いました。
まったく異なる人生を歩んできたのになぜか共感を呼ぶ、つばき先生の文章はやっぱり魅力的だなと思います。ココロに残る貴重な作品を読ませてくださり、本当にありがとうございました!